同じサイトなのに違って見える?WEBサイトの基本を確認!
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Webサーバ&メールサーバの調べ方
Writer玉木 柚衣
Marketing Developer / Web Developer
なぜサーバを調べるのか
Webサイトの制作や管理を行っていると、現在公開されているWebサイトがいったいどこのサーバ(≒レンタルサーバ)上で公開されているのかを知りたい機会があります。
- Webサイトをリニューアル予定だけどWordPressは使えるサーバなのかな?
- 憧れのWebサイトと同じサーバを使いたい!どこのサーバサービスを使っているんだろう?
- メールサーバの設定を頼まれたけど、現在はどういう構成なんだろう?
などなど
使われているサーバを知りたいシーンは、思いの外たくさんあります。
サーバの特定は、サーバ上で「できること」と「できないこと」を素早く把握することにも繋がります。
もちろん、サーバの状況を把握するための最善の方法は「そのサーバを管理している人間に聞く」ことです。
それが叶わない状況で、やむを得ず自分で調査したいという方はこの記事を参考にしてみてください。
やり方
それではさっそく、サーバの調べ方を見ていきましょう。
ここでは、主にWebサイトのデータが保存されている「Webサーバ」と、メールの送受信に使う「メールサーバ」それぞれの簡単な調べ方をご紹介します。
Webサーバの調べ方
難しいことは抜きにして、便利なオンラインツールを使っちゃいましょう。
こちらのサイト(Netcraft Site Report)では、調べたいサイトのURLを入力するだけで簡単にサーバ情報を調べることができます。
「Netcraft Site Report」にアクセスします。
- 「Lookup another URL」に調べたいURLを入力
- Enterキー(Returnキー)を押して検索
※しばらくすると結果画面が表示されます。
結果が表示されたら、「Network」という見出しの箇所から「Netblock Owner」という項目を探します。
そこに表示されているのがズバリ!使っているサーバサービスの名前です。
試しに今ご覧の弊社サイトURLで検索してみました。↑
「SAKURA Internet Inc.」つまり「さくらインターネット」のサーバであることがわかります。
メールサーバの調べ方
次に、メールサーバの調べ方を見ていきましょう。
まず大前提として……Webサーバとメールサーバは、ほとんどの場合「同じ」です。
つまり、「http://hogehoge.com」というWebサイトのデータがABCというサーバを利用しているなら、「○○@hogehoge.com」というメールアドレスもABCのサーバをメールサーバとして使用している場合がほとんどなのです。
これを踏まえた上でのお話ですが、世の中には1つのドメイン(hogehoge.comなど)に対してWebサーバとメールサーバが別々に設定されているケースというのが存在します。
というわけで、念の為にメールサーバを調べてみましょう。
こちらも難しいことは抜きにして、便利なオンラインツール「nslookup(dig)テスト」を使っちゃいましょう。
「nslookup(dig)テスト」にアクセスします。
- 調べたいドメインを入力(http://や、文末の「/」は不要です)
- オプションプルダウンから「MX:メール交換」を選択
- 「dig実行」をクリック
※しばらくすると結果画面が表示されます。
結果が表示されたら、「ANSWER SECTION」という見出しの箇所から「MX」という見出しが付いた箇所を探します。(MXレコードと呼ばれています)
そこに表示されているのが、使われているメールサーバの名前です。
サーバによって表記の仕方が異なるので少し慣れが必要ですが、例えば画像↑の例だと「sakura」つまり「さくらインターネット」であることが見て取れます。
[こんな時は?]
・結果画面内にMXレコードが見つからない場合
→「わざわざ指定していない = メールサーバはWebサーバと同じ」と考えてOKです。
・WebサーバはABCなのに、MXレコードにはXYZサーバの名前が表示された場合
→Webサーバとメールサーバが異なる可能性が高いです。メールに関わる設定をする際は注意しましょう。
未知の可能性にも配慮を
無事にサーバサービスの名前が確認できましたか?
今回ご紹介させていただいたのは、詳しい仕組みや例外をごっそり省略した「もっともシンプルな説明」です。
サーバ設定には複雑な構成や想定外の要素が絡んでいるケースがよくあります。
それを見落として目の前にある情報だけを盲信すると、思いも寄らないトラブルに繋がる恐れもあります。
今回ご紹介したやり方で得られる情報も、あくまでも一つの判断材料に過ぎないということを肝に据えて、ご活用いただければ幸いです。
高校時代に趣味で始めたWeb制作がそのまま仕事に。しばらくはWebサイト運営に関わる包括的な業務に従事するものの「もっと色々なWebページを作りたい!」という気持ちが抑えられずアライブに入社。偏りのないフラットな視野と中性的でハイブリッドな価値観が持ち味。幅広いIT知識でデザイン・マーケティング・開発を結びつける。問題解決までの道筋をロジカルに考える事が得意。
保有資格
Salesforce 認定 Marketing Cloud Account Engagement スペシャリスト
(旧Salesforce 認定 Pardot スペシャリスト)
- Google jobs (2)
- IT関連 (12)
- Pardot設定・アップデート (21)
- SalesCloud (1)
- SEO (27)
- SNSマーケティング (24)
- UXデザイン (21)
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