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ノーコード開発ツールでWebサイトを作るメリット・デメリット

2024/07/05 | Webサイト制作

現代のデジタル社会において、ホームページは企業の顔であり、重要なツールとなっています。

昔はただの名刺代わりのように扱われていることも少なくなかったホームページですが、コロナ禍を経てその重要性に変化が生まれました。

対面が難しい」とか「人材不足」といった課題を解決するために、ホームページはデジタル営業ツールとしての役割が一層強くなってきたのです。

その結果、ホームページは事業においてますます注力される存在になり、リニューアルのニーズがより高まりました。

 

そんな中、Webサイト制作の手法もここ数年で進化し『ノーコード開発』が新たなソリューションとして注目を集めています。

プログラミングの知識がなくても、直感的な操作でWeb構築ができるこの手法は、特にリソースや予算の限られた中小企業や個人事業主にとって非常に魅力的です。

そこでこの記事では、ノーコード開発の基本的な知識に加え、それを活用するメリット・デメリット、ノーコード開発ツールを選ぶ際のポイントなどについて詳しくご紹介します。

最後までお読みいただくことで、ノーコード開発が相応しいシーンやそうでないシーンがわかり、検討中のプロジェクトへの導入判断をしやすくなります。

ぜひご覧ください。

 

ノーコード開発とは

ノーコード開発」とはプログラミングの知識がなくても、各プラットフォームを使用して編集画面から直感的にWebサイトやアプリケーションを構築できる手法です。

最近のノーコード開発ツールは、自身でサーバーを用意しなくても、Webサイトを作れるものが多く存在します。

(※今回は自社でサーバーを用意しなくてもよいノーコード開発ツールに絞って解説していきます。)

対して、ツールやプラットフォームを使わず0からプログラミングを行い、Webサイトやアプリケーションを構築する手法のことを「スクラッチ開発」と呼びます。

 

ここからは日本でもよく使用されている代表的な「ノーコード開発」プラットフォームとその特徴をご紹介します。

 

初心者向けのノーコード開発プラットフォーム

Wix Studio

引用元:Wix Studio公式サイト

 

  • ドロップ&ドロップの操作で簡単にWebサイト構築ができる
  • 数百種類のテンプレートがあり、様々な業種や用途に対応している
  • 初心者でも使いやすい

 

>>「Wix Studio」の公式サイトはこちら

 

 

ペライチ

引用元:「ペライチ」公式サイト

 

  • 簡単に使えるシンプルなインターフェースを持っている
  • 用途に応じた様々なテンプレートがある
  • フォーム作成、オンライン決済などの機能が充実
  • 初心者でも使いやすい

 

>>「ペライチ」の公式サイトはこちら

 

 

初心者〜上級者向けのノーコードプラットフォーム

 

STUDIO

引用元:STUDIO公式サイト

 

  • 日本発のノーコードツールで、日本国内での利用を意識した設計になっている
  • デザインとコーディング両方サポートされている
  • Wixやペライチに比べると、テンプレートは少ない

 

>>「STUDIO」の公式サイトはこちら

 

Webflow

引用元:「Webflow」公式サイト

 

  • 近年注目を集めており、多くのデザイナーや開発者が採用している
  • 高度なアニメーション機能を持ち、カスタマイズ性が高い
  • レスポンシブ対応に優れている
  • プロのデザイナーや開発者に向いている

 

>>「Webflow」の公式サイトはこちら

 

 

ノーコード開発のメリット

ソースコードを記述しなくてもWebサイトを制作できるノーコード開発がもつメリットを3つ紹介します。

 

1. Webサイト制作の時間削減

ノーコード開発はソースコードを書く必要がないため、スクラッチ開発と比べて構築が迅速に行えます。

さらに、多くのノーコードプラットフォームは豊富なテンプレートを提供しています。それらを使用することにより、デザインやレイアウトの作業が効率化され、短時間で魅力的なWebサイトを制作できます。

 

2. 制作コストを抑えられる

ノーコードプラットフォームでは、編集画面で誰でも直感的に操作ができるので専門知識のある開発者がいなくてもWebサイトを構築でき、これが人件費や学習コストの削減に繋がります。

また、定期的なメンテナンスやアップデートも自動化されている場合が多く、運用にかかる手間と費用も軽減できます。これにより、無駄なコストを発生させることなく、効率的な運用が可能になります。

 

 3. 修正や改善の手間が少ない

ノーコード開発では、リリース後の変更や修正、改善も簡単に行えます。

ビジュアルエディターを使って直感的に操作できるため、特別な技術知識がなくても迅速に変更や修正が可能です。

さらに、多くのプラットフォームにリアルタイムで変更を確認できる機能が備わっており、変更内容を即座に反映させることができます。

リアルタイムで変更を確認できるため、発注側の担当者やプロジェクトマネージャーが変更による影響を即座に把握し、迅速にエラーやプログラムの間違いを見つけ、修正を行えます。

また、テキストの修正程度であればわざわざ制作会社に依頼せずとも、自社内で簡単に修正ができてしまいます。

スクラッチ開発では、問題が発生した場合その原因を特定するために多くの時間を費やすことがありますが、ノーコード開発ではビジュアルエディターという機能を使用して、編集箇所を直接確認することができるため、効率的に問題を解決できます。

 

 

ノーコード開発のデメリット

次にノーコード開発を選択する際のデメリットについても3つ紹介します。

 

1. 自由度や拡張性が低い場合がある

ノーコード開発では、テンプレートを使用して簡単にWebサイトを制作できますが、ツールの仕様に依存することで、独自性のあるデザインや機能をもたせるのが難しい場合があります。

誰でも簡単に制作できる反面、複雑なカスタマイズには限界があります。

そのため、独自性の高いデザインや特殊な機能を導入したい場合、ノーコードツールでは対応できないことがあります。より高度なカスタマイズを行う場合は、実際にコードを書く必要が出てきます。

 

2. 運用がプラットフォームに依存している

ノーコード開発では、使用中のプラットフォームのサービス提供が終了したり、価格を急に上げたりするというリスクがあります。これにより、Webサイトの持続的な運用に影響をもたらす可能性がでてきます。

さらに、ノーコード開発ではプラットフォーム側の制限により、データの所有権やセキュリティに問題が生じることがあります。

GoogleタグマネージャーやGoogleアナリティクスなどの外部サービスを統合できない場合もあり、企業や開発者によっては選択肢が制限されます。

 

3. 大規模な開発には不向き

大規模な開発には不向きな側面があります。

ノーコード開発プラットフォームでは、通常、プラットフォーム内の機能やツールを使用してWebサイトを構築します。

そのため、複雑な機能要件や大規模なプロジェクトに対応する際には制約が生じることがあります。

例えば、特定の業界やビジネス特有の細やかなカスタマイズや高度なセキュリティ要件を満たす必要がある場合、ノーコード開発の能力では従分に対応できないことがあります。

 

これらのデメリットを考慮するとノーコード開発を行う際には、将来のリスクや要件に対する重要性をよく検討することが必要です。

 

 

ノーコード開発ツールを選ぶ際の3つのポイント

ノーコード開発を導入する際の留意点も含め、ツールを選ぶ際のポイントを解説します。

 

1. 要件に合わせて選ぶ

必要な機能があるか

ノーコードプラットフォームの中に、検討中のプロジェクトにマッチする機能が備わっているか確認する必要があります。

例えば、今後別のプラットフォームやWordpressで構築したWebサイトなどに移行する可能性がある場合、「データ移行が可能か」「コードを出力してプラットフォームに依存せずに使用できるか」といった要件も重要な判断基準になります。

 

開発予算と期間

その他にも、開発予算と期間についても考慮する必要があります。

「選定するツールの初期費用やランニングコストが予算内で利用可能か」、「開発が計画通りの期間で完了できるか」などを確認することで、プロジェクトの成功を確実にします。

 

セキュリティ要件

ノーコードプラットフォームでは、一般的にはセキュリティに関する多くの側面をプラットフォーム自体が管理しています。ユーザーは制限された範囲でのカスタマイズしか行えず、セキュリティ機能の完全なカスタマイズや特定のセキュリティ対策の実装が難しい場合があります。

また、データの保護やプライバシーに関する機能が充実しているかを評価することも大切です。さらに、ツールが提供するセキュリティのアップデートや定期的な更新が実施され、最新のセキュリティ対策が常に保たれていることも重要です。

 

2. サポートやマニュアルが充実しているか

ノーコード開発ツールを選定する際には、サポートやマニュアルが充実しているか確認することも重要です。

適切なサポートがあれば、問題が発生した際に迅速に対処でき、効率的にツールを活用することができます。

もし海外のツールを使用する場合、日本であまり普及していないツールを選択すると、トラブル時に情報不足で問題解決が難しいケースも考えられます。

よって、選定するツールのサポートやマニュアルが重質しているかどうかを確認することが、円滑な運用と問題解決に不可欠です。

 

3. 料金プラン

ノーコード開発ツールを選ぶ際には、料金プランも重要な要素です。

多くのツールは無料プランを設けており、基本的な機能であれば無料で利用できます。また、一定期間のトライアルを提供しているツールもあり、実際に機能や仕様を試すことができます。

選定前の各プランの料金体系や機能、利用制限などを比較し、プロジェクトのニーズに最適なプランを選ぶことが重要です。

 

 

ノーコード開発とスクラッチ開発の適用プロジェクト

ノーコード開発とスクラッチ開発は、それぞれ異なる特性を持ち、適しているプロジェクトも異なります。どのようなプロジェクトが向いているかそれぞれ解説します。

 

ノーコード開発が向いているプロジェクト

ノーコード開発は、期間限定のキャンペーンのLPや、テストマーケティングで顧客の反応を試したい場合に適しています。

例えばクリスマスや新年セールなど、特定の期間のみ必要なLPなどであれば、迅速に作成しキャンペーン終了後は簡単に撤去できます。

その他にも新商品のテストマーケティングが目的であれば、ノーコード開発ツールで簡単なWebサイトを制作しユーザーからのフィードバックを素早く得ることができます。

さらに、小規模ビジネスや個人事業など、低コスト&スピード感が求められるビジネスシーンにも向いています。

小規模ビジネスのプロモーションサイトでは、商品の紹介や企業の基本情報を提供するシンプルなサイトを短期間で制作可能です。

 

スクラッチ開発が向いているプロジェクト

一方でスクラッチ開発は、企業サイトや大規模なプロジェクトに向いています。独自性や長期的な自社管理が求められるプロジェクト、情報資産を自社内に蓄積したい場合に適切だといえます。

例えば、企業の公式サイトやメディアサイトには、独自のデザインや高度なコンテンツ管理が求められます。

スクラッチ開発により、各企業が持つビジョンやブランド戦略に合うWebサイトを構築できます。

大規模なニュースサイトや動画ストリーミングサービスでは、効率的なコンテンツの配信やユーザーの行動分析、広告の管理が必要です。スクラッチ開発を行うことで、これらの要件に応じたWebサイトを構築できます。

 

 

まとめ

今回はノーコード開発のメリット・デメリットや導入に向いているシーン等について解説してきましたが、いかがだったでしょうか。

ノーコード開発ツールを活用することで、直感的な操作が可能になり業務効率も向上します。

一方で自由度や拡張性の制約、特定のプラットフォームに依存するリスクもありますので、Webサイト制作の目的や要件に応じて慎重に意思決定をすることが重要です。

 

Webサイト制作でどの手法を取るべきか悩んでいる

リニューアルを検討しているが新しいツールの導入によって、影響がでないか不安

そんなお悩みをお抱えでしたら、ぜひ一度アライブにご相談ください。

アライブでは、専任のWeb制作・開発チームが、現状の課題や実現したいことなどを詳しくヒアリングし、最適な改善策をご提案させていただきます。

最後までご覧いただき、ありがとうございました。

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