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コラム記事の作成はじめ方ガイド|テーマの決め方から作成まで

2026/05/26 | コンテンツマーケティング

中野 佑也

Writer中野 佑也

Web Marketer

コラム記事の作成を任されたものの、「まず何から始めればいいんだろう?」と手が止まっていませんか?テーマ選び、構成づくり、情報収集、文章化……やることが多そうに見えて、最初の一歩がいちばん難しいものです。

このページでは、企業のコラム記事を書くときに最初に押さえるべき考え方と、迷わず進めるための基本の手順を整理しました。センスや経験に頼らなくても、「コラム記事を書くならまずはここから!」という順番で進められるように解説していきます。

コラム記事を作成する目的

コラム記事は「とりあえず更新するための文章」ではなく、事業成果につなげるためのコンテンツです。まず最初に、この記事の目的として、どんな役割を担わせるのかを明確にします。

目的は大きくわけて以下の2つです。

 

  • 集客(SEO対策):検索ニーズに応える記事を用意し、新規ユーザーとの接点を増やす
  • エンゲージメント(サイト回遊→CV):訪問してくれた人が次の行動(問い合わせ・資料請求・購入など)に進みやすい状態をつくる

 

SEO対策を優先しがちですが、検索上位を取ること自体がゴールではありません。読者が知りたい情報を過不足なく提供し、納得感を持って次のページへ進める(または相談したくなる)設計にすることが重要です。

 

コラム記事作成の流れ

コラム制作は、センスよりも手順で再現できます。基本の流れはシンプルで、次の2段階です。

 

  1. テーマを決める(勝てる論点を選ぶ)
  2. 記事を作成する(読者が理解し、行動できる形にする)

 

この2つを「行ったり来たり」しながら精度を上げます。筆者の経験では、テーマを固めきってから書き始めるよりも、仮で書き出してみて、途中でテーマや切り口を微調整するほうが実務では早く仕上がることも多いです。

 

コラム記事のテーマを決める

テーマ選びで迷ったときは、まずは次の3つの出発点が有効です。いずれも「自社が語れること」と「読者が検索すること」から検討します。

 

  • 現在サイトで公開している記事から考える(伸ばせる領域を特定する)
  • 自社の事業やサービス内容から考える(強みが出るテーマを選ぶ)
  • サイトに流入している検索キーワードから考える(需要があるのに取り切れていない領域を狙う)

 

① 現在サイトで公開している記事から考える

すでに公開している記事は、テーマの宝庫です。特に次の観点で棚卸しをすると、改善の余地が見つかります。

 

  • 似たテーマの記事が複数あり、内容が重複している(統合・再編集で品質を上げられる)
  • 重要な記事なのに情報が古い(アップデートで評価が戻る可能性がある)
  • 入口記事はあるが、次に読むべき記事がない(回遊設計が弱い)

 

既存記事を起点にするメリットは、ゼロから考えるよりもスピードが出ることです。「このページを強くしたい」「このカテゴリを育てたい」という意図がはっきりしていれば、テーマの判断もブレにくくなります。

 

② 自社の事業やサービス内容から考える

自社の提供価値や支援領域からテーマを決めると、商談・問い合わせにつながりやすい記事になります。ポイントは、サービス紹介に直行するのではなく、読者の検討プロセスに沿ってテーマを置くことです。

例としては、以下のような型が使えます。

 

  • 課題解決型:〜で困ったときの原因と対策
  • 比較検討型:AとBの違い、選び方の基準
  • 失敗回避型:よくある落とし穴、注意点、チェックリスト
  • 導入プロセス型:進め方、必要な準備、体制づくり

 

自社の経験や事例がある領域は、後述するE‑E‑A‑T(経験・専門性・権威性・信頼性)にもつながるため、優先度が高いテーマになりやすいです。

 

③ サイトに流入している検索キーワードから考える

検索キーワード起点は、需要を把握しやすいのが強みです。特に「流入を増やしたいのに取り切れていないキーワード」を見つけられると、記事テーマが成果に直結しやすくなります。

サーチコンソール(Google Search Console)を使えば、自社サイトが検索結果でどんなキーワードで表示され、どれくらいクリックされているか(表示回数・クリック数・CTR・平均掲載順位)を確認できます。中でも「表示回数は多いのにクリック率が低い」クエリは、改善余地が大きい“狙い目”です。

 

▼ サーチコンソールで、狙うキーワードを確認する手順

  • サーチコンソールで、表示回数は多いのにクリック率が低いクエリを探す
  • 平均掲載順位が11〜20位あたりのクエリを優先する(改善余地が大きい)
  • 意図が曖昧なキーワードは、想定読者を絞って記事の切り口で勝負する

 

キーワードを選ぶときは、検索ボリュームだけで判断しないのがコツです。自社のサービスと関係が薄いキーワードを取っても、読者の満足度やCVにはつながりにくいからです。「そのキーワードで来た人は、最終的に何を知りたいのか」を想像し、記事のゴール(読後の状態)を合わせましょう。

 

その他、テーマ決定のヒント

また、上の3つで決めきれない場合は、次の観点もテーマのヒントになります。

 

  • 営業・CSの問い合わせから考える(商談でよく聞かれる質問/失注理由/比較検討の論点)
  • 既存顧客の導入プロセスから考える(導入前後で何が変わったか/つまずき/成果が出る条件)
  • 社内資料から考える(提案資料・FAQ・手順書など、すでに説明に使っている資産)
  • 競合・代替手段から考える(比較・選び方・向き不向き)
  • 季節性・制度改正・トレンドから考える(公開タイミングによっては伸びやすい)

 

コラム記事作成時に押さえたい3つのポイント

ここから記事本文の作成をしていきます。記事の品質を底上げするために、最低限押さえておきたいポイントは次の3つです。

 

  • 検索上位の記事の内容を押さえる
  • 「関連する質問」を押さえる
  • E‑E‑A‑Tを押さえる

 

ここを外すと、どれだけ文章が丁寧でも「検索ニーズに対する回答として弱い」「読者の不安が解消されない」「信頼が積み上がらない」といった状態になりやすいです。

 

① 検索上位の記事の内容を押さえる

まずは想定する検索キーワードで検索し、上位記事を確認して、共通して扱われている論点を把握します。

 

  • 何が定義されているか(用語・前提)
  • どんな比較軸が使われているか
  • 読者がつまずくポイントがどこか
  • 具体例や手順があるか

 

これはあくまで、読者がそのテーマで知りたい“必須要素”を漏れなく押さえるための作業です。後述しますが、他社記事をそのまま模倣するとサイトの評価が下がる可能性があるため、注意が必要です。

上位記事を読んだうえで、次に考えるべきは「自社ならではの追加価値」です。例えば、現場でよくある失敗、支援時のチェックポイント、導入事例、判断の基準など、経験に基づく情報は読み手の理解を一段深めます。

 

② 「関連する質問」を押さえる

検索結果には「他の人はこちらも質問」など、関連質問が表示されることがあります。ここには、読者が本当に気にしている不安や疑問が凝縮されています。

記事内で関連質問に先回りして答えると、次のような効果があります。

 

  • 読者が途中離脱しにくくなる(疑問が解消される)
  • 追加で検索する必要がなくなる(満足度が上がる)
  • 記事の網羅性が高まり、評価されやすくなる

 

すべてに答える必要はありませんが、記事の目的に直結する質問は優先的に拾いましょう。見出し(H2/H3)として採用するか、本文中の補足として短く回答するだけでも十分です。

 

③ E-E-A-Tを押さえる

E‑E‑A‑Tとは、Googleが検索品質評価の考え方として示している 「良い情報かどうか(信頼できるかどうか)」を判断するための要素です。E‑E‑A‑Tが直接点数化されるわけではありませんが、検索で評価されやすい(=上がりやすい/落ちにくい)記事の条件に強く関係するため、考慮すべきポイントです。

各要素とそれに対するアクション例は以下になります。

 

  • 経験(Experience):一次情報(実務の手順・検証・事例)を入れる
  • 専門性(Expertise):用語定義や判断基準を具体的に書く
  • 権威性(Authoritativeness):実績や公的データの引用など、根拠を示す(出典明記)
  • 信頼性(Trustworthiness):誇張しない/前提や例外を書く/更新日・体制を明記する

 

作成時の注意事項

競合の記事の内容をマネしただけの記事は、コピーコンテンツとみなされ、検索エンジンからの評価が下がる可能性があります。さらに、評価が下がるのは記事単体にとどまらず、サイト全体の信頼性に影響するケースもあります。

そのため、コラム記事を作成するときは、必ず「自社ならではの見解」や「現場の導入事例(一般化した形でも可)」を含め、オリジナルコンテンツへと昇華させることが大切です。具体的には、次のような要素が入るだけでも独自性が強まります。

 

  • 実務でよく起きる失敗と、その回避策
  • 判断に迷ったときのチェックリスト
  • 施策の優先順位の付け方
  • 自社が支援する中で見えてきた“パターン”

 

また、読みやすさの観点では、1文を長くしすぎない、段落を適度に切る、要点は箇条書きにする、といった基本も重要です。伝えたいことが多いときほど、読み手の負荷を下げる工夫が成果に直結します。

 

記事作成に行き詰まったら

「テーマは決まっているのに書き進められない」「上位記事を見ても差別化の方向性が定まらない」といった悩みは珍しくありません。そんなときは、構成の妥当性や論点の抜け漏れ、CVにつなげる導線設計などを第三者視点で整理すると一気に前に進むことがあります。

アライブではコラム制作をはじめ、マーケティング全般の支援を行っています。ご状況に合わせた方向性の整理や改善案のご提案も可能ですので、まずはお気軽にご相談ください。

中野 佑也

Writer中野 佑也

Web Marketer ブログ プロフィール

大学時代は部員200人超のダンスサークルに所属し、J-POP限定のダンスバトルを主催するなどダンスや音楽に熱い想いを持っている。 卒業後は大手SIerに入社。自動車メーカーのサイバーセキュリティ部門にてインシデント対応や、RPAツールを活用した業務自動化の推進をする。
他方でプログラミングやデータ分析、Salesforceの資格取得など自己研鑽を積みながら、より会社の売上や結果に直接貢献する仕事がしたいと考え、Webマーケターに転身。データと分析によって裏打ちされた的確な施策立案、課題の本質を見極める思考を得意としています。
休日は家で本を読むなどゆっくり過ごすことが好き。

【保有資格】
・Salesforce 認定 Marketing Cloud Account Engagement スペシャリスト
・Salesforce 認定アドミニストレーター
・Google アナリティクス認定資格

大学時代は部員200人超のダンスサークルに所属し、J-POP限定のダンスバトルを主催するなどダンスや音楽に熱い想いを持っている。 卒業後は大手SIerに入社。自動車メーカーのサイバーセキュリティ部門にてインシデント対応や、RPAツールを活用した業務自動化の推進をする。
他方でプログラミングやデータ分析、Salesforceの資格取得など自己研鑽を積みながら、より会社の売上や結果に直接貢献する仕事がしたいと考え、Webマーケターに転身。データと分析によって裏打ちされた的確な施策立案、課題の本質を見極める思考を得意としています。
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