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プレゼン上手な人が実践している話し方と所作のポイント
企業経営者や営業・マーケティング部門のマネジメント職の方なら客先やコンペでプレゼンを行う機会が多いと思います。
ですが、マネジメント層以上の方でも実は「人前でプレゼンするのがあまり得意じゃない」という方が一定数存在しています。
プレゼンテーションが上手いと、営業での成約率が上がりますし、信頼性と権威性の向上にもつながるので、そのスキルは事業を伸ばしていく上で欠かせないものの1つです。
そこで今回は、プレゼンテーション上手な人が実践している話し方と所作のポイントを分かりやすく解説します。
最後まで読みいただくことで、きっとプレゼンに対する苦手意識を克服するきっかけを掴んでいただけると思います。ぜひご覧ください。
プレゼンの真の目的は聞き手に行動を促すこと
いざプレゼンをすることになると、人は「どうやったら綺麗に話せるか?」「ちゃんと言いたいことを伝えられるか?」ということに意識が向きがちです。
ですが、プレゼンテーションの真の目的は「聞き手の行動を促すこと」。
聞き手が”プレゼンの内容を理解して終わる”のではなく、その内容に関心を抱き、プロジェクトの承認や、商品・サービスの購買意思決定など具体的なアクションを引き出すことがゴールなのです。
だからこそ聞き手の目線に立ち、感情をデザインするプレゼンテーションを設計することが重要なのです。
ここからは聞き手の感情を動かすために意識すべきプレゼンでの「話し方」や「所作」について詳しく解説します。
まずは「つかみ」で聞き手の注意をぐっと惹きつける
プレゼンテーションのはじまりは、聞き手の注意を惹きつけるための大事な時間。
最初から自分の話に興味津々な聞き手などほとんどいないと考えて臨んだ方がよいでしょう。
そのため「つかみ」で聞き手の注意をぐっと惹きつけ、自分ゴト化させることがプレゼンの成功を決める最初のポイントになります。
このセクションでは「つかみ」で使える効果的な4つのテクニックをご紹介します。
1. クローズドクエスチョンを取り入れる
プレゼンの際、最初に聞き手の興味を引くために有効なのが「クローズドクエスチョン」。
クローズドクエスチョンとは「はい」か「いいえ」の2択で答えられるような質問を聞き手に投げかけることを言います。
例えば、業務効率化ツールを紹介するプレゼンの場合に、最初に「最近、睡眠不足だなと感じている人、手を挙げてもらえますか?」のような質問をすることで、聞き手は必ず質問に答えてくれますよね。
また、「もしかしたら残業や過労が寝不足の原因かも」と、思わせることができれば、業務効率化ツールの必要性がぐっと自分ゴト化されるはずです。
2. 意外性のあるデータを提示する
「最近の研究によると、実はここ30年の日本経済の停滞や、他の先進国との経済格差が生まれた原因の70%は日本人が長らく一生懸命働きすぎてきたことが原因だと分かりました……」
これは仮の話ですが、こういった意外性のあるデータは、聞き手の思考を刺激し、話の続きを知りたいと思わせる効果があります。
特に論理派の経営者層やマネジメント層が聞き手であれば、定量データを示すことでより強い関心を惹くことができるでしょう。
3. エピソードトークを活用する
「私も昔はサラリーマンだった時代があるのですが、当時は社長も同僚もなんだかみんな疲弊していて……」
このような個人的なエピソードは、聞き手と話し手との間に親近感を築きます。
自身の体験を共有することで、聞き手の共感を得られるからです。
また、前述した意外性のデータと裏付けとなるような体験談を用いることで、データの信頼性も高まりプレゼンの説得力が増すと言った効果も期待できます。
4. 問題提起や宣言で聞き手の「なぜ?」を引き出す
「明日からがんばって働かないでください」
プレゼンの序盤にこんなことを言われると、聞き手は「え?何で?」と思うはずです。
聞き手に対して心の引っ掛かりを作り「なぜ?」と思わせることで、次のトピックへ関心を引きつけ、プレゼンの中で伝えたい主要なメッセージに聞き手を関心を集中させる効果があります。
聞き手を飽きさせない「話し方」3つのポイント
プレゼンテーションのはじまりで、うまく聞き手の注意を引くことができたら、次の課題は聞き手を飽きさせず興味を維持させること。
ここからは聞き手に集中し続けてもらうために効果的な「話し方」のポイントを3つ紹介します。
1. 「ひげ言葉」を使わない
プレゼン中に「えー」とか「あのー」など、緊張しながら話すとついつい言ってしまいがちな間を繋ぐための言葉。これを「ひげ言葉」と言います。
これらのひげ言葉が多いと、聞き手の集中力が削がれ大事な本題が頭に入って入ってこなくなってしまいます。
ひげ言葉を避け話のリズムを保つことで、より話の内容が聞き手の記憶に残りますし、プロフェッショナル感も増します。
2. 語尾を明確に発音する
プレゼンに慣れていない人によく見られるのが、自信のなさからくる話の語尾の発音が弱くなる傾向です。
語尾が不明瞭な話し方は、メッセージがぼやけて聞こえますし、聞き手に強い印象を与えません。
語尾の発音をはっきりとさせると、話し手は自信があるように見え、聞き手も内容を理解しやすくなります。
また、大事なメッセージはより強めに発音するなど、抑揚をつけることで、聞き手の心に残るプレゼンになっていきます。
3. 間をうまく活用する
大事なことを話す前に、少し「間」を作りましょう。
この「間」は、聞き手の注意を集中させるのに非常に効果的です。
間を取ることで、聞き手は次にどんな言葉が来るのかを期待し、話のポイントに集中します。
間を上手に活用することで話題にドラマ性を加え、良いリズムを与えるので、ぜひ意識して取り入れてみましょう。
これら3つの話し方ができるようになるのに必要なのは、共通して「心の余裕」です。
「心の余裕」を持ってプレゼンに臨むためには、プレゼンテーションを重ねて実践していくことが大切です。
できるだけ多くの場数を踏んで、毎回、課題抽出と改善を繰り返していくことで必ず上達していきます。ですのでプレゼンの機会があれば積極的に取り組んでいきましょう。
信頼感を与える「非言語コミュニケーション」のポイント
プレゼンテーションでは話す内容だけでなく「非言語コミュニケーション」、つまり体の動きや表情、目の動きなども、聞き手に与える印象に大きく影響を与えます。
この章ではよりプレゼンをよりプロフェッショナルに魅せるための3つのポイントを解説します。
1. 聞き手とアイコンタクトすること
プレゼンをしっかりと聞いてもらうには、聞き手とのアイコンタクトが重要です。
アイコンタクトによって聞き手に個別に認識されていると感じさせ、メッセージ性を高める効果があります。
実際に、聞き手の目を見ながら語りかけるような話し手と、手元のパソコンやスクリーンばかり見たり、目が泳いでいる話し手。 どちらのプレゼンが印象に残るかは一目瞭然です。
具体的に例えるなら、プレゼンの間は会場全体を満遍なく見渡しながら、一人ひとり2〜3秒ずつアイコンタクトをしながら語りかけるように話すのがよいでしょう。
2.姿勢を正して、プロフェッショナルに立ち振る舞う
プレゼン中、まっすぐ背筋を伸ばして堂々と立つことで、聞き手に自信と信頼性を伝えることができます。
緊張すると、猫背の姿勢になったり、体の重心が左右のどちらかに寄ってしまったり、体が揺れたりしがちです。
話し手の立ち振る舞いから自信のなさが伝わってしまうと、説得力にも欠けますし、メッセージが心に響いてこなくなってしまいます。
姿勢を正して、堂々と落ち着いて話すことでプロフェッショナル感が伝わり、一つひとつの言葉に重みも加わってくるため、聞き手の心を動かしやすくなります。
3. 無意識の動作に気を遣う
少し姿勢の話と似ていますが、プレゼン中は不要な動作がないように意識しましょう。
プレゼンをしながら、プロジェクターのリモコンや、レーザーポインター、ボールペンなどを無意識に弄っている人や、余計に手足をふらふらと動かしている人を、一度は見たことがあるのではないでしょうか?
必要のない動作は聞き手の集中を途切れさせますし、何より挙動不審に見えてしまい、話が頭に入ってこなくなります。
余計な動きを抑えて、堂々と話すことがプロフェッショナルに魅せる基本のポイントです。
また、そうすることで重要なメッセージを強調する際に使うジェスチャーがより引き立ち、メリハリのあるプレゼンができるようになります。
良いリズムを保つタイムマネジメント
よいプレゼンテーションは、タイムマネジメントもしっかりと考えられています。
ビジネスセミナーに参加すると、1枚のスライドにたくさんの情報を詰め込んで、1つのスライドに長々と時間をかけているプレゼンターを時折見かけますが、人間の集中力を鑑みると早いテンポでスライドを切り替えていく方が、聞き手の集中を保つことができます。
具体的には、プレゼンテーション資料は一般的に1スライド=1メッセージが推奨されており、実際に人前に立って話す際も1つのスライドを20秒以上表示しないようにすると聞き手の集中力を維持でき、よいリズムでプレゼンを進めることができます。
1枚1枚のスライドで伝える情報もシンプルになり、聞き手は話のポイントをより鮮明に理解できるようになるメリットもあります。
まとめ
今回はプレゼン上手な人が意識している話し方と所作のポイントについて解説しましたがいかがだったでしょうか?
マネジメント層以上の方は特に営業シーンで最前線に立ってプレゼンをする機会が多いと思いますので、ぜひこの記事を参考にしていただき実践してもらえればと思います。
この記事では主にプレゼン本番での話し方や所作について解説しましたが、プレゼンで使用する資料のクオリティも、同様に重要な要素です。
質の高いプレゼン資料の作り方については他の記事でも紹介しているので、ぜひ合わせてご参照ください。
>> 「刺さる提案書」の書き方入門。説得力の出る構成やテンプレート例も
>> ”選ばれる”プレゼン資料の作り方。管理職が持つべき視点とは?
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最後までお読みいただきありがとうございました。
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