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ホームページ制作で失敗しないWEB制作会社との向き合い方

2023/01/20 | Webサイト制作

以前自社のホームページをリニューアルしたけど、そろそろ古臭くなってきたのでリニューアルしたい。

アライブはそんな企業様から毎年多くのご相談をいただくのですが、「過去のホームページリニューアルの際に当時の制作会社とのコミュニケーションがうまくいかず苦労した経験がある。」というお話もしばしば伺います。

 

そこでこの記事では、企業がホームページリニューアルの外注で失敗しないために、抑えておくべきWEB制作会社との向き合い方を、これまでのアライブの経験を踏まえ発注者側の目線で解説していきます。

 

ホームページをリニューアルするのも新規で立ち上げるのも、双方に時間と労力が掛かりますし簡単ではありません。だからこそスムーズで、なおかつしっかりと成果の出るホームページに仕上げたいところ。

この記事をお読みいただければ、ホームページ制作の成功確率が格段に上がりますのでぜひ最後までご覧いただけると幸いです。

 

 

ホームページ制作2つの失敗パターン

まずはじめにホームページ制作における失敗パターンを2つご紹介します。

 

1.想定したスケジュールよりも大幅に完成が遅れた

当初3ヶ月程度で出来上がると思っていたけど、制作進行過程の各所で一時的にストップし、想定よりかなり遅延が発生した。

などということは長年WEB制作に関わってきて最も多い例と言えます。

 

2.ホームページをリニューアルしたのにお問い合わせが増えない

新しいホームページが出来上がって問い合わせが増加するかと思いきや、今までと変わらずお問い合わせもほとんどない。

これもアライブに問い合わせをいただくお客様からよく相談を受けます。

 

 

ホームページ制作依頼で失敗する理由

上で挙げた2つの失敗パターンが発生する理由をまとめてみました。

 

納期に無理がある

ホームページを制作するのに必要な期間は一般的に

  • 1ページだけのランディングページでも1ヶ月前後
  • 10ページ前後のホームページでおよそ3〜4ヶ月
  • 複雑な機能要件があるホームページなら6~12ヶ月

程度は掛かります。

さらにホームページに掲載する内容を1から精査するのであれば、コンテンツ設計にも時間を要します。

 

一般的なWEB制作期間を把握せず、発注者側の都合や制作会社の経験不足によって、中規模のホームページを無理やり短期間で作ろうとするとになると、進行に無理が発生し結果的に納期が遅れてしまうというケースがよく起こります。

逆に規模の大きなホームページを1ヶ月そこらで制作できると快諾する制作会社には注意が必要。1ヶ月の制作期間ではしっかりと集客できるようなページ構成や掲載内容を計画する時間を十分に取れないため、中身が薄く集客につながらないホームページに仕上がってしまう可能性が高くなってしまうからです。

 

制作過程の終盤で要件変更が多い

基本的にホームページ制作は以下のプロセスを経て進行していきます。

  1. 要件定義(掲載内容や機能の仕様を決める)
  2. デザイン
  3. プログラム開発
  4. 動作検証
  5. リリース

 

プログラム開発の終盤で「新しい機能を追加したい」「やっぱりここのデザインを変えたい」など、すでに終了したフェーズに対して変更を加えると、前のフェーズに遡って一部の作業をやり直すことになります。

家の建築で例えるなら、基礎工事と骨組みが完了し内外装工事まで進んだ段階で、間取りを変更しようとするようなイメージ。ホームページは無形物ではあるものの、一度完成したフェーズに遡って作り直すのは結構手間と時間がかかるのです。

 

変更の程度によってはかなりの作業時間を要するため、最初に引いたスケジュールより遅延する可能性が高くなりますし、追加費用が発生することもあります。

また、制作過程の終盤で本質から逸れた要望があがると、的を得ない内容のホームページに仕上がりかねません。

 

ホームページを作り込むために必要な情報が少なすぎる

しっかりと集客できるホームページにするには、WEBサイト訪問者に対する理解促進や興味関心を引き立てるコンテンツ、行動動線に沿ったページ構成の設計がとても重要になります。

自社商品を必要としてくれるコアターゲットの選定や、製品・サービスの強み、利用ベネフィットなどを整理しないまま制作を進めてしまうと、見た目だけは良いけど内容がスカスカのホームページになってしまいます。そうなると、集客効果を改善するのが難しくなってしまいます。

 

WEB制作会社の知識・経験が不足

ホームページ制作のプロジェクトを進行する際、制作会社は主にWEBディレクターを担当窓口としてアサインします。

ですがアサインされたWEBディレクターの経験や知識が浅いと、発注者側が出した要件を満たせなかったり、ターゲットの興味関心に沿った適切なコンテンツ設計ができなかったり、デザインやユーザーエクスペリエンス、コーディングの質が落ちたりするリスクが上がります。

制作会社のWEBディレクターは、ホームページ制作過程における全体像を把握しつつ、さまざまなリスクヘッジを行いながら進行する必要があります。

そのため彼らの経験や知識レベルが低いと、スケジュールに遅延が発生しますし、出来上がったホームページの質も低くなってしまいます。

 

発注側のITリテラシーが低すぎで制作会社に丸投げ

発注者である担当者のITリテラシーが低すぎて、制作会社に要望をうまく伝えたり、ホームページ制作に必要な素材や情報を手配できずに進行が滞るケースもあります。

このケースでは発注側の担当者が「よくわかならないからお任せします」という丸投げスタンスになることでホームページを作る目的が曖昧になったり、必要な情報が出揃わなかったりしてしまい、WEB制作会社は少ない情報で無理やりホームページを作らざるを得なくなりますし、スムーズに進行させるのが難しくなってしまいます。

 

ホームページが出来上がるところまでをゴールをとしていた

発注者側もWEB制作会社側もホームページが出来上がるところまでをゴールとして設定してしまい、リリース後の集客プランを考えていなかったというケースもあります。

ホームページをどのように活かして集客をしていくのかを検討せず、リニューアルを行ってしまうと、残念ながら成果には繋がりません。

ホームページの新規制作やリニューアルは、自社のお客様を増やすための手段であって目的と履き違えてしまうと、費やした時間とコスト、労力が無駄になってしまいます。

 

 

発注者は制作会社とどう向き合うべきか

これらのホームページ制作の失敗を避けるために、発注者側はWEB制作会社とどのように向き合うべきなのでしょうか?ここからはその解決方法を具体例と共に解説します。

 

時間に余裕を持って制作会社に相談する

例えば「会社の決算前に精算したい」「補助金申請時の納品物提示期限に間に合わせたい」などの理由で希望納期が決まっている場合は早めに制作会社に相談することをオススメします。

 

例えば、

  • 1ページだけのランディングページなら3ヶ月前
  • 10ページ程度のホームページなら5〜6ヶ月前
  • システム開発を要する複雑なホームページであれば12ヶ月くらい前

を目安に動き出すのが良いと思います。

 

もし制作するホームページの規模がどれくらいになるかわからない時は、制作時期に関わらずスケジュール感も含めて一度WEB制作会社に相談してみるのが良いと思います。

WEB制作のプロと話をするうちに、ぼんやりしていたイメージが徐々にクリアになっていくはずです。

 

発注者がやるべきこと、制作会社がやるべきことを案件開始前に整理する

誰が・いつまでに・何をやるのかを両社でしっかりと話し合い、業務範囲について合意しておきましょう。

WEB制作会社には、契約締結前にWEB制作のために必要な業務をすべて洗い出してもらい、どの業務をどちらが担当するかを事前にきっちり決めておくことで滞りなく進行します。

 

具体的な業務例

  • ホームページに掲載する画像やテキスト素材の準備はどちらがいつまでに対応するか?
  • サーバーやドメインはどちらが手配するか?
  • 多言語のサイトであれば翻訳はどちらが対応するか?

 

WEB制作会社のディレクターが、これを曖昧にしたまま進めようとするときは要注意。

経験や知識不足の可能性があるので、早めに別のWEB制作会社にも相談した方が良いと思います。

 

あらかじめ自社事業のコンセプトや特長、強みを整理しておく

ホームページ制作のプロジェクトが失敗する原因の1つとして「ホームページを構成する情報が少なすぎる」と上述しました。

基本的にWEB制作のプロセスは、WEB制作会社が発注側からあらゆる情報を引き出して、それらを最大限魅力が伝わるよう情報を整理、肉付けした上でホームページに反映していきます。

料理で例えるなら、基本的に食材は発注者が用意し、調理はWEB制作会社が担当するイメージ。

 

少なくとも発注者は以下の4つはを整理して制作会社に伝えられるようにしておきましょう。

  • 自社商品のコアターゲットは誰なのか?
  • 競合他社はどんな取り組みをしているか?
  • 競合他社と差別化できる強みは何か?
  • 事業コンセプト

この4つの情報がしっかり整理されていれば、制作会社のWEBディレクターはそれらの情報を元にして、最大限魅力を伝えられるように工夫できます。

 

制作途中で要件が変わらないように定期的に社内承認を取っておく

発注者側の担当者は、制作ステップ毎に制作会社と合意した結果を、社内関係者や上長に承認を得ましょう。

社内承認を後回しにしてしまうと、公開直前になって上司や同僚から「やっぱりこれを追加したい」「ここのデザインを変えたい」などのような意見が出てくる可能性があります。

前述のとおり作業の手戻りが発生してしまうと、余計な時間やコストがかかるリスクが高まるので、ステップ毎に社内承認を取っておくことをオススメします。

 

具体的には以下が社内承認を取るのに適したタイミングです。

  • 機能要件が確定したタイミング
  • 画面構成(ワイヤーフレーム)が確定したタイミング
  • 掲載する文言が確定したタイミング
  • デザインが確定したタイミング
  • テスト環境に公開されたタイミング

 

IT知識に疎すぎる人を窓口にアサインしない、または最低限のIT知識は取得する

IT(特にWEBサイト)のことをあまりにも理解していない人が窓口に立ってしまうと、制作会社との適切な意思疎通ができなくなってしまうため、出来上がったホームページの完成度はどうしても低くなってしまいます。

 

そのため発注者側は、ある程度WEBサイトに理解のある人をアサインした方が失敗しにくくなります。もし社内にITリテラシーの高い人がいないなら、せめて担当者にITパスポートに合格できるくらいの知識を習得させておいた方がよいと考えています。

 

逆に、WEB制作会社の担当者の言っていることが曖昧だったり、納得感の薄い発言が多かったりするようなら早めにその会社の上層部や、別の会社に相談をしましょう。

 

ホームページが出来上がってからの集客施策を網羅的に計画する

ホームページをリニューアルすることはあくまで「集客を活性化」するための手段です。

ですので発注者側はWEB制作会社に対して、ホームページをリニューアルした後、どのように集客を増やしていくか一緒に議論しましょう。

ホームページをただ作っただけで問い合わせが増えると言うことはほぼありません。

ホームページを使って認知度を高めて、サイト訪問者への興味関心を喚起し、お問い合わせなどのアクションを引き出して初めて成果と言えます。

 

ホームページのリニューアルとともに、WEB広告やSNS運用、PRなどホームページの集客施策を制作会社とともに計画していきましょう。

 

 

まとめ

今回はホームページ制作で失敗しないWEB制作会社との向き合い方について発注者の目線で解説をしましたが、いかがだったでしょうか?

 

ホームページ制作を外注する際に、これらのポイントを抑えておくと外注先選定の見極めにも役立ちますし、実際にプロジェクトが進行してからも滞りなくスムーズによいホームページが出来上がります。

 

もちろんアライブはお客様のホームページ制作をお受けする際に、お客様側でやるべきこと、弊社側でやるべきことを最初にしっかりと整理させていただき、お客様が迷わないよう細かくサポートさせていただいています。

 

ホームページリニューアルをご検討の際や、他社の提案に不安を感じているなどのお悩みがございましたらお気軽にアライブにご相談いただければ幸いです。

 

最後までお読みいただきありがとうございました。

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