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Instagramは現在日本で4,570万人ものアクティブユーザーを抱えており、多くの企業がマーケティング媒体として活用しています。
ですが、Instagramマーケティングは参入企業の増加と、数々のアルゴリズム変更が影響し、単に投稿するだけでは成果に繋がりにくくなってきてきました。
そこで今回は「Instagramマーケティングを成功させるためのポイントが知りたい」という企業のマーケティング担当者様向けに、以下3点についてわかりやすく解説していきます。
この記事をお読みいただき、Instagramの評価指標とアルゴリズムを理解した上で施策に望むことでInstagramマーケティングを次のレベルに引き上げることができます。
ぜひ最後までご覧ください。
データソース:DataReportal DIGITAL 2023: JAPAN
出典:総務省「令和4年度情報通信メディアの利用時間と情報行動に関する調査報告書」
総務省の調査報告書によると、2021年時点における年代別のInstagram利用率は、10代は70.0%、20代は73.3%、30代は63.7%、40代は48.6%でした。
性別では、女性の利用率が58.9%と、男性より約16%ポイントも高い結果となっています。
ただ、Instagramの利用率は男女ともに年々増加傾向にあり、2019年から比較してみると下表のような結果となりました。
現時点では10〜20代の利用者が多いものの、30代以上の利用者も年々増え続けています。
そのため、今後を見越してまだ競合が少ないターゲット層へのアプローチも有効と言えるでしょう。
ここからは、実際にInstagramを運用していくにあたり知っておくべき『アルゴリズム』について解説していきます。
アルゴリズムとは、Instagramが「どんな投稿をユーザーにおすすめするのか」や、「どの順番で投稿を表示するか」などを判断するためのシステム上の法則のこと。
アルゴリズムの評価が高くなるように運用を行うことで、投稿が発見タブやおすすめに表示されやすくなり、フォロワー数の増加に繋がります。
それを実現するために抑えておくべき基本指標と参考となる目標値が以下の4つになります。
ホーム率や保存率が高ければ、「多くのフォロワーが投稿を見てくれている」「フォロワーとの親密度が高い」とアルゴリズムに判断され、投稿がおすすめ欄や発見タブに表示されやすくなります。
2016年にInstagramが流行りはじめ、キラキラした写真がブームを呼び、2017年には「インスタ映え」が流行語大賞にもなりました。
しかし、現在では「節約術」や「攻略法」など、有益な情報源としてInstagramを利用している方も多いのではないでしょうか。
じっくり読み「保存してでも後からまた読みたい」と思わせる投稿が、良質なコンテンツとしてアルゴリズムに評価されはじめています。
また、ユーザーは誰かのアカウントをフォローする際に、ほとんどの場合一度プロフィール画面を見てからフォローするかを判断します。そのためフォロワーを増やしていく上で、プロフィールアクセス率やフォロワー転換率を上げていくこともとても重要になります。
加えて、2023年5月にInstagramから公式に発表された情報を元に、投稿種類別に重要となるポイントについて解説していきます。
Instagram運用の経験がない方にもわかりやすく解説していきますので、参考にしてみてください。
フィード投稿では、以下の3つが重視されます。
Instagramのアルゴリズムは、ユーザーが興味を持ちそうな投稿をフィード画面に出現させようとします。そのため、ユーザーが普段いいねや保存などのアクションをしているコンテンツのカテゴリを分析し、類似したものをおすすめや発見タブに表示させています。
ここで覚えておいてほしいのは、類似カテゴリだと判断されるよう、アカウントのコンセプトを統一することが重要になります。
例えば、20代女子に人気の高そうな「カフェ」と「美容」の2つのカテゴリを1つのアカウントで投稿するよりは、AIが認識しやすいようどちらか1つに絞るほうがおすすめです。
また、ユーザーとのコミュニケーション頻度を判断するためコメント履歴も見られていますので、コメントをしてもらえるような投稿を心がけましょう。
ストーリー投稿はフォロワー外のユーザーに表示されることはありませんが、以下の3つを抑えておくことで、フォロワーへの表示率を高めることができます。
Instagramは「大好きな人やものとのつながりを深める」をコンセプトに設計されています。
そのため、発信者とフォロワーが身近に感じられる機能があり、その1つがストーリー投稿です。
24時間で消えるからこそ、いつも見にきてくれるユーザーやいいねのようなリアクションをしてくれるファンがいるかが、たくさんの人に見てもらうための鍵となります。
リール投稿では、以下の3つを抑えておくとフォロワー外のユーザーにおすすめ投稿欄に表示されやすくなります。
普段、Instagramでリールを見ていて「面白い」「興味がある」と思えば、最後まで閲覧している方がほとんどではないでしょうか。リール投稿では「最後まで見てもらえた=良い投稿」として、アルゴリズムに認識されます。
リール投稿については、おすすめや発見タブに表示されにくくなる、注意すべきルールも公表されていますので以下にまとめました。
発見タブに自身の投稿を表示させやすくするには以下の2つがポイントとなります。
Instagramでフォロワー外のユーザーにリーチする方法として、発見タブへの掲載が必要になります。すでにいるフォロワーや新規ユーザーにリアクションしてもらえるよう、日々の積み重ねが大切です。そのためには、投稿数を担保し少しでも多くのユーザーと交流できるようにしていきましょう。
データソース: インスタグラム公式:Instagramのランキングを解説
Instagram運用を上手に実践していく方法を簡単にまとめました。
初心者からでもはじめやすいものばかりですので、ぜひ実際に試してみてください。
フィード投稿は、デザインツールである「Canva」や「Adobe Express」を使用すると初心者の方も作成しやすくなります。それらのツールでフォーマットを作成しておくと、次回以降テキストを変えるだけでよくなるので、属人化も防げ企業のSNS運用にピッタリです。
また、フィード投稿は他ユーザーと同じ画面に表示されますので、魅力的なタイトルや文章のわかりやすさも意識してクリックされる投稿を目指しましょう。
ストーリーズ投稿は、フィード投稿とは違いInstagramのホームに載らないので「あなたをはじめて知った方」ではなく「フォロワーの方」の閲覧が高くなります。
そのため、フォロワーの方の心をつかむ投稿や双方向のコミュニケーションを意識しましょう。
例えば、ストーリーズで使用できるスタンプ機能や質問BOXを積極的に活用すると、フォロワーの方もリアクションしやすくなります。自社のファンや優良顧客の育成を目指し、アカウントの人気を上げていきましょう。
最後まで見てもらえるかが重要なリール投稿では、流行りの音源や聞いたことのある曲を使用するのが鉄則です。
また、リールを見てもらうために大切なのは、「見やすく」「わかりやすい」が揃ったタイトルになります。ここを意識するだけで格段に伸び率が上がりますので、意識していきましょう。
フォロワー様限定
最大70%オフ
◯秒時間ください
◯◯の人だけ見てほしい
朗報です、特別です
1分でわかる◯◯
最後に、少しでも長く見てもらうためにキャプションも忘れずに記載しましょう。動画の最後に「続きはキャプションへ」などのように誘導文章をつけるのもおすすめです。
実際にInstagramマーケティングで成功している2社の事例を紹介します。
ユーザーとのコミュニケーションや、「また見たい」と思うような情報コンテンツを発信しているアカウントですので、ぜひご参考ください。
インテリア・家具のブランドとして有名なニトリは、2023年9月時点でフォロワー数136万人の人気アカウントです。ニトリでは、定期的にフィードやストーリーで、フォロワー参加型のキャンペーンを実施しています。
参加方法に「アカウントフォロー」「タグ付け」を条件にすることで、新規フォロワーの獲得や拡散が期待できます。
またニトリはプロフィール欄に、ユーザーが購入・使用しているニトリの製品を紹介できる「#mynitori」のオリジナルハッシュタグがあるのも特徴的です。愛用者の投稿をみた他のユーザーがニトリの良さを知るきっかけになります。
醤油でお馴染みのキッコーマンも2023年9月時点でのフォロワー数が、12万人のファンの多いアカウントです。キッコーマンでは、季節やトレンドに合わせたレシピを投稿しています。
1品だけでなく4選や8選として、いくつものレシピを1投稿に含めることで情報量の多い「後でまた見たい」コンテンツに仕上げているのがポイントです。
また「インスタ映え」のようなものではなく、実用的で真似したくなるようなレシピを投稿しているので、日常的にリアクションしてくれるファンがほとんどだと考えられます。
今回は、Instagramマーケティングを実施する上で重要な指標や、知っておくべきアルゴリズム、投稿の実践方法について、コツを交えて解説していきましたが、いかがだったでしょうか?
アルゴリズムと聞くと難しく感じるかもしれませんが、今回ご紹介した実践方法をもとに「Instagramに好かれる投稿」を意識すると作成しやすいかと思います。
ただSNSマーケティングは即効性があるものではなく、長期的に運用し半年・1年単位で効果を測っていく必要があります。
即効性を求める場合はInstagram広告の方が即効性がありかつ売上に直結しやすい訴求が可能になります。
今置かれているビジネス環境に応じて、どの施策を優先するかがマーケティング戦略を立てる上で重要です。
アライブはInstagram広告を含めたSNS運用も得意としているので、SNSを活用した集客施策に注力したいとお考えの企業様はぜひアライブに一度相談いただけると幸いです。
アライブのマーケティング専任担当者が詳しく状況をヒアリングの上、適切なアドバイスをさせていただきます。
最後までお読みいただきありがとうございました。