
よく使われている大日本インキ化学工業のカラーチャートには、
C(青) M(赤) Y(黄) K(黒)を掛け合わせた色の見本が1ページに144色、
33ページ分で、合計4,752色収められています。
この中から実際に使う色を選ばなくてはならないから大変です。
書体見本帳を等も繰り返して見たように、今度はカラーチャートを何度も何度もめくり返し、疲れ果ててしまいますね。
デジタル処理がますます進む現代は、これにさらに拍車がかかります。
色見本帳では、10%刻みだった掛け合わせが、
現代は1%刻みで実現するので、ほぼ無数という状態です。
色が無限なだけ、初心者デザイナーは一日中カラー・スライダーを上下させてしまうなんてことも多いのでは?
コレも書体を選ぶのと同じで、アプローチを逆にしないといけないのです。
周囲に既に存在しているデザインで、どんな色がどんな具合に使われ、
それが自分にどんな風に見えるのか。
それを分析することから始めるべきと言えるでしょう。