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ブログ集客の失敗理由と成功のコツ

2022/11/14 | Webメディア活用

今、デジタル媒体を活用したオンライン集客へのシフトが一層加速する中、
ブログを活かした集客、いわゆるコンテンツマーケティングに注力する企業様が増えています。

 

これまでWeb広告のみ、SNS運用のみで販促活動を行っていた企業が、
ブログ集客(コンテンツマーケティング)との複合施策にシフトしてきているのです。

 

今まさにブログ集客を検討している方や、
すでに自社のブログ集客に取り組まれているという方もいらっしゃるのではないでしょうか?

 

今回の記事では、

  • これからブログ集客を開始するにあたって成功のコツを知っておきたい
  • ブログ集客施策を初めてみたけどあまり効果が出ていない

という経営者またはマーケティング担当者の方向けに、
ブログ集客の失敗理由とそれらを踏まえた成功のコツを以下の構成で解説します。

 

  • ブログ集客の基礎知識とメリット
  • 企業のブログ集客がうまくいかない理由
  • ブログ集客を成功させるコツ
  • コンテンツだけに捉われると危険

 

アライブは10年以上にわたりデジタルマーケティングを駆使して数多くの集客課題を支援してきました。
現在は弊社もこのブログをきっかけに多くのご相談をいただいています。

 

また、月間最大83.9万ページビュー*の東海の暮らしのウェブマガジン
ライフデザインズ」を運営しておりWebメディア育成においても実績があります。

(*2022年8月実績)

 

この記事をお読みいただくことで、ブログ集客の成功のポイントを抑えることができ、
無駄のない効果的な施策を打てるようになりますので、ぜひ最後までお読みいただけると幸いです。

 

ブログ集客の基礎知識

ブログ集客の目的

企業がブログ集客を行う主な目的には

認知度アップ・ブランディング・販売促進の3つの目的があります。

 

  1. ブログをきっかけに自社商品やサービスの認知度を高める
  2. ブログを通じて自社商品やサービスに対して良いイメージを持ってもらう
  3. その結果お問い合わせや資料請求、商品購入などのアクションを起こしてもらう

 

企業が行うブログ集客の特徴

企業が運営する集客ブログは、個人ブログとは違い日記のような内容だけではなかなか効果はでません。

企業ブログは商品やサービスを購入してもらうために、
ターゲットの設定や記事構成などの戦略をしっかり立てることが重要になってきます。

認知度アップ・ブランディング・販売促進」それぞれの目的達成のために
よりロジカルにターゲットに価値を感じてもらえる情報を提供する必要があります。

 

企業がブログ集客を行う4つのメリット

1.長期的に情報資産が蓄積する

自社所有のブログに情報資産が積み上がることでSEO効果が期待できます。

ブログがたくさん見られるようになると、そこから回遊して自社のサービスや会社情報のページも見てもらいやすくなります。

逆にSNSやNoteなどの無料のブログサービスはあくまで他媒体になるので、一生懸命情報を積み上げても自社の資産にはなりません。それらのサービスの流行が終わったり、サービス自体が終了してしまうとその情報資産も価値を失ってしまうのです。

また、自社内に蓄積した情報は、社内向けのマニュアルや出版など情報の2次活用にもつながる副次的なメリットもあります。

 

2.見込客の質が高い(成約率が高い)

『ブログを真剣に読んでくれる人=本当に困っている人』です。

本当に困っている人に画期的な解決方法を提示してあげることができれば、情報提供者への信頼感が生まれます。

ブログはSNSやWeb広告などと比べても一度に掲載できる情報量が多いので、読者の納得感も得られやすいのです。

実際に弊社のケースでもブログをきっかけに問い合わせや資料請求をしてくれた人は成約しやすい傾向にあります。

 

3.広告宣伝費を抑制することができる

長期目線でブログを育てることで、デジタル広告よりもコスト効率が良くなる可能性が高いです。

なぜならデジタル広告は運用している期間は集客できますが、一旦やめてしまうと広告経由のアクセスがなくなってしまうので集客力も元の状態に戻ってしまいます。

一方、ブログを地道に更新し続けるとGoogleなどの検索エンジンで上位表示されやすくなり、大きな広告費をかけなくても集客を自動化することができます。

ただし、ブログは運用開始後すぐにたくさんのアクセスを得られるわけではないため、ブログの育成過程ではブログとデジタル広告、SNSなどを併用した集客施策も検討することをオススメします。

 

4.自社内にノウハウが貯まる

SEO対策や読者に刺さる記事の書き方などのノウハウを社内で蓄積して、共有することで会社全体のライティングスキルの底上げに繋がります。

ライティングスキルが上がると他のサービス案内資料や提案資料のレベルもあがるため、必然的に会社全体の営業力アップにつながります。

また、全体のスキルを底上げすることによって、例え担当者が変わったとしてもその知見を引き継ぎ成長し続けることができます。

 

 

ブログ集客がうまくいかない5つの理由

自社のホームページでブログを始めてみたけどあまり効果がみられない。
という方にその主な理由を5つ紹介します。

 

1.ターゲットの悩みを解決する記事がない

1つ目の理由は、ブログで集客したいターゲットの悩みに沿った記事が少ないことです。

企業ブログの本質は、記事の内容を読んで自社の商品やサービスに興味・関心を持ってもらうこと。

新商品情報や会社のイベントの様子など書き手目線のことばかり書いていませんか?

 

もちろん新商品情報や会社のイベントの様子なども企業活動を見える化し、企業の信頼性を高める効果があるので悪いわけではありません。

 

ですがこれらの発信はすでにあなたの商品・サービスに興味がある人が対象で、その関心をさらに育てる効果しかありません。

 

新規の見込客を集めたいなら、まだあなたの商品・サービスのことを良く知らない人に向けて悩みを解決してあげる読み手目線の記事が有効です。

 

ターゲットの悩みやニーズを読み解き、それらに直接アプローチする有益情報を提供する記事を織り交ぜることで初めてブログ集客が効果を発揮するのです。

 

2.記事数にこだわりすぎて記事の内容が薄い

ブログは記事数が多ければ多いほど検索エンジンで上位表示されやすいと認識していませんか?

もちろん記事の量は大事です。

ですが内容が薄い記事はどれだけたくさん書いても、検索結果画面に上位表示されません。

その結果、大きな時間とリソースを割いて記事を頑張って書き続けているのに、ホームページのアクセス数がいつまでも増えないという現象に陥ります。

 

これまでに書いたブログ記事の内容をあらためて確認し、有益な情報になっているか見直してみましょう。

 

3.売りたい商品・サービスへの文脈動線ができていない

ブログ集客がうまくいかない3つ目の理由は、記事から自社の商品やサービスをオススメする文脈ができていない点にあります。

せっかく記事で有益情報を発信しているのに、そこから自社の商品やサービスにつなげないまま文章が完結すると、読者は「ふーん、なるほどね」とただ納得だけして離脱してしまうのです。

 

4.運用が継続できない

ブログの担当者を営業部など販売促進部門のスタッフが本業の傍で自社ブログを担当するケースはよくあります。

ただ、そのやり方だと、担当者の本業が忙しくなるとすぐにブログ更新が止まってしまうこともしばしば。

記事数が少ないうちはアクセス数が増えないため、効果が見えなくて途中でやめてしまうケースもあります。

そもそもの記事数が少なかったり、記事の更新頻度があまりにも低かったりすると、Google検索をした際にあまり上位表示されません。

 

企業に限らず地道に記事を更新し続けることは集客を成功させるためにとても重要なのです。

 

5.記事を書いた後そのまま放置している

過去に書いた記事をそのまま放置していませんか?

時が経つと昔書いた記事の内容が、今のニーズや環境とマッチしなくなることがあります。

検索上位表示されているにも関わらず、ユーザーの検索意図や市場背景と記事内容がマッチしなくなるとユーザーもすぐにページから離れてしまうため、結果的に集客効果が弱まってしまいます。

 

また、ページの滞在時間が短くなることでGoogleの評価も下がり検索順位が下がってしまう可能性もあり、マイナスの相乗効果が生まれてしまうリスクもあります。

 

ブログ集客を始めると新しい記事の量産に目が向いてしまいがちです。

 

ですが過去記事も検索順位の推移なども分析しながら、内容が今の時代にマッチしているか定期的に確認するようにしましょう。

 

>>>

 

ここまで企業のブログ集客がうまくいかない理由について解説しました。

ではこのような失敗を避けるためには何をすればよいのでしょうか?

ここからはブログ集客を成功させるためのコツを解説していきます。

 

 

ブログ集客を成功させるための4つのコツ

1.読者の悩みやニーズを明確にする

企業がブログ集客を成功させるためにはじめにやるべきことは、

誰の・どんな悩み」のために記事を書くのか明確にすることです。

 

ここでいう読者とは、あなたの商品やサービスを購入してくれるかもしれないターゲットユーザーです。

その人たちが何に困っているのか、どんな情報を必要としているのかを洗い出しましょう。

 

例えば、クライアントから実際によく相談される悩みや、相談内容を題材にして、それを解決する方法を記事で書くのがオススメです。

 

2.自社の製品・サービスが読者の問題解決につながるように結びつける

読者の悩みやニーズを明確にして、読者目線で解決方法を教えてあげることで読者はその記事に有益性を感じてくれます。

そこで悩みの解決方法として、自社の製品・サービスを使用することを提案しましょう。

 

読者はあなたの製品やサービスによって本当に悩みを解決できるなら喜んで見込客になってくれるからです。

 

例文をあげるとこのようなイメージです。

 

━━━━━━━━━━━━━━

◯◯◯でお困りではありませんか?

この記事では◯◯◯を解決する3つの方法を教えます。

・1つめはAをすること。

・2つめはBをすること。

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3つの方法のうち□□□が特にオススメです。

なぜならば〜〜〜だからです。

>>弊社商品□□□についてのお問い合わせはこちら<<

━━━━━━━━━━━━━━

 

この例のようにいくつか解決方法がある中で、1つ自社商品を含めるようにすると、文脈が自然になり、押し売り感を出さずに自社商品やサービスに誘導できるのでぜひ活用してみてください。

 

また、オススメする解決方法に対してその理由や、それをわかりやすく伝えるための例え話を文章に組み込んでいくと文章の説得力がより増します。

情報の質は読者の心を動かす上でとても重要な点なので、しっかりブラッシュアップするように心がけましょう。

 

3.専任の担当者をつけて記事更新のペースを一定に保つ

実はブログ集客で一番難しいのは継続です。

本気でブログ集客を行うなら以下のような担当者を専任でつけることをオススメします。

 

  • 全体の戦略を立てる人
  • 記事を執筆するライター
  • 原稿をCMSに入稿する人
  • 記事の品質をを管理する人

 

各担当を1人ずつ割り当てる必要はありませんが、ライターは1人だけではどうしても進行スピードが落ちるため、複数人いたほうが業務が捗ります。

ただ、リソースの問題で何人も社内で抱えるのが難しい場合もあるかと思うので、その際は外注化することも検討しましょう。

フリーランスのWebライターは市場にたくさんいますし、業務量に応じて報酬を支払えばよいので、予算のコントロールがしやすいというメリットもあります。

 

一方で全体の戦略を立てる人・記事の構成を考える人・品質を管理する人は社内に1人専任担当者をおいた方がよいです。

自社のクライアントの特徴やサービスの強みを、内部からしっかり把握した上で業務に取り組める人材を外部から調達するのはなかなか難しいためです。

 

SEO対策の観点からいうと記事は毎日更新することが理想です。

一方でコスト面やリソース面から毎日更新はなかなか難しいという場合も多いでしょう。

それでも最低週に1回以上は新しい記事を追加していくことをオススメします。

 

4.定期的にアクセス分析を行い必要に応じてリライトする

過去に公開した記事は定期的に検索順位やアクセス分析を行い、必要に応じてリライトしましょう。

 

過去に書いた記事の訴求内容が、時間の経過とともに記事内容が読者の悩みにマッチしなくなったり、Google検索結果の表示順位に変化したりするからです。

 

例えば、とある記事へのアクセスが多いのに問い合わせがあまり発生しなくなったという場合は、時間の経過や市況の変化の影響でニーズがマッチしなくなっている可能性があります。

読者のニーズやそれを解決する方法など、全体の文脈を見直して自社の製品・サービスへの誘導を強化しましょう。

 

そうすることで記事から流入したユーザーがお問い合わせや商品購入してくれる可能性が高くなります。

 

一方で公開から半年程度経過して検索結果1ページ目の下位あたりの表示に留まっている場合は、上位1〜3位くらいの競合記事の内容をチェックして、自社の記事に足りない重要な要素を補いましょう。

 

これにより、検索順位が上がりアクセスが増える可能性があります。

 

ここで注意したいのは、ただ闇雲に情報量を増やすのではなく、読者にとってより有益性が高くなるように心がけること

記事内に本題とは無関係の情報が増えすぎると、Googleから記事の質が落ちたと判定され、逆に検索順位が下がってしまうケースもあるので気をつけましょう。

 

 

ブログ集客は文章コンテンツだけに捉われると危険

ここまではブログのコンテンツに関することを解説してきました。

ブログ集客を成功させるためには、それ以外にもしっかりみておくべき点がいくつかあります。

 

そもそもホームページの情報設計が悪いとページを回遊してもらえない

いくらブログで有益な情報を発信していたとしても、カテゴリメニューなど画面全体のレイアウト構成や他ページへの動線設計が考え抜かれていないホームページでは集客はうまくいきません。

 

先日の記事、”自社マーケティングで集客効果を上げる方法|見込客の行動の理解しよう”でも紹介した通り、ホームページの訪問者がブログの記事を読んで、あなたの商品に出会い、その後問い合わせや購入に至るまでには「認知>理解>共感>行動」というプロセスを経ます。

 

ホームページに訪問したユーザーの行動プロセスに則ったページ構成やレイアウト設計がされていないと、ブログ記事だけを読んでそのまま離脱してしまいます。

 

Webサイトが古すぎると離脱される

何年もリニューアルされていない古い企業Webサイトは、会社情報やサービス内容などの基本情報が古かったり、使われている画像が古かったり、スマートフォンに最適化されていなかったりするため、会社の信用を落とす可能性があります。

 

いくらブログで情報発信する内容が良くても、発信元の会社の信用が弱ければ製品やサービスの購入には繋がりませんよね。

 

もし今お持ちのホームページを見返して

  • ページ構成やレイアウト設計に不備がある
  • 何年も前に作った古いもの

であるなら、ブログ集客施策を始める前にホームページのリニューアルを検討した方が良い場合もありますので、その点はしっかり現状を見極めましょう。

 

 

まとめ

今回は自社マーケティングするなら知っておきたい企業ブログ集客の失敗理由と成功のコツ

についてご紹介しましたがいかがだったでしょうか?

 

ブログ集客は最初は大きな時間とリソースを費やす必要はあるものの、うまく集客の流れを掴めると、将来的には集客を自動化できる魅力があります。

 

この記事をお読みいただき、

  • ブログ集客を始めたいけどリソースが足りない
  • ブログ集客を成功させるため全体のコンサルティングをしてほしい

などのご要望がございましたら、アライブに一度ご相談ください。

 

自社のブログ集客と「ライフデザインズ」のメディア育成を成功させたノウハウを活かし、メディアコンサルからWebサイトリニューアルまで、企業様それぞれの課題に合った最適な提案をさせていただきます。

 

最後までお読みいただきありがとうございました。

 

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