
企業が投資すべき定量化できない重要なマーケティング要素
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「自社の製品には自信があるし、広告費も結構かけているのに売上が伸びない……。」
このような課題を抱えていませんか?
実はこれ、企業と顧客との距離が遠すぎることが原因かもしれません。
一方的に製品を宣伝する従来のマーケティング手法だけで効果が現れないときは、顧客との双方向コミュニケーションを図り長期的な関係を築いていく『コミュニティマーケティング』が有効です。
人々の生活に当たり前にSNSが根付いた現代において、その重要性はますます高まってきています。
そこで今回の記事では、コミュニティマーケティングがなぜ現代マーケティングで重視されるのか?また、その主な手法や成功のポイントをわかりやすく解説します。
最後までお読みいただくことで、企業と顧客の関係を深める手法や顧客のロイヤリティを向上させるノウハウを知ることができ、実際の売上改善につながるヒントを得られるはずです。
ぜひご覧ください。
コミュニティマーケティングとは、企業や商品に関するコミュニティを形成し、コミュニティ内で得た消費者の声からニーズを捉え、商品改善や販促に活かすマーケティング手法です。
具体的には、X(旧Twitter)やInstagram、facebookようなSNSプラットフォームやコミュニティサイトを活用してコミュニティを形成していきます。
広告やオウンドメディアのような企業側からの一方向なマーケティング手法とは異なり、すでに企業や商品に愛着のある既存顧客がターゲットです。
既存顧客に目を向けることで、消費者側のリアルな声を聞くことができ、さらに得た情報を商品やサービスの改善に生かすことでロイヤリティを高められ長期的な売上向上が期待できます。
またコミュニティメンバーからの派生や、企業側だけでは気づかなかった「新たな視点」を見つけることで、新規顧客の取り込みにも繋げることもできます。
コミュニティマーケティングをおこなうことで、以下4つのようなメリットが期待できます。
顧客ロイヤリティとは、消費者が抱くブランドや商品への「愛着」「信頼」のこと。
顧客がコミュニティ内で共通の関心や価値観を共有することにより、個人的な繋がりを強く感じ、長期的な関係を築けます。
また、顧客ロイヤリティを高めることで「この企業(ブランド)だから買う」という囲い込みや口コミによる新規顧客の獲得も期待できます。
SNSやコミュニティサイトで形成されたコミュニティでは、ロイヤリティの高い顧客から忌憚ないフィードバックを直接収集することができます。
コミュニティ内で顧客は、自身の意見や経験を発信し他者に共有する傾向があるため、それらを通じて企業は製品やサービスの改善に役立つ情報を得られます。
また、顧客の声を直接聞くことで市場のニーズを迅速に把握でき、顧客満足度を高めることが可能になります。さらに、顧客は自分の意見が重視されていると感じることで、よりブランドへ愛着を持つようになるでしょう。
コミュニティマーケティングは、X(旧Twitter)やInstagram、facebookなどの顧客にとって身近なSNSを活用しておこなうマーケティング手法だからこそ、口コミによる宣伝効果が期待できます。
普段SNSを閲覧していると、個人の口コミによる投稿は、宣伝広告よりも説得力を感じる方も多いのではないでしょうか?商品やサービスに満足した顧客の素直な感想は、ブランドの信頼性や認知度の向上に繋がります。
SNS運用は初期費用がかからないので、コストパフォーマンスの面でもメリットが大きいといえるでしょう。
企業や商品に対して愛着のあるコミュニティメンバー(既存顧客)は、新製品に対して関心を持ちやすく、積極的な試用や購入にいたる傾向があります。
また、コミュニティ限定のキャンペーンや価格を設定することで、初期の売上基盤を形成しやすくなります。コミュニティに属しているからこその特典があると、良い口コミや発信、販促に貢献してくれるメンバーの増加が期待できます。
コミュニティマーケティングを実際に行うには、以下のような手法が挙げられます。
1つ目はフォロワーとの直接的なコミュニケーションが可能なX(旧Twitter)やInstagram、facebookなどのSNSプラットフォームを活用して、商品についてのコンテンツを発信する方法です。
企業の発信内容に内容に対してユーザーが意見や感想やコメントを残したり、企業側はアンケート機能などを利用してフォロワーのニーズを収集したりすることもできます。
また、X(旧Twitter)のコミュニティ機能や、Facebookのグループ機能などを活用することでよりフォロワーとの親密な関係を築き、よりリアルな声を聞くことができるようになります。
>> ライフデザインズ Instagramアカウント @life_designs_japan
例えば、弊社が運営する『ライフデザインズ』のInstagramアカウントでは、3万人ものユーザーと繋がることができました。
普段はオフィスを構える名古屋のほか東海エリアを中心に、グルメやおでかけスポットなどのお役立ち情報を発信していますが、イベントやキャンペーンなどがあれば最大3万人に告知ができることを意味しています。
※SNSマーケティングについては別記事で詳しく解説していますので、ぜひ合わせてご覧ください。
>> Instagramマーケティング攻略!抑えておきたい基本指標とアルゴリズム
コミュニティサイトとは、ユーザー同士の情報交換や交流などができる機能を持ったWebサイトのこと。
自社でコミュニティサイトを運営することにより、色や形式などブランド独自のスタイルでコミュニティを形成できます。
コミュニティサイトを設けることで、顧客はサイト内で製品やサービスに特化した意見交換、他ユーザーとの交流が可能になります。
オフラインイベントやワークショップは、顧客と直接交流し、製品やサービスを体験することが可能です。
顧客が製品を実際に手に取り説明を受けることで、より深い商品理解と興味を与えるきっかけにもなります。
実際に会場でオフラインイベントを行うためには、具体的に以下のような準備が必要になります。
参加者が売上に直結する可能性は高い分、実施までに時間・労力・コストもかかることを念頭に置いておきましょう。
コミュニティマーケティングを成功させるポイントとして以下の3つが挙げられます。
コミュニティマーケティングを成功させるためには、単なる商品の宣伝に留まらず、顧客のニーズや関心を理解することが重要です。
SNSのコメントやオフラインイベントでのフィードバックを積極的に収集し、その声を製品開発やサービス改善に活かすことで、顧客との長期的な信頼関係を築いていきましょう。
良い意見や賞賛の声は嬉しいものですが、ネガティブな意見も真摯に受け止め、改善に活かすことが顧客ロイヤリティの向上に繋がります。
コミュニティマーケティングのような顧客を巻き込んだマーケティング手法で効果を発揮するためには、顧客同士が繋がりやすい環境を作ることも重要です。
SNSコミュニティやオフラインイベントなどを通じて、顧客同士の交流を促進していきましょう。顧客が互いに情報を共有し合うことで、新たな情報源としての活用や絆が生まれブランドへの愛着にも繋がります。
コミュニティマーケティングにおいては、コミュニティメンバーに「コミュニティに属するメリット」として継続的に価値を提供し続けなければなりません。
コミュニティメンバーのみの限定的な情報、特別な割引やプロモーションなどにより、コミュニティメンバーに特別感や満足感を与えましょう。メリットを感じることで、ブランドへの関心と顧客ロイヤリティの向上に繋がります。
今回はコミュニティマーケティングについて詳しく解説しましたが、いかがだったでしょうか?
コミュニティマーケティングは、顧客との関係構築や顧客ロイヤリティの向上に不可欠なマーケティング手法です。また、重要なのは単なる販売促進の宣伝として発信していくのではなく、顧客のニーズや声を理解し、商品やサービスの改善のために反映させていくことにあります。
SNSの活用やコミュニティサイトの運営、オフラインイベントの開催など、多角的なアプローチで顧客との相互作用を促進し、ユーザー間の繋がりを強化していきましょう。
アライブは情報発信によるマーケティング手法だけではなく、顧客との相互コミュニケーションを図る「コミュニティマーケティング」の構築も可能で、多方面からのアプローチをご提案可能です。
「今のマーケティング施策だと思うように成果がでない」
「新たにコミュニティマーケティングに取り組んでみたい」
そうお考えの企業様は、ぜひ一度アライブにご相談いただけますと幸いです。
専任のマーケティング担当者が、貴社の現状課題や実現したいことなどを詳しくヒアリングし、最適な改善策をご提案させていただきます。
最後までお読みいただきありがとうございました。