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企業の集客力を高める5つのマーケティングスキル
現在、日本企業の多くはマーケティング部門の大小を問わず、マーケティング活動の一部または全部を外注に頼っています。
集客のためにWEBサイトのリニューアルや、WEB広告などのマーケティング施策を外注するにしても、実質的な成果を出すためには社内マーケティング担当者のスキルアップは必要不可欠。
そこで今回は「マーケティングのエキスパートになるために、専門知識の習得や経験の積み上げが必要」な初心者マーケターに向けて、企業のマーケティング担当者が磨いておくと有利になる5つのスキルについて紹介します。
今年度からマーケティング部門に移動した、マーケティング領域の仕事に関わるようになったという方は特に注目です。
この記事をお読みいただければ、さまざまな集客施策の企画も立てやすくなりますし、外注の際にもスムーズに進行できるようになり、成果を出しやすくなるはずです。
ぜひ最後までご覧ください。
社内のマーケティング担当者がスキルを磨くべき3つの理由
なぜ社内マーケティング担当者にはスキルが必要なのでしょうか?
「基本的にマーケティング施策は外注するので、それほど知識はいらないでしょ?」と考えている方もいるかもしれませんがそれは危険です。
マーケティングは外注がメインという企業の担当者は、研究者レベルの深い知識が必要な訳ではありませんが、幅広い知識は持っておくことでそれらが有利に働きます。
その理由を解説します。
1. 自社事業を最も理解しているのは社内の人間だから
マーケティング戦略を策定する上で、現状把握とゴールの設定は必ず行う必要があります。
しかしながら、外注先の企業が自社の事業計画や顧客の本質的なニーズ、営業活動の細かい流れなどを100%把握することは基本的には不可能です。
社内のマーケティング担当者が各部門と連携を図りマーケティング活動に必要な情報をしっかり収集し、精査した上で外注先に共有することで施策の精度は格段に上がります。
料理で例えるなら、外注先のWEB制作会社やマーケティング会社は、プロの料理人のようなイメージです。
調理工程(=マーケティング施策の実行)は外注化するにしても、食材(=必要な情報)はやはり自社でしっかりと調達した方が成果が確実に成果が出やすくなります。
2. 社内のマーケティング担当の理解が浅いと外注の評価ができない
社内担当者のマーケティング知識が浅すぎると、各施策を外注先に丸投げになってしまい、彼らが行っている施策が良いのか、悪いのかの判断が難しくなることも1つの理由です。
仮にレベルの低いWEB制作会社に雑な仕事をされても、何を言えば改善されるのかもわからず、外注先の言いなりになってしまうリスクだってありますよね。
逆に担当者が外注先に無理難題を押し付けて、関係性が悪くなるケースもあります。
外注先と対等な目線で協議ができ、彼らの仕事が適切かどうかを判断できるようになって、はじめて「改善」策が打ち出せるようになります。
3. 浅い知識で施策を行っても今や効果が出ない
デジタル媒体を活用した集客施策は今や珍しいものではなく、何も施策をしていない企業は少数派だと思います。
競合他社のマーケティング施策がどんどん高度化する中、”とりあえず”のノリでWEBサイトをリニューアルしたり、WEB広告を打ち出しても、もはや期待した効果を得られないことは容易に想像できます。
激化する競合との差別化を図るために、社内のマーケティング担当者のスキルもより高度なものが求められるようになっているのです。
マーケティング担当者が伸ばすべきスキルとは?
では社内マーケターがしっかりと成果を出すためにはどのようなスキルがあるべきなのでしょうか?
企業が集客力を高めていく上で、マーケティング担当者が伸ばしておくと良いスキル・知識は主に以下の5つです。
- 分析力
- WEBサイトの構造やデザインの理解
- コミュニケーションスキル
- プロジェクトマネジメントスキル
- デジタルマーケティングのスキル
次の章から詳しく解説していきます。
1. 分析力
分析力は現代のマーケティングにおいて特に重要なスキルの1つです。
分析とひと口に言っても、顧客の興味関心や行動を分析する力や、施策の結果をデータで分析する力などさまざまな種類があります。
いくつか例を挙げて解説します。
◆ 顧客を分析する力
自社の商品を購入してくれる顧客は何を求めているのか?
なぜ自社の商品を選んでくれたのか?
マーケティングを行う上で顧客理解は欠かせません。
マーケターは「どこ」の「どんな人」に商品を売るべきかを分析する力が重要になります。
なぜなら顧客の本質的なニーズを捉えてこそ、顧客の心に刺さる訴求ができるからです。
顧客を分析するスキルを伸ばすには、ペルソナ設定を何度も繰り返し精度を高めていくことが必要で、その精度を高めるには実際の顧客にインタービューし本音を引き出すことが有効です。
マーケティングに成功している企業は顧客の本音を引き出すのが上手です。
座談会を開いたり、自由テキスト形式のアンケートを活用したり、電話インタビューをしたりさまざまな手法で顧客の本音を引き出しています。
たくさんの本音を聞くことで、本当に顧客が求めていることが理解できるようになり、ペルソナの精度も高くなっていきます。
ペルソナについては別記事でも詳しく解説しているので合わせてご覧ください。
>> ペルソナってなに?【初級編】 〜WEBサイトのターゲットを明確にしよう〜
◆ 施策の結果をデータで分析するスキル
WEBサイトリニューアルや、WEB広告、SNS運用などの施策を実行した際に、その施策の効果がどの程度あったのかを検証するためデータ分析のスキルが求められます。
定量データに基づき分析することで、施策の効果測定や改善点を的確に見つけられるようになり、施策の成果を最大化することができるからです。
例えば、WEBサイトのアクセス分析であれば、よく見られているページや、長く滞在しているページ、離脱が多いページを洗い出したり、WEBサイトの流入元や、サイト内の行動動線を明確なデータで分析したりすることで、問題箇所が推測しやすくなります。
WEB広告であればどの広告から多くのコンバージョンが発生しているのか、どの広告の費用対効果が高いのかなど、データを分析することで的確な改善策を実行できるようになります。
データ分析のポイントは、結果に対して仮説ベースでもよいので原因を追求することです。例えばクリック数が100から50に下がった時になぜそうなったのかをとことん突き詰めることで、初めてそれを解決するためのアイディアが生まれてくるからです。
◆ アルゴリズムを分析する力
デジタルマーケティングではSEO対策やSNS運用などを行う際に、外部のプラットフォームを活用したプロモーション手法を多用します。
例えばSEO対策はGoogleの検索エンジンのアルゴリズムに成果が左右されますし、TwitterやInstagramも多くの人にリーチさせるためのテクニックが存在します。
ですので、プロモーションで活用される媒体のアルゴリズムを理解して、日々アップデートされる最新の情報をキャッチアップすることが大切です。
それらのアルゴリズムを理解するにはYoutubeがオススメです。
「SEO アルゴリズム」や「Instagram アルゴリズム」などと検索すると、各プラットフォーム毎のアルゴリズムを解説してくれる動画がたくさん見つかるので、まずはざっと動画で学んでみるのが良いと思います。
より詳しく学びたい場合は、有料のオンラインサロンやスクールなどで学ぶ選択肢もありますが、情報の質が悪い、あるいは内容が薄いといった場合もあるので注意が必要です。
◆ 市場を分析する力
最後に解説するのは「市場を分析する力」。
業界における商流や市場のトレンド、変化、競合の動向などが自社商品やサービスの販促活動にどう影響するかを分析する力は、集客力を高める上でとても重要です。
市場環境は常に変化しています。どんなに今は多くの顧客に支持されている商品でも、市場の変化や競合の追従などにより必ずコモディティ化していきます。つまり今、自社商品が爆発的に売れていてたとしても、数年後に同じ 勢いで売れている保証は一切ないからです。
市場の分析力を上げるコツは常に経済ニュースや業界の最新動向がわかるニュースをキャッチアップすること。
本当に必要なマーケティングデータであれば、大手の経営コンサル会社が提供するような有償レポートでも積極的に購入すべきですし、調査会社に依頼をかけることも時には必要です。
市場の流れを対極的に捉える鳥の目を持ちつつ、目の前の顧客やニーズを見出す虫の目をバランス良く活用するのがポイントです。
ちなみに競合分析手法の1つとして、PRTIMESをチェックする方法があります。
自社と同じ商圏や、ビジネスカテゴリを選択してプレスリリースの一覧を眺めてみると、競合他社が直近でどのようなプロモーションを打ち出しているかがわかるので参考にしてみるのも良いでしょう。
2.,WEBデザインやWEBサイトの構造理解
WEBサイトは現代において、ビジネスにとって不可欠なツールの1つです。WEBサイトを適切に運営し集客につなげるには、WEBデザインやWEBサイトの構造についてある程度の理解を持っていることが望ましいです。
その理由は、WEBサイトはビジネスを取り巻く環境の変化に応じて、常にアップデートされる必要があるからです。社内のマーケティング担当者にWEBデザインやWEBサイトの知見があることで、WEBサイトのアップデートが迅速かつ正確に行われるようになり、顧客のユーザーエクスペリエンス(UX)を向上させることができます。
逆にWEBサイトは社内に管理できる人材がいないと放置されがちで、徐々に集客に活用されなくなってくるケースが多いので、1人でもこの分野に知見がある人材が存在することで長期的な成果に大きく影響してくるはずです。
例えば、ある日突然「WEBサイトが見られなくなった」とか、「お問い合わせメールが届かなくなった」といったトラブルが発生した際に、WEBサイトの構造を理解している人が社内に1人でもいれば、適切に原因を仮説立てて適切に関係各所に連携をとって対応してくれます。
また、WEBデザインの領域においても、デザインの良し悪し判断できる人がいれば外注先が仕上げてくるWEBページのデザイン案を適切に評価することができます。
それは基本的なデザインが上手か下手かという観点だけにとどまらず、自社の事業コンセプトやターゲットに沿ったデザインになっているか、ブランドが伝えたい価値が適切に反映されたデザインになっているかなど深い観点まで評価することができるようになります。
3.コミュニケーションスキル
顧客や社内・社外関係者とのコミュニケーションはマーケティング活動にとって欠かせないものです。
顧客の声に耳を傾け、適切な対応をすることで、顧客との信頼関係を築くことができます。
上司や同僚に、これから行うプロジェクトの計画を共有することや、現在の進捗状況を適切に伝えることで、プロジェクトの停滞や認識齟齬によるトラブルを避けることができます。
外注先とよりよい関係性を築くことで、長期的なパートナーとして自社のマーケティング活動に貢献してくれます。
企業は組織的にビジネスを進行していくものなので、マーケティング担当者のコミュニケーション力が高いと、ビジネスに関わる人々が協力的に動いてくれるようになります。
アライブが運営するこのブログの過去記事でもコミュニケーション力を高めるコツをいくつか紹介しているのでぜひ参考にしてみてください。
>> ホームページ制作で失敗しないWEB制作会社との向き合い方
>> 職場や仕事でコミュニケーションを円滑にするコツ 〜シンプルに伝えるということ〜
4.プロジェクトマネジメントスキル
マーケティング施策を計画し、実行するためには、プロジェクトマネジメントスキルが必要です。スケジュール管理やチームマネジメント、予算管理など、多くの要素を考慮しながら、施策を実行するための計画を立てることが求められます。
プロジェクトマネージャーのスキルが高いと、マーケティング施策における予算管理から担当者のアサイン、リソース調整、進捗管理、部署間の連携などまで、一連の業務フローがスムーズに進むため、プロジェクトの成功率が向上します。
新商品のローンチを行う場合で例えてみましょう。
新商品を企画してからローンチするまでには、広告戦略、販売促進戦略、商品開発、製造部門、在庫管理、物流部門、販売部門、カスタマーサポート部門など多岐にわたるステークホルダーが関わります。
プロジェクトマネジメントのスキルを持ったマーケティング担当者は、これらのステークホルダーと円滑にコミュニケーションし、スケジュールの調整やリソースの最適化、各種合意の取りつけ、課題の特定や解決策の提案をスピーディーに行い、ローンチの成功につなげることができます。
5.デジタルマーケティングスキル
デジタルマーケティングにはさまざまな手法がありますが、今現在どのような手法が存在して、それぞれのサービスでは何が実現できるのか?を理解しておくことが重要です。
なぜならGoogleの検索エンジンやSNSサービス、Youtubeなどのマーケティングで活用するプラットフォームは頻繁にアルゴリズムがアップデートされますし、最近ではマーケティングにGhat GPTを取り入れる新しいサービスもたくさん出てきていて、打ち手の引き出しが少ないと他社に遅れを取ってしまうからです。
多岐にわたるデジタルマーケティングの最新情報を知っておくことで、競合他社が新しい手法に着手する前に先行して施策を始められるので、成果を上げやすくなります。
これらはデジタルマーケティングに特化したメディアやニュースサイトのITカテゴリなどで発信される最新情報を常に追いかけることで、最新のマーケティング情報を網羅的に知ることができます。
まとめ
今回は企業のマーケティング担当者が磨いておくと有利な5つのスキルについて紹介しましたが、いかがだったでしょうか?
正直言うと、これらのスキルを1人ですべて完璧に身につけるのは簡単ではありませんし、相応の時間と努力が必要です。
無理のない範囲でよいので、自分の好きな分野や得意な分野を見つけ、少しずつ磨いていくことが継続してスキルアップするコツです。
一方、自分では抱えきれない分野や苦手な領域は、上手に外注化することでプロジェクトがうまく進むこともあります。
アライブにはWEB制作やWEB広告運用、MAツールの導入サポート事業を通じて幅広いマーケティングスキルをもった人材がたくさんいます。
もし社内のマーケティングスキルや知識が不足しているとお感じなら、ぜひアライブにご相談ください。
アライブがお客様の不足している領域を補うことで集客施策を支援させていただきます。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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