CEO's Column CEOコラム
北欧視察ツアーに行ってきました。
9月20日〜27日に、ビジネスコンサルタントの野田宜成さんと
清水ひろゆきさんが主催した北欧視察ツアーに行ってきました。
フィンランド、スウェーデン、デンマークの3カ国を視察してきました。
今回の視察は、
「北欧ブランドがなぜ世界に通用するのか?」
「税金の高い北欧の社会福祉の実態は?」
を重点的に見てきました。
そこで感じた事は・・・
1)マリメッコ、レゴは、会社の歴史を大事にして社員にしっかり浸透させていた
2)マリメッコには普遍的で守るべきデザインがあることをしっかり認識している
3)レゴは、長期的な顧客作りに成功している
4)高い税金ながらも日本と違って、ちゃんと国民に還元しているので、税金は国に預けているという感覚である
5)国民全体で国の将来をしっかり考えている
6)経営危機に陥った企業は救済しない(ボルボ、サーブなど)スウェーデン内での衰退産業を保護するのではなく、未来の産業に投資する
7)日本国家は頼りないので、日本では企業を一つの国と見立てて、企業(国)作りをしっかり行い従業員を幸福にしなければならない
8)将来の国づくりのために教育に力を入れている
9)画一的な教育ではなく、未来を切り開く問題解決能力を養う教育が必要
10)国と国民がコミュニケーションをしっかり取る。投票率は80%以上
などなどです。
思いのほか「社会福祉国家」のし札は、
そこにあまり興味がなかったので期待していなかったのですが、
非常にためになる話をたくさん聞く事ができました。
「国家の理念=会社の理念」
「国民の教育=社員の教育」
「国家の福祉=会社の福祉」
「国家の投資=会社の投資」
「国家のコミュニケーション=会社のコミュニケーション」
など、会社づくりにも非常に参考になる話ばかりでした。