今注目のコミュニティマーケティングとは?メリットや成功のポイントを解説
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店舗型ビジネスの必須施策。ローカルSEO(MEO)対策で集客効果を最大化しよう
今や店舗型ビジネスの集客施策に欠かせないものとなったローカルSEO(別名MEO)。
みなさまの店舗や事務所はしっかり対策できていますか?
ローカルSEO (MEO)とはGoogleで “名古屋 ラーメン屋” と言ったような「地名×ジャンル名」で検索した際に、検索結果画面やGoogle Map上に自社の店舗情報を上位表示させるための施策です。
GMO TECH社が今年8月に行った国内MEO市場調査の結果によると、2023年のローカルSEOの市場規模は190億円、2028年には2023年比約1.6倍の306億円に達すると予測。
出典:MEO市場規模調査~2028年には306億円に達すると予測~
また、TableCheck社が昨年実施した「グルメサイトに関する意識調査」によると、飲食店の検索手段のうちGoogle Mapを含むGoogle検索を利用する人が最も多くなりました。
一方、飲食店検索の際にグルメサイトを利用すると回答した人は2020年から2022年にかけて約22%も減少しています。
出典:加速するグルメサイト離れ。「Google」利用率トップに。「食べログ敗訴は妥当」、飲食店で多数派
これらデータからも、店舗型ビジネスにとってローカルSEO(MEO)対策が、現在の来店施策において重要な要素になっていることが分かります。
そこで、今回の記事ではローカルSEO(MEO)を活用し、店舗集客を最大化させるためのポイントを詳しく解説していきます。
「ローカルSEOにまだ取り組んだことがない」
「とりあえず登録はしたけど効果的な運用方法がわからない」
という店舗経営者、マーケティング担当者の方はぜひ最後までお読みいただき、今後の集客活動に役立てていただければ幸いです。
ローカルSEOとは?
ローカルSEO対策とは、別名MEO対策(Map Engine Optimizationの略)とも呼ばれ、Google検索や、Google Map上の検索結果画面で、自分のお店やサービスの情報を上位表示させ、より目立たせるための戦略です。
この対策を適切に行うことで、実店舗を運営する事業者は、潜在顧客層にインターネット上でより見つけてもらいやすくなります。
ローカルSEOを行う際は、主に無料で使えるGoogleビジネスプロフィールを活用します。(以前はGoogleマイビジネスと呼ばれていました)
Googleビジネスプロフィールでは
- ビジネスの基本情報(住所、営業時間、連絡先など)
- サービス内容
- 写真や動画
- 顧客のレビュー
などといった要素を登録・管理し、Google検索やGoogle Map上で自社の店舗情報を表示させます。
Googleビジネスプロフィールは、潜在顧客に対してビジネスが提供する独自の価値やサービスを効果的に伝え、特定のエリア内での認知度を高めるための重要なツールです。
ローカルSEO対策を行うメリット
ローカルSEO対策は、店舗型ビジネスにとってさまざまなメリットがあります。
代表的なメリットを4つご紹介します。
1.特定の地域内での認知度向上・来店増加が期待できる
前談でも触れましたが、ローカルSEOの1番のメリットは、特定の地域において潜在的なターゲット層に対するビジネスの認知度を上げられることです。
Google検索やGoogle Mapなどで地域関連の検索が行われた際に、あなたのお店が上位に表示されることで、より多くの人々にビジネスを知ってもらう機会が増えます。
またインターネット上での露出が増えることで認知度を高められるのはもちろんのこと、充実した情報量や高い口コミ評価を見たり、経路検索機能を使ったりすることにより、店舗への来店を実際に促進することができます。
2. 見込み度の高い客層にアプローチできる
ローカルSEO対策をすると、「渋谷 居酒屋」「名古屋 美容院」など、具体的なキーワードでGoogle検索したユーザーに対して詳しい店舗情報を表示させることができます。
これだけ具体的なキーワードで検索しているのは、本気でお店を探しているニーズが顕在化したユーザーなので、お店の評価が良ければ実際に来店してくれる期待値は高くなります。
また冒頭のとおり、店舗検索でGoogleやGoogle Mapを利用するユーザー層の割合は年々増えているので、上手に活用できれば新規客の来店増加にも繋げられます。
3. 費用対効果が高い
Googleビジネスプロフィールは無料で利用できるため、自社内で完結すれば初期費用もランニング費用もかかりません。基本的にかかってくるのは情報登録や運用の人的コストのみ。
加えて、SEO対策に加えてローカルSEOはまだ競合が少ないため、登録したお店の情報が上位に表示される可能性も高くなります。
そのため、ローカルSEOは実店舗でビジネス展開する事業者にとって、大きなコストをかけずして、集客効果の向上を狙える効果的な施策と言えます。
4. 海外インバウンド対策にも効果的
昨年から多くの外国人観光客が日本を訪れ、観光地が活気に満ち溢れていますが、ローカルSEO対策によってこれらのインバウンド需要の取り込みにも大変効果があります。
なぜなら、外国人観光客が日本語表記しかない食べログやぐるなびのようなグルメサイトを使用することは少なく、多言語に対応したGoogle Mapでお店を探すことがほとんどだからです。
Google Mapの検索結果に表示される店舗情報は多言語で表示することも可能で、さまざまな言語で口コミを得ることもできるので、外国人客の集客効果にも大きく寄与してくれます。
Googleビジネスプロフィールでできること
ローカルSEO対策のメリットをご紹介しましたが、ここからは実際にGoogleビジネスプロフィールでできることをより具体的に、8つ解説していきます。
1. 詳しい店舗情報を提供できる
Googleビジネスプロフィールでは店舗の名前、サービスの内容、住所、電話番号、営業時間、Webサイトリンクなどを登録し、常に最新の情報を提供できます。
2. 口コミの収集と返信ができる
実際に店舗を訪れた顧客からの口コミを収集し、透明性のあるユーザー評価を得ることができます。
また、口コミに対して事業者側から返信を行うこともできるため、消費者とのやりとりを通じて信頼性を高め、良好な顧客関係を構築することができます。
3. 写真や動画コンテンツを投稿できる
Googleビジネスプロフィールには店内の様子や商品、サービスに関する写真や動画をアップできる機能があります。
店内の雰囲気やサービスの提供風景、レストランであれば美味しそうな食事の写真や動画を公開することで、ユーザーが実際にお店に行ってみたくなるリアルな魅力を伝えることができます。
写真や動画はユーザーが任意でアップすることもできますし、事業者がアップすることもできます。
4.電話やチャット、経路検索を使って来店誘導できる
Googleビジネスプロフィールでは、ユーザーがGoogleで表示された店舗情報画面から、電話やチャットでお店とリアルタイムで連絡をとったり、お店までの経路を検索したりできます。
これにより、潜在顧客と簡単にやりとりをして、経路に沿って簡単に訪れることが可能になるため、来店促進に大きく寄与します。
実際の訪問に直結するこの機能は、特に特定エリア内の顧客をターゲットにしている店舗型ビジネスにとって非常に価値があると言えるでしょう。
5.直接お店の予約ができる
Googleビジネスプロフィールには「Googleで予約」という機能が備わっていて、ぐるなびやヒトサラ、エキテン、EPARKなど、Googleと提携している予約ポータルサイトと連携させ、Google Mapの検索結果に表示された店舗情報の画面から直接予約することができます。
ユーザーはGoogleのアカウントさえあれば、外部の予約サイトに移動することなく簡単に予約ができますし、事業者側も普段利用しているポータルサイトで予約状況を一元管理管理できるため、予約の重複や抜け漏れなどのトラブルを防ぐことができます。
Googleビジネスプロフィールの利用は無料ですが、Googleと連携させるために予約サイト側の有料会員登録が必要な場合もあるのでよく確認しておきまましょう。
「Googleで予約」と提携している最新の予約サイトはこちらからご覧いただけます。
6. インサイトの分析ができる
Googleビジネスプロフィールの管理画面にある「パフォーマンス」メニューから、特定の期間中の様々なデータを分析することができます。
例えば、
- ビジネス プロフィール上でユーザーが起こしたアクションの総数
- Google検索、またはGoogle Map上でお店の情報が表示された数
- ビジネス プロフィールの表示につながった検索語句
- 電話がかけられた数
- チャットでメッセージが送られた数
- 経路検索された数
- ウェブサイトへのクリック数
- 予約リンクのクリック数
のように幅広い情報を取得でき、施策の改善やマーケティング戦略の最適化に役立ちます。
7. 最新ニュースやプロモーションを投稿できる
投稿機能を使うと、プロモーションの告知や特典、入荷した新商品や人気商品、イベントなどの詳しい情報を投稿として作成、公開することで、顧客に直接アピールできます。
新しい情報を発信することで、ユーザーにもお店の活発度が伝わり、興味関心を高めてエンゲージメントが促進されます。
検索に上位表示されやすくする5つのポイント
さまざまな機能がありメリットが大きいGoogleビジネスプロフィールですが、競合が多いエリアなどでは検索されても他社のお店が上位表示され、自分のお店が埋もれてしまうこともあります。
そのため自分のお店を検索結果画面に上位表示させるための取り組みは欠かせません。
Googleビジネスプロフィールの公式ヘルプページによると、表示順位を上げるためは、「関連性」「距離」「視認性の高さ」が重視されています。
関連性
関連性とは、検索語句とローカル ビジネス プロフィールが合致する度合いを指します。充実したビジネス情報を掲載すると、ビジネスについてのより的確な情報が提供されるため、プロフィールと検索語句との関連性を高めることができます。
距離
距離とは、検索語句で指定された場所から検索結果のビジネス所在地までの距離を指します。検索語句で場所が指定されていない場合は、検索しているユーザーの現在地情報に基づいて距離が計算されます。
視認性の高さ
視認性の高さとは、ビジネスがどれだけ広く知られているかを指します。ビジネスによっては、オフラインでの知名度の方が高いことがありますが、ローカル検索結果のランキングにはこうした情報が加味されます。たとえば、有名な博物館、ランドマークとなるホテル、有名なブランド名を持つお店などは、ローカル検索結果で上位に表示されやすくなります。
ビジネスについてのウェブ上の情報(リンク、記事、店舗一覧など)も視認性の高さに影響します。Google でのクチコミ数とスコアも、ローカル検索結果のランキングに影響します。クチコミ数が多く評価の高いビジネスは、ランキングが高くなります。ウェブ検索結果での掲載順位も考慮に入れられるため、検索エンジン最適化(SEO)の手法も適用できます。
引用元:Google のローカル検索結果のランキングを改善する方法
これらの視点を踏まえて、実際にGoogleビジネスプロフィールのオーナーである事業者が、ローカルSEO対策としてやっておくべき5つのポイントを解説していきます。
1. プロフィール情報を充実させる
Googleビジネスプロフィールでは、検索語句との関連性が十分に高いものが優先して表示されるため、ビジネス情報を詳しくかつ正確に入力することで検索上位に表示される可能性が高まります。
例えば、住所、電話番号、営業時間を正確に記入するのはもちろんのこと、サービスや商品の説明などもできるだけ詳しく書くことも重要です。
特にサービスカテゴリについては、誤って関連性の低い設定してしまうと、ユーザーが実際に検索した時に、自分のお店が表示されないことも起こり得るので、慎重に選択しましょう。
また、店舗の写真やビデオを定期的に更新し、最新の状態を常に反映させることも効果的です。
2. 積極的に口コミを収集し丁寧に返信する
Googleビジネスプロフィールは口コミの評価が高いもの、肯定的な内容が多い店舗を上位表示させようとします。
ですので、接客や提供するサービスの質を向上させることはもちろん、サービスを利用してくれたお客様に積極的に口コミを書いてもらうための取り組みはとても効果的です。
またそれだけではなく、ユーザーが投稿した口コミに対して迅速かつ丁寧に返信し、顧客との良好な関係を築くことでGoogleからの評価が上昇し、上位表示されやすくなると言われています。
3. 定期的に情報を更新する
ローカルSEO(MEO)対策では、情報鮮度を常に最新に保つことが重視されます。
ですので、投稿機能を利用して、プロモーション情報を発信したり、休業日のお知らせなどをこまめに配信するなどして定期的に情報を更新していきましょう。
その他、店舗の内装を変えたり、改修したり、スタッフの入れ替えがあった場合なども、新しい写真や動画を投稿することで更新性を保つことができます。
4. 被リンクやサイテーションを集める
Googleビジネスプロフィールの表示順位の決定には、そのビジネスが世間にどれだけ広く知られているかという要素も加味されています。
世の中の知名度を高めるには、外部サイトからの被リンクやサイテーションを集めることが効果的です。
サイテーションとはブランド名や、企業名、店名などが外部サイトで言及されることを意味しています。
例えば、Webメディアやブログ、SNSなどで自分のお店が紹介されて、そのお店のGoogleビジネスプロフィールページへのリンクが張られていたり、Google Mapが埋め込まれたりすることで、被リンクとサイテーションを獲得することができます。
外部媒体に自分のお店が頻繁に紹介されることで、Googleからも知名度が高いと認識され、上位表示されやすくなります。
5. 公式Webサイトと情報を一致させる
Googleビジネスプロフィールは、検索語句との関連性が表示順位に影響されるため、自社の公式サイトとの情報の齟齬がないように注意することも大切です。
自社の公式サイトとGoogleビジネスプロフィールの内容がずれていると関連性が薄いと見なされ、評価が下がるリスクもありますので、できるだけ店舗名やサービス内容などは、公式サイトから引用するような形で記入することをオススメします。
まとめ
今回は「ローカルSEO(MEO)を活用し、店舗集客を最大化させるためのポイント」を詳しく解説していきましたがいかがだったでしょうか?
店舗型のビジネスにとってローカルSEO(MEO)は、無料で始めることができ効率的に集客効果を得やすいため、今では必須のマーケティング施策と言えるでしょう。
その反面、デジタルを活用した集客施策にまだしっかりと取り組めていない事業者様も一定数存在するのが現状です。
アライブはローカルSEO(MEO)対策に関する実績や知見も豊富ですし、我々が運営するWebメディア「ライフデザインズ」を活用すれば被リンクやサイテーションも集めることができ、多面的な角度から集客施策をサポートすることができます。
「ローカルSEO(MEO)対策を、やらなきゃいけないと思っているけど詳しい人材がいない」
「マーケティング施策に対して継続的に時間を裂けるリソースが足りない」
そんな課題をお抱えの企業様はぜひ一度アライブにご相談ください。
専任のマーケティング担当者が、現状の課題や実現したいことなどを詳しくヒアリングし、最適な改善策をご提案させていただきます。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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