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広告と芸能人の関係 2017/05/26 | マーケティング全般

広告

 

こんにちは。

アライブ株式会社 代表の三輪です。

 

日本で広く認知度を上げていく広告について考えていくと
芸能人の起用が思い浮かんできます。
テレビCMも電車での中吊り広告でもたくさんの芸能人を使った広告を目にします。
愛知トヨタの広告はSKE48を起用していますが、
僕からすると「車と何の関係があるの??」と思えてしまうし、
中日新聞の広告は「遼河 はるひ」さんや「杉咲花」さんを起用して
それでどうやって購読率を増やすのと思えてしまいます。
しかし、大手企業の広告や認知度を一気に上げていく広告には
ほとんど芸能人が使われています。

 

かたやアメリカの広告だとほとんど芸能人を起用しておらず、
それよりもその商品やサービスを訴求するための広告が多くあります。
なぜ日本とアメリカではこのような違いが生まれるのでしょうか?

 

その理由は、芸能人がどこでマネタイズとしているか
ということを考えていくと分かります。
芸能人はグラビアやドラマ、バラエティの出演、ヒット曲などで有名になっていきますが、
そこまでの道のりは厳しく、簡単になることはできません。
一握りの芸能人しかその域に到達することができません。
そして、ついに有名になったとしても、ドラマやヒット曲だと
マネタイズ(儲けること)としては非効率なのです。
ドラマであれば数ヶ月間拘束されますし、
曲作りも時間がかかる上に売れるかどうかは分かりません。
バラエティは毎回出演しないといけません。

 

その中でCMに起用されるというのはうまみがあるのです。
制作のための拘束時間が短い割に良いギャラをもらうことができます。
何本もCMに起用されれば、ドラマなどに出演するよりも
手早く稼ぐことができます。

 

企業側もその芸能人が時間をかけて作ってきた認知度や好感度を
自社の商品やサービスに結びつけて広告をしかけていきたいのです。
互いのニーズが一致しているので、日本ではこのモデルが浸透しているのではと思います。

 

最近不倫などのスキャンダルでたくさんの芸能人が謝罪をしていますが、
別に一般消費者に彼らは迷惑をかけたわけではなく、
彼らのプライベートの問題なので一般消費者に謝る必要はないと僕は思っています。
しかし、広告に起用した企業は、「彼らの好感度や認知度にお金を払っている」ので
彼らには謝罪はしてもいいのかもしれません。

 

アメリカがなぜ芸能人を起用しないのかという理由はいくつか考えられますが、
芸能人の認知度や好感度を利用することは本質的ではないということ、
プロフェッショナル意識の高いアメリカは、
俳優、ミュージシャン、コメディアン、モデルは自分たちの本業を大切にしていること、
そもそもアメリカの芸能人たちは広告に出演できるようなギャラではないこと、
広告に芸能人を起用した場合、費用対効果が合わないと判断しているということ
などではないかと思います。

(余談ですが、アメリカの芸能人はは、日本のように容姿だけで芸能界に入って、その後でキャリアを考えるというよりは自分は映画俳優か、テレビ俳優か、モデルかなどを先に専門を決めて、その道を突き詰めていくイメージです。就職後に自分が何になりたいかを考える日本学生と、大学の頃から専門を決めて自分のキャリアを考えてくアメリカの学生との差とも似ています。)

 

そしてまた、「芸能人の好感度を利用して、商品やサービスに良いイメージを持ってもらう」とい
う手法はくやしいですが、日本では効果が高いと思われます。
僕も消費者目線でそういった広告を見たときに、その商品の強みは分かりませんが、
良いイメージを持ってしまいますし、目を引くのは確かです。
日本人の広告を見るマインドに今までのやり方が刷り込まれていると思います。
多分、アメリカでは広告として上手くいかないので普及していないのではと思います。
(ベトナムでは多分日本と同じやり方になっていくような気がします。)

 

ということで、今回はなぜ広告に芸能人を起用するのかを考えてみました。
もっと認知を上げるにはと思うと、僕でもどうしても芸能人起用を考えてしまいますが、
そうではなく、もっと本質的な広告を作っていけないのかを
アライブは考えていければと思います。

 

 

 

 

 

 

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