地方ビジネスにおける、CPA追求の限界点
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SEO万能説は果たして本当か?
Writer竹内 宏文
Manager of Design Department
こんにちは。
アライブのデザインチームでマネージャーをしている竹内です。本日はSEOについてお話をさせていただきます。※SEOとは検索結果で上位表示を獲得するための手法です。
最近特に感じている事なのですが、SEOさえ上手くいけばWebマーケティングは成功したのも同然というのは、間違いなのではということです。 もう少し具体的にお話しします。
例えば、あなたが工務店の経営者の方として、自社のWEBサイトのSEO対策を考えた場合、どのようなキーワードをお考えになりますか?
「○○市 工務店」「○○市 注文住宅」「○○市 新築」などがパッと思いつくところかと思います。では仮にこのキーワードで上位を取ったとして、毎月どれくらいのアクセス数が望めると思いますか?
もちろん該当の市の人口や人気にも左右されますが、例えばある40万人規模の都市(県庁所在地です)で「○○市 注文住宅」で5位の場合の1ヶ月間のアクセス数は10件程度です。想像よりも多かったでしょうか?少なかったでしょうか?
「少ない」と感じる方のほうが多いのではないかと思います。「○○市 注文住宅」で1位を取ればもう少し増えるのかもしれませんが、1位はだいたい大手ポータルサイトが表示されるのでなかなか現実的ではありません。この例の場合、1〜4位は大手ポータルサイトが占めており、企業のWebサイトとしてはこのサイトが一番最初に出てくるのにこのような状態なのです。
このようなパッと思いつくキーワードでもこのようなアクセス数なのですから「このキーワードさえ対策しておけば安心!」という考え方は難しくなってきています。もちろんSEO対策は重要なのですが、このような事実を踏まえ、SEOを万能と捉えるのではなく、1つのアクセスを集めるための手段として考え、他の方法でアクセス数を増やすことも合わせて弊社では薦めています。
あるお客様では、主要キーワードでのSEO対策は基本として行いながらも、それではまだアクセスが足りないため、検索される数は少ないが集客に直結するようなキーワードは検索広告でカバーする事でリニューアル前よりも2倍のアクセス数を確保し、問い合わせ数も2.5倍になりました。さらなるアクセスアップのため、自社のブログ発信体制を強化し、週に3〜4本の記事が更新できるようになりました。その結果、4ヶ月経過した時点で、検索サイトからのアクセス数が20%ほどアップしました。その際もブログの書き方セミナーを開催して、ブログを効率的に発信できるサポートをいたしました。
このように主要なキーワード対策だけではなく、広告やブログ、SNSなどその他の方法も組み合わせて総合的なアクセスアップを狙っていくのが、現在のWebマーケティングのトレンドではないかと思います。
多くの経営者の方が「SEOさえ上がればもっとアクセスが上がるはず」と信じられているのを感じましたので、このコラムを読んで、「SEOは、アクセスアップの一つの手段で、メディアミックスしてアクセスをアップしていかないといけない」ということに気づいていただければと思います。
大学生の時、インターネットが普及し始め感動を覚え独学でWEBサイト作成を学ぶ。大学卒業後、WEB制作会社、インハウスマーケターとして様々な業界で経験を積み、2009年にアライブに入社。
ディレクターとして様々な案件に関わり、得意な領域は住宅会社やBtoB(製造業・商社など)のマーケティング支援。お客様の話す内容の本質を常に考え、本当にお客様の為になる内容の提案・実行し、成長させていくのが得意。
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