CEO's Column CEOコラム
経営者問答「会社がセミナーや資格取得の研修費を会社が負担するべきか?」
下記の文章は、ある経営者の悩みに対しての
メールで僕がアドバイスした時の内容です。
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Aさん、こんにちは。アライブの三輪です。
さて、
「セミナーや仕事に必要な資格取得などの
研修費を会社が負担するべきどうかですか?」
という質問ですが、
会社が出すか、個人が出すかは企業によってまちまちです。
どれにもメリット、デメリットがあります。
<会社が負担する場合>
○メリット
・スタッフが会社に対して恩を感じてくれるので辞めにくくなる
・強制的に研修を受けさせることが出来るので、
会社全体として技術レベルを一定に保つことができる
・「研修が受けれる」ということで口コミが広がり、良い求人がしやすくなる
×デメリット
・会社の経費負担がかなり大きい
・社員は自分の懐が痛くないので、研修に対して真剣さが減る
<個人が負担する場合>
○メリット
・自分で費用を払うので真剣に研修を受ける
・会社の経費負担がない
×デメリット
・社員によっては研修を受けることを嫌がる
・個人負担なので強制的に研修を受けさせることをしにくい
・研修を受ける人、受けない人が出るので技術レベルにバラツキが出る
・スタッフが会社に対して恩を感じなくなる。
実力が付いた場合、退社することが多くなる。
両方を合わせた折半という形もあります。
アライブは、ほとんどの研修は会社負担で行っています。
スタッフ達は会社に感謝してくれるので、ほとんどやめないですし、
会社のレベルが一定に保たれていると思います。
ただ、僕が自腹でセミナーに行っていた頃と比べると
社員は、セミナーに対しての吸収力が少ないなと思います。
美容業界はほとんどセミナーは実費らしいですが、
それが辞める原因にもなっていますが、
美容師の吸収する意欲はすごいですね。
どっちもどっちですが、
僕としては、会社の質を一定に保ちたいので、
主要セミナーは会社の経費に今後もしていきます。
Aさんも会社の質をあるレベル以上にしたい場合は、
セミナーは会社持ちにしたほうがいいかもしれません。
あと、「入社した社員が使い物にならない」ということですが、
大学や学校でしっかり学んだとしても、ほとんどの新入社員は使い物になりません。
アライブもデザイナーはデザイン学校で学んでいますが、
最初から役に立つ人はいません。
1年から2年かけて育てています。
美容師も一人前になるのは、3年くらいかかります。
社員に対して一から教えて行く覚悟は必要になりますね。