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ABテストをデジタルマーケティングに活かす。実践方法や具体例をわかりやすく解説
Web広告やSNS運用などを行ったことはあるものの、デジタルマーケティングは基本的に外注先に任せているという企業は結構多くいます。
しかし、マーケティングを外注に依存しすぎると、自社にノウハウが蓄積できず、自分たちの力で改善するのがむずかしくなるリスクも。
そのため、マーケティング戦略や改善に関わるノウハウは自社でも把握しておきたいところです。
そこで今回は、誰でもすぐに始められる「ABテスト」に焦点を当てて解説していきます。
「ABテスト」の名前を聞いたことはあっても、その手法について具体的な効果や実施方法など詳しい理解が及んでいない方もいるのではないでしょうか?
今回は記事をお読みいただいた方が自社内でもすぐに実施できるように、ABテストのメリットや詳しい実践方法を解説していきます。
この記事を読んで分かること
- ABテストの概要
- テストの3つのメリット
- 検証する要素や比較する指標などの実施例
- 具体的な実践プロセス
- 失敗しない3つポイント
この記事をお読みいただくことで、ABテストの本質を理解し、自身の力でマーケティングの精度改善に取り組めるようになりますので、ぜひ最後までご覧ください。
ABテストとは何か?
ABテストは、デジタル広告やSNS運用、Webサイトなどの成果を最適化するマーケティング実験手法の1つです。
特定の要素が異なる2つ以上のパターンを用意して、ランダムにユーザーに表示します。その結果得られたデータを比較し、どちらのパターンがより効果的か検証します。
例えば「Webサイトに誘導するための広告バナー画像について、男性が写っているものと女性が写っているものはでどちらのクリック率が高いか」などを検証できます。
様々な要素でABテストを行い、改善を繰り返していくことで、Webサイトや広告が最適化できるようになります。
ABテストの3つのメリット
ABテストは、マーケティング戦略の改善において多くのメリットがあります。
これから順に詳しく説明していきます。
1.シンプルな手法で運用がしやすい
ABテストは、複数のパターンで1つの要素だけを比較するシンプルな手法で、複雑な統計モデルや専門的な知識がなくても実施可能です。異なるパターンを同時に比較することで、改善点を素早く特定できます。
ABテストは企業のマーケティング戦略に導入しやすく、何度も行えるため検証と改善のサイクルを回すのが容易です。
2.低コストで実施可能
ABテストは、他の市場調査や実験に比べて掛かるコストが低いため、中小企業やスタートアップ企業でも活用しやすい特徴があります。
広告のテキストやデザインの微調整など、比較的小規模な変更でも有益な検証結果を得ることができます。
リソースや投下資金を最適化しながら効果的なマーケティングを展開できるのもメリットの1つです。
3.低リスクで改善が見込める
ABテストは、画像やテキストなど一部の要素を変更するだけでテストできるため、リスクが低い手法です。
新しいアイデアや戦略を導入する際に、その効果を検証するのに最適です。
仮に失敗した場合でも、すぐに修正し新しいテストを素早く実行できるので、損失を最小限に抑えながらスピーディーにPDCAを回すことができます。
例を挙げると、SNS広告であれば、レイアウトが異なる2種類の画像のうち、どちらのクリック率が高かったか?というテストが考えられます。
ランディングページを例に考えると、異なるキャッチコピーを用いてABテストを実施し、どちらのコピーの方がコンバージョン率が高かったか、といった検証が可能です。
次に説明するABテストの実践プロセスを参考に、ぜひ貴社の課題に合わせてABテストを実施してみてください。
ABテストの具体的な実践プロセス
ABテストをすぐにでも始められるよう、具体的な実践プロセスを解説していきます。
以下の4ステップに沿うことで、初めてこのテストに挑戦する企業様でもスムーズに行えます。
1. 目的を明確にする
ABテスト実施の最初のステップは、明確な目的を設定することです。
何を改善しようとしているのか、何を測定しようとしているのかをはっきりと定義する必要があります。
例えば「”Webサイト”の”コンバージョン率”を向上させる」と具体的に目的を設定しましょう。
2. 仮説を立てる
明確なプランを持たず、ただなんとなくテストを行うのは非効率で、得られた結果を次の改善に繋げることが難しくなります。目的に関連する要素をテストできるように仮説を立てましょう。
例えば「このWebサイトにおける商品説明のキャッチコピーを変更すると、購入ボタンのクリック率が向上するのではないか」といった仮説です。
目的を達成するためにはどうすればよいか、ユーザー目線で検討し仮説を考えてみてください。
3. 影響範囲をあらかじめ予測する
テストする要素が、全く予想していなかった影響を生じさせる可能性があります。
そのため、テストする要素がどの範囲まで影響するか事前に予測しましょう。
例えば、Web広告のクリック率の改善を狙って2つの広告テキストを比較するケース。テキストの内容によっては、LPと広告テキストとの関連性などが影響してリーチ数に大幅な差が生まれてしまうなどのようなケースも実際に起こり得ます。
影響する範囲を事前に考慮しておくと、万が一悪影響が出ても慌てずに対処できます。
4. テスト結果の検証・分析を行う
テスト実施後は、ABテストで収集したデータを詳しく見て、仮説が正しかったかどうか分析しましょう。
統計的な誤差範囲率なども加味して、偶然の結果ではないことも確認する必要があります。
テスト結果の分析を通じて、今後のマーケティング戦略の改善の方向性を決定していきます。
失敗しないABテストの3つのポイント
ABテストは、マーケティング戦略の正確な評価と改善に役立ちます。
しかし適切に実施できなければ、無駄な時間とリソースの浪費につながるかもしれません。
ABテストを成功させるためのポイントを3つ紹介します。
1. テストを行う目的と仮説を明確にする
ABテストを行う前に、目的と仮説が明確でないと「やってみたけど違いがよくわからなかった」という結果になる可能性が高まります。
「何を改善しようとしているのか?」「何を測定しようとしているの?」「そしてその変更がどのような効果をもたらすのか?」これらの仮説を立てた上で実施することで、テスト結果から得られる情報を次の改善に役立てることができます。
2. テストする要素は1つだけにする
ABテストでは、1つの変数だけを変更して比較するのがポイントです。
複数の要素を同時に変更すると、どの要素の変更が数値に影響したのかを特定できなくなります。
例えば、広告のテキストと画像を同時に変更してテストを行った場合、どちらの要素がクリック率に寄与したのかを区別できません。
ですので、テストする要素は1つだけに絞り、他の要素は同一にしましょう。
3. ABテストは同一期間に同時に行う
ABテストでは、同一期間で比較を行うことが重要です。
異なる期間にテストを行うと、季節や市場の変動などの外部要因が結果に影響を与える可能性があるためです。
異なるバージョンを同一期間中に同時に公開し、結果を比較しましょう。
まとめ
今回の記事ではABテストのメリットや実践例をご紹介してきましたが、いかがでしたでしょうか?
ABテストは低コストで取り組みやすい反面、テストの効果を最大限に発揮するためには、事前に目的やターゲットの明確化、テストする要素の検討など段取りの組み立てが重要です。
さらに、検証結果を元にどのように改善するか、テスト後のアクションをしっかりと検討して改善策を実施しなければテストを行う意味がありません。
今回の記事では実施例もご紹介しましたが、自社にあった検証方法やデジタルマーケティングの戦略について、専門家の意見を聞きたい方もいるのではないでしょうか?
アライブはWebサイト制作や、Web広告×LPの運用などの実績が非常に豊富です。
マーケティング戦略の策定からABテスト運用におけるPDCAまで包括的に実施することで、着実に成果を上げてきました。
「現状の集客施策でいまいち期待した成果が出ていない」という企業様はぜひアライブへご相談ください。
アライブは単発の施策で終わりではなく、お客様の成果がでるまでじっくりと伴走支援させていただきます。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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