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「デザインお願いします」と言われてデザイナーは何を考えてデザインしているの?

2020/12/10 | Webサイト制作

萩原 麻衣

Writer萩原 麻衣

Designer / Project Manager

はじめに

こんにちは。デザインチームの萩原です。

今回は「じゃあこの内容でデザイン進めてください!」となったあと、デザイナーは何を考えてデザインを進めていっているかについてお話しようと思います。

 

デザイナーといっても、人それぞれ考え方や進め方が違うので、今回は私の一例となりますが「へ〜そういう考えなんだ」と思ってもらえたら嬉しいです!

 

 

まずは「絶対に譲れないもの」を明確にする

 

たとえば、お話を進めていくとこんな要望があがってきます。

 

  • 会社のロゴがこういうデザインなので、メインの色はこの色がいいなあ
  • 製品を写真で大きく見せたいのでインパクトがほしいなあ
  • SEOに力を入れていきたいので、キーワードをたくさん入れられるようにしてほしい
  • WEBサイトにはこんな動きをつけられたらかっこいいな!
  • ユーザーは年配の人が多いので、文字は小さくしたくない

 

など。

 

この時点でお客様にとって「絶対に譲れないもの」をしっかり理解しておきます。

どんなにかっこいいデザインにしても、狙ったユーザーのためになっていなければ意味がないのでお客様の要望と、こちらからのアドバイスをうまくまとめていきます。

 

 

「こんな雰囲気はどうだろう?」参考になるデザインを社内で共有して意見を出し合う

参考デザインは、ゴールに向けて「私たちが向かっているゴールとは何か」を関わる人みんなで共有するためのものです。

 

基本的にはデザイナーが参考デザインを探しますが、構成を考えたディレクターの頭の中にも少なからず完成形のイメージがあるはずです。

それがバラバラのまま進めるとうまくいかないので、ここで共有してゴールを明確にしていきます。

 

 

いざデザイン!

ゴールが決まったので、デザインをしていきます。

私の場合は真っ白なキャンバスを眺めていても時が勝手に流れてしまうだけなので、とにかく思いついたものを配置していきます。(手書きでラフを描いていく人もいます)

 

メインカラーはこれにしよう

メインカラーに合わせてアクセントカラーはこんな色がいいかな

このキャッチコピーにはこういうフォントが合いそう

英語や数字はかっこいいイメージに合うものを選ぼう

 

こんなことを考えながら手を動かしていきます。
(この間は結構自由な思考回路で私は「デザインを楽しむ」ことに没頭します)

 

そして、途中途中で客観的に見る時間を設けます。

 

この色で本当に大丈夫かな

この文字サイズで、これくらい行と行の間が広いと読みにくいのでは…?

写真がこんなに大きいとノートパソコンだとかえって見にくいのでは

 

と、ここであえて自分の作ったものにケチをつけてみます。

ここからが頭を使ってたくさん考えるモードです!

 

行き詰まったら、とにかくいろんなものを見ます。

WEBサイト雑誌動画テレビ

身の回りにはいろんなところにアイデアのヒントが隠れています。

 

手を動かす→客観的に見る」を何度も繰り返して、形にしたあとに細かい部分のデザインに手をつけていきます。

 

細かいデザインとは、たとえばこんなこと。

 

  • 挿絵
  • アイコン
  • ダミー写真のあてはめ(情報と一致する写真を入れる)
  • 装飾

 

ここまで終わったら、一旦社内のスタッフに意見をもらいます。

完成度は60〜70%くらいでしょうか。

 

その後他スタッフの意見を踏まえてもう一度調整をして、お客様へ確認に回します。

 

 

最後に

好きな絵を描く」と同じ思考回路では仕事としてのデザインはできないので、自分だけではなく様々な人の意見や要望を形にしていく流れを今回お話させていただきました。

 

デザイナーが「ここはこういう考えでデザインしました!」と胸を張ってプレゼンすることがあると思いますが、その背景にはこんな思いがあるということがお伝えできていたら嬉しいです。

 

萩原 麻衣

Writer萩原 麻衣

Designer / Project Manager ブログ プロフィール

学生時代は舞台美術を専攻し、テレビや映画の美術セットの制作に携わる。学内・学外を通して空間的なデザインをしている中で平面的なグラフィックやWebのデザインにも興味を持ち、就職活動中にアライブに出会い入社。これまでに自分が学んできたものをWebに活かし新しいデザインを生み出したい。

学生時代は舞台美術を専攻し、テレビや映画の美術セットの制作に携わる。学内・学外を通して空間的なデザインをしている中で平面的なグラフィックやWebのデザインにも興味を持ち、就職活動中にアライブに出会い入社。これまでに自分が学んできたものをWebに活かし新しいデザインを生み出したい。

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