ビジネスモデルを常に考えるようにしよう。

こんにちは。アライブ株式会社 代表取締役の三輪です。

 

僕は仕事中もプライベート中も

「常にビジネスモデルを考える」ことを実践しています。

 

「このお店はなぜ流行っているのか？」

「このサービスの収益源は何か？」

「このサービスの集客方法は？」

「なぜこの広告をやっているのか？その意図は？」

「このビジネスの最終目標はなんだろう？」

「なぜこんなに早く規模を拡大していけるのだろう？」

 

ということを、疑問に思った時点で考えるようにして

自分なりの結論を出します。

その結論が合っているかどうかはどちらでもよく、

常にビジネスモデルを考えることの習慣化と

毎回頭の中でシュミレーションをすることで、

ビジネスの感性を研ぎすますためです。

 

今回もビジネスモデルが面白いなと思うことがありました。

 

この前、家族でちょっと車を使って遠出をしようとした時、

車がない僕らは、レンタカーを借りようとしたところ、

妻が「ニコニコレンタカーが安いから利用しよう」ということになりました。

確かに6時間2100円で安いし、家の近くにあったので、

ネットで予約し、当日ニコニコレンタカーのお店まで行くと

そこはニコニコレンタカーの看板が出ていましたが、

ガソリンスタンドでした。

 

最初は不思議に思いましたが、

頭の中で「ニコニコレンタカーのビジネスモデルは何だ？」と問いたところ、

納得することができました。

 

通常のレンタカー会社だと土地や車など、

レンタカーというビジネスをするためにたくさんの投資や維持費がかかりますので、

その費用分が料金に跳ね返ってきます。

 

ニコニコレンタカーは、ガソリンスタンドと提携することで、

かなりの設備投資費を抑えることができ、その圧縮により低価格を実現できるのです。

車を置くための敷地も給油するための設備もスタッフも

もともとガソリンスタンドをするためにありますから、

それを全て利用できるわけです。

 

ガソリンスタンドというビジネスをするために、

敷地と設備とスタッフがおり、

また維持費もガソリンスタンドのビジネスモデルでまかなえる仕組みですから、

ガソリンスタンドとしては、ニコニコレンタカーのサービスと連携するだけで

新しい収益が生まれることになります。

 

通常、レンタカーは返す前にガソリンを満タンにしなければなりませんが、

ニコニコレンタカーでは、最後にそのガソリンスタンドで給油することになっているので、

ガソリンスタンドとしては、安定的に給油してくれる仕組みまで手に入り、

レンタカー代と給油代の両方が収益となります。

 

ガソリンスタンドとしてのニコニコレンタカーに加盟するコストとしては、

レンタカーの購入費だと思いますが、

それも中古車で揃えればそんなにコストはかからないと思うので、

ニコニコレンタカーをやれば、ガソリンスタンドの収益増に繋がりますから

ニコニコレンタカーとしてもガソリンスタンドとしても、

Win-Winの関係になり、急速に店舗を増やしていくことができると思います。

 

ニコニコレンタカーの収益としては、FC加盟料と

売上の何％かがロイヤリティになるのではと思います。

 

このビジネスモデルが本当に合っているかは分かりませんが、

このシュミレーションであれば、ニコニコレンタカーが低価格を実現できるのも

急速に店舗を拡大しているのも説明することができます。

 

こういった形で、僕は常に疑問に思ったときはシュミレーションをして

ビジネスモデルを解明するようにしています。

 

普通であれば「ニコニコレンタカー安いな〜。助かるな〜。」で終わってしまうかもしれませんが、

マーケティングに精通していきたいのであれば、

普通の人と違って、物事を奥底まで掘り下げて色々なことを調べていくことが重要だと思います。

 

マーケティングを鍛えるネタはそこら中に転がっているので、

自分さえしっかりしていれば、時間を無駄に過ごさず、色んなことを勉強していくことができますよ！