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本当に成果が出ているWebサイトの10の特徴
アライブには「問い合わせをもっと増やすためにWebサイトリニューアルをしたい」といった相談が多く寄せられます。
中には「ホームページのデザインだけ刷新しても成果が出るわけではないのは分かっているけど、具体的にどこを改善すれば成果につながるのかが分からない」というお声も多く、コンサルティングも含めてご依頼いただくケースが多くあります。
そこで今回はアライブが積み上げてきたWebサイト制作の経験で得た知見に基づいて、「成果が出ているWebサイトの10の特徴」をUI/UX デザイン・コンテンツ設計・機能設計の3つの切り口に分けてまとめました。
この記事をお読みいただくことで、発注側の目線でもWebサイトリニューアル後の具体的なイメージが沸きやすくなるため、外注の失敗リスクを回避できます。
また、なんとなくリニューアルを進めてしまうのに比べて、実際に問い合わせや資料請求などの「成果」を得られる可能性が高まりますので、ぜひ最後までご覧ください。
UI/UX デザイン
1. 操作が直感的で分かりやすい
成果が出ているWebサイトは、どんなユーザーも画面上で迷うことなく、直感的に操作ができます。
メニューやナビゲーション、ボタンなどのレイアウト、デザインを工夫することにより、それらのメニューやボタンを押した後に起こるアクションを想像できることが重要になります。
逆をいえば、直感的に操作できないようなWebサイトは訪問ユーザーにストレスを与え、問い合わせなどの目的を達成する途中で離れてしまいます。
ユーザーの視点に立って「操作中に”ひっかかり”を持たせない」ように設計をすることが成果の出やすいWebサイトのポイントの1つです。
2. どのページにもコンバージョンへの動線が用意されている
問い合わせや資料請求を多く獲得しているWebサイトは、コンバージョン動線が緻密に設計されています。
ヘッダーやフッターの他、メインコンテンツの後などに必ず ”お問い合わせボタン”や”資料請求ボタン”が設置されているWebサイトを一度は見たことがあると思います。
これは「ユーザーが思い立った時に、いつでも迷うことなくアクションを起こせる」ように施された工夫の1つで、コンバージョン動線を強化することによってWebサイトは問い合わせ数や資料請求数を増やすことができます。
3. 関連ページへの内部動線設計が秀逸で理解を深めていきやすい
成果が出ているWebサイトはユーザーの態度変容モデルに沿った、適切な情報動線が施されています。
ユーザーがサイト内で興味を持ったコンテンツやトピックに関連するページにスムーズに導くことで、必要な情報動線を最短で辿ることができ、理解が促進されます。
例えば、商品やサービスの基本情報を理解をしてもらったら、次は「導入メリット」、その次は「導入事例・お客様の声」、その次は「価格表」などのようにユーザーの購買行動に沿って順序立てて情報動線が設計されていることで、効率的に理解できるようになり、成果に繋がりやすくなります。
4. コンテンツが写真やイラストを多用して、理解しやすい
成果が出ているWebサイトは、文章だけではイメージがしづらい情報を写真やイラスト、図解などを用いて直感的に理解しやすくする工夫がされています。
人間の記憶は文字だけよりも、写真やイラストを用いた方が理解が高まると言われています。
『ブレイン・ルール』の著者ジョン・メディナ氏の研究では、文字情報だけで何かを伝えた場合、72時間後には得た情報の10%しか記憶に残っていませんでしたが、これに写真やイラストを加ると、65%が記憶に残ったとの結果が出ています。
ビジュアル表現の秀逸さはユーザーの印象づけや理解度に大きく影響し、成果の向上につながります。
コンテンツ設計
5. ファーストビューでこのサイトで伝えたいことが端的に伝わる
ファーストビューはWebサイトの成果を左右する重要な要素の1つ。
ユーザーはファーストビューを見て直感的に必要な情報を得られそうかを判断します。
そのため、もっと読み進めたいと瞬間的に思わせることがWebサイトで成果を出すための最初の1歩となります。
仮にWebサイトに訪問して、瞬間的に興味を感じることができなければ数秒もしないうちに立ち去ってしまいます。
実際に私たちが管理しているWebサイトのデータを見ても平均的に40〜60%程度のユーザーがファーストビューを見ただけで離脱しています。
だからこそファーストビューでWebサイトの目的やメッセージを端的に伝え、ユーザーの悩みや課題を解決できる情報がそこに掲載されていることを明確に示すことで、読み進めてもらいやすくなります。
具体的にはインパクトのある画像や刺さるキャッチコピーでユーザーの注意を惹く工夫や、ナビゲーションを適切に配置し、知りたい情報にすぐに辿り着ける動線設計が効果的です。
6. 企業やブランドの強み・ベネフィットが分かりやすく表現されていて、他社と比較しやすい
成果の出ているWebサイトは「その企業やブランドを選ぶべき理由」や「そのブランドの製品を利用することで得られるベネフィット」が明確でかつ詳細に描かれています。
それは、機能的価値や情緒的価値を含めたブランドの独自性が、購入判断の重要な要素となるからです。
例えば競合他社にはない独自の機能やサービス、デザインだったり、ユーザーの優越感や満足感を満たすブランドストーリーだったり。
消費者の多くは何か購入を検討する際に、ほとんどの場合に類似商品と比較検討しています。
そのためWebサイト上で、他社と比較できる明確な優位性を示すことが成果をあげるための重要な要素となります。
7. ペルソナが必要としている情報が全て網羅されている
成果が出ているWebサイトは、ターゲットの設定が明確でペルソナを細かく設定しています。そして、ペルソナが必要としている情報がWebサイト上にしっかりと網羅されています。
化粧品で例えるなら、効果効能だけではなく、使用感やパッケージデザイン、価格帯に至るまで、相手に刺さる特徴はターゲットによって全く異なってきます。
ペルソナを深掘りすればするほど、細やかなニーズの違いが出てきます。
ターゲットユーザーが何を求めていて、どんな情報を提供すればアクションを起こしてくれるのかを徹底的に考え抜き、それらを抜け漏れなく掲載しているWebサイトは間違いなく成果が出やすくなります。
8. 導入事例や口コミ、お客様の声が掲載されている
成果が出ているWebサイトは、導入事例や口コミ、お客様の声の情報の質が高く、量も充実しています。
Webサイト上に導入事例や口コミ、お客様の声の質と量を充実させることで、なぜ成果がでるのか、その理由は3つあります。
- 消費者の潜在課題を自分ゴト化させられる
- 製品・サービスに対する説得力・信憑性が向上する
- 製品を活用することによる課題解決のイメージを具現化できる
「導入事例・お客様の声」がもたらす効果については以下の記事で詳しく解説していますので、ぜひ合わせてお読みください。
>> 導入事例・お客様の声がもたらす効果。成果を最大化するコツも解説
9. ページ構成が重複なく整理されていて分かりやすい
Webサイトで成果を出すにはページやコンテンツが、重複することなく整理されていることが重要です。
情報が適切に分類され、ユーザーがニーズに沿った適切な順序で提供されることで、ユーザーが理解しやすいのはもちろん、Googleの検索エンジンからの評価が上がり、検索結果の上位に表示されやすくなるというSEO的なメリットがあります。
SEOで優位に立つことで競合他社より多くの集客ができますし、Webサイトに訪問した人も情報がダブりなく整理されていることで商品理解が促進され、購入や問い合わせなどのアクションを起こしやすくなります。
機能設計
10. ページが重たくなりすぎていない
Webサイトの読み込み速度が遅いと、ユーザーはサイトから離れてしまう可能性が高くなります。
過去にGoogleが行った調査の結果によると、ユーザーがページにアクセスしてから画面が表示されるまでの時間が1秒から3秒に増えると直帰率が32%増加、5秒になると90%、6秒になると106%、10秒になると123%増加したそうです。
出典:Find out how you stack up to new industry benchmarks for mobile page speed
また、Googleの検索エンジンも表示速度の早いWebサイトを高く評価する傾向があり、検索時に上位表示されやすくなるSEO効果も期待できます。
ページの表示速度を改善するには、画像や動画のサイズをできるだけ軽くしたり、不要なスクリプトやプラグインの削除、キャッシュの活用などが効果的です。
まとめ
今回は「成果が出ているWebサイトの10の特徴」を、アライブのこれまでのWebサイト制作経験に基づいて紹介していきましたが、いかがだったでしょうか?
具体的な改善ポイントが明確になった上でWebサイトリニューアルに望むことができれば、ベンダーの言いなりになるのを避けることができます。
対等な目線で議論をしながら、本当に成果の出るWebサイトに仕上げていきましょう。
逆を言えば、外注先を選定する際は今回紹介した「10の特徴をノウハウとして持っていない」ようなWeb制作会社を選ばないように注意することも重要です。
Webサイトは数百万円単位〜の投資額になることがほとんどですが、しっかりと成果がでるWebサイトを作り上げることができれば、投資額以上のリターンを得られるでしょう。
大切な資金を無駄にしてしまうか、大きなリターンに変えるかは、ベンダー選びとベンダーとの対等なディスカッションにかかっているとも言えます。
アライブはこれまでの多くの実績から、今回紹介したようなポイントをしっかり抑えた着実に成果を出せるWebサイトを構築できますし、デジタル広告やMA(マーケティングオートメーション)、CRMツールなどとも連携し、デジタルを活用した複合的な売上向上施策をご提案することもできます。
「もっとデジタルを活用して集客領域を効率化したい」
「本当に成果が出るWebサイトリニューアルを実現したい」
そうお考えの企業様は、ぜひアライブに一度ご相談いただければ幸いです。
これまでたくさんのお客様の事業成長を多面的な視点からサポートしてきた経験豊富なマーケティングチームが貴社の課題とニーズを徹底的にヒアリングの上、専門家の視点から最適なアドバイスをさせていただきます。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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