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自社の見込客向けにブログを書くための3つのSTEP。ネタ切れに悩まない方法も解説。
自社サイトへの集客を目的としてブログを活用したコンテンツマーケティングを行う企業はますます増えています。
その一方、市場ではマーケター人材が不足しており、せっかくコンテンツマーケティングの取り組みを開始しても
- SEO用の記事は書けるが見込客向けの記事となると知見が薄い
- 何を書いたら良いのかアイディアが浮かばない
- 記事構成のうまい展開方法がわからない
といった課題を抱えている企業様もいらっしゃるのではないかと思います。
そこで今回は自社の見込客向けにブログを書くコツについて紹介していきます。
具体的には
- 見込客に刺さる記事を書くための具体的な手順
- ネタ不足に困らないための上手な記事の展開方法
などその日からすぐに実務に活かせるような内容をお届けします。
この記事をお読みいただくことで、SEO向けの記事と見込客向けの記事の違いを体系的に理解し、コンテンツマーケティングの質を向上させる具体的な流れを掴めるようになります。ぜひ最後までご覧ください。
マーケティングにおける見込客とは?
マーケティングにおける見込客とは「自社ブランドに興味や関心を持っているが、まだ製品やサービスの購入に至っていない顧客層」のことを指します。
これらの見込客は、デジタルマーケティング戦略の中でも非常に重要な役割を果たしています。
見込客はすでに自社ブランドの存在を認知しており、ある程度の情報を持っていますが、まだ購入や取引の段階には至っていません。
さまざまなマーケティング施策を通じて、これらの見込客にブランドへの興味や関心から具体的な行動に移すための適切な刺激や情報提供を行います。
この記事ではコンテンツマーケティングに焦点を当て、見込客向けのブログ記事の書き方を解説していきます。
“SEO用の記事”と”見込客向けの記事”の違い
ブログ記事は主にSEO用の記事と見込客向けの記事の2つのタイプがありますが、それぞれの目的と特徴が異なるため本題に入る前に解説します。
SEO用のブログ記事
SEO(検索エンジン最適化)用の記事は、検索エンジンでの表示ランキングを向上させ、ブログ記事をきっかけに新しい客層にブランド認知を広げることを主目的としています。
つまり主要なターゲット層となるのは「自社ブランドのことをまだ認知してない潜在層」です。
そのため、記事を作成する際は検索されやすいキーワードの選定や検索エンジンに評価されやすい情報要素が重視されます。
例えば、名古屋駅前の不動産屋さんが、自社サイトのブログで駅周辺の美味しいレストランの情報や、便利なお買い物スポットの紹介をブログで発信していたとしましょう。
直接取り扱い物件を紹介するわけではないですが、名古屋駅周辺への引っ越しを検討していて生活環境が知りたい人はこのブログをきっかけにその不動産屋さんの存在を知ることになります。
これがSEO記事の主な役割です。
見込客向けのブログ記事
見込客向けのブログ記事の主な目的は、ブランドイメージの向上や、ブランドや商品に関する興味関心の促進、購入や問い合わせへの誘導です。
前述の通り、自社ブランドに興味や関心を持っているが、まだ製品やサービスの購入に至っていない見込客に対して、ブログ記事を通じて購買意欲を掻き立てていくのです。
具体的な作り込みのステップは後述しますが、見込客がターゲットとなるので、無料会員向けのメルマガやSNSのフォロワーへの発信を活用してアプローチしていくケースが多いです。
SEO用と見込客向けブログの目的の違いを理解し、それぞれの目的に応じて記事を作成することで、効果的なコンテンツマーケティングを実現できます。
次の章からは見込客向けのブログを書く具体的な手順とコツを3つのSTEPで解説します。
STEP1:まずは見込客に何をして欲しいのかを明確に設定する
成果につながる見込客向けの記事を作成するためには、まずは見込客に何をして欲しいのか、ゴールを明確に設定することが重要です。
見込客に求めるゴールは、例えば以下のようなものが挙げられます。
- 問い合わせや資料請求をして欲しい
- 商品を購入して欲しい
- 自社のブランド価値を知って欲しい
このゴール設定次第で見込客が必要とする情報が異なり、記事でアプローチする内容も変わってきます。
STEP2:見込客が求める情報に合ったコンテンツを書く
1.問い合わせや資料請求をして欲しい場合
問い合わせや資料請求をするということは、おそらくこれは比較検討が必要な商品やサービスでしょう。BtoB商品の場合や高額商品の場合が多いと思います。
このケースで見込客が求めるのは「この商品は他のものと比べてどこが優れているのか?」という情報です。
ですので、比較検討をした上で自社の商品をあえて選んで問い合わせをしてもらうには、競合他社との独自性や機能優位性などをアピールする記事が有効です。
例えば、
- 自社の商品だけが持つ独自性を紹介する記事
- 既存のお客様がなぜ自社の商品を選んだのかを語るインタビュー記事
などは比較的アイディアも出しやすいですし、インタビュー相手を複数の人に広げることで記事の横展開が容易にできるので書きやすいと思います。
2.商品を購入して欲しい場合
記事を読んでそのままオンライン上で直接購入ができる商品はBtoC向けの商品であることが多く、検討時間も短いケースが一般的です。
このケースで見込客は、以下のような商品の購入判断のため情報を求めます。
- 使うとどのようなベネフィットがあるのか?
- どう使えばよいのか?
- 他の人が使ってみた感想はどうだろう?
これらのニーズに応える「商品の特徴や利用ベネフィットにフォーカスした記事」や「実際の利用者の評価やコメントを紹介する記事」などが有効です。
購入への抵抗を取り除くために、返品ルールなど自社のサポート体制に触れた記事を書くのも良いと思います。
そして記事の最後に期間限定オファーなどを訴求し、商品購入画面への動線を設けてそこに誘導していくのです。
3.自社のブランド価値を知って欲しい場合
見込客が自社のブランドを好きになってくれるかは、そのブランドが生み出す価値に共感し、愛着を持ってくれるかが鍵になります。
それを実現するためには、ブランドや商品自体が持つ機能的価値はもちろんですが、情緒に訴えかけるコンテンツの方がより読者の心に刺さります。
記事の例を挙げると
- ブランドの誕生秘話や歴史
- 開発者の想いやこだわり
- 企業が事業を通じて実現したいこと
- 企業が生み出す社会的価値
などを題材にした記事などが有効です。
上の2つと重なりますが、実際の顧客からの評判や実績などは、コンテンツの主旨を変えることでブランド価値を伝えることにも活用できます。
以上3点のように見込客がゴールに辿り着くために必要な情報をあらかじめ整理した上で、それに沿った記事を作成することで効果的な見込客向けブログを構築できるようになります。
期待する行動に応じて適切なアプローチを選択し、見込客の興味・関心を引き付けるコンテンツを作成しましょう。
STEP3:記事のコンテンツを縦・横に展開していく
コンテンツマーケティングは開始最初は記事のアイディアがすっと浮かんでくるものの、続けていくと必ずいつかネタが尽きてきます。
見込客向けのコンテンツマーケティングにおいて、記事ネタのアイディアを継続的に生み出すためには、「縦に深掘りする方法」と「横に広げる方法」の両方を組み合わせることが効果的です。具体例を挙げて解説します。
◼︎ 縦に深掘りする
1つのトピックや課題に対してさまざまな角度から詳細に解説することで、より深い理解を促すコンテンツを作成します。これにより、見込客の興味・関心を一層引き立てることができるようになります。
食品製造業の場合で例えるなら、特定の商品(例:オーガニックコーヒー)に注目し、原料の栽培方法、品質管理、焙煎プロセスなど、製造工程の各段階についてより詳しく解説することで、その商品への理解や共感を深めることができます。
また、我々のようなデジタルマーケティング事業の場合で例えみましょう。
WEB広告の始め方の記事を1つ作成して、そのあとは同じく「WEB広告運用時のターゲットの設定方法」や、「目を引く広告文の作り方」、「データの分析方法」など1つのトピックに対してより詳細な解説を重ねていくことで、記事ネタを継続的に生み出すことができます。
◼︎ 横に広げる
1つのトピックに対して、関連する他のトピックやカテゴリを次々と取り上げることで、見込客の幅広い関心にアプローチするコンテンツを提供します。
1人の見込客が「Aのことは理解したけど、Bはどうなのかな?」という関心の広さを網羅的に情報提供することで満たしていくのです。
前述と同様に食品製造業の場合で例えるなら、オーガニックコーヒーの記事を1つ書いたら、それ以外の取り扱い商品(例:オーガニック紅茶、オーガニックチョコレート)にも触れ、それぞれの商品の特徴や製造工程について紹介していきます。
マーケティング事業の場合で例えるなら、1つのWEB広告関連の記事に対して、次はSNSマーケティングや、SEOなど他のマーケティング手法に展開していくことで、見込客の幅広い興味を網羅した情報提供が可能になります。
このように、縦への展開と、横への展開を組み合わせながら記事ネタを構成することで、アイディアの枯渇に悩むこともなくなりますし、見込客の興味・関心を網羅的に満たせるブログを作成できるようになります。
まとめ
今回は自社の見込客向けにブログを書くコツを、記事のアイディア展開のポイントと共に解説しました。いかがだったでしょうか?
これらの方法を取り入れることで、見込客向けの効果的なコンテンツマーケティングが実現できるようになり、結果的に自社のブランド価値向上や成約率の向上につながります。
ぜひ明日から試してみてください。
コンテンツマーケティングは長期的な取り組みが必要な施策ではありますが、確実に成果を出すためにはしっかりポイントを押さえて、地道に取り組んでいきましょう。
アライブもコンテンツマーケティングには注力しており、SEO向けの記事と見込客向けの記事をバランスよく構成して発信を続けています。
コンテンツマーケティングを成功させるために「より具体的なアドバイスが欲しい」「コンサルティングをして欲しい」「メディアサイト(WEBサイト)をリニューアルをしたい」などのご要望がございましたらぜひアライブにお声がけください。
お客様への支援や自社マーケティングで蓄積したノウハウを元にお客様の課題解決をサポートいたします。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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