実施した施策
概要・課題
D&H HOMEさまは、福岡市とその近郊を中心に、土地探しからの注文住宅を建てている住宅会社さまです。
コロナ明けで来場集客に変化ができてきたため、その強化としてリニューアルのご依頼をいただきました。
これまでのWebサイトでは、D&H HOMEさまが大切にされている「お客さまとの対話を重ねながら行なっていく、丁寧でこだわりのある家づくり」という部分が伝わりづらいのではという課題がありました。
今回のリニューアルでは、D&H HOMEさまの強みをと魅力に改めて向き合い、細部までこだわったデザインで表現させていただくことに尽力させていただきました。
ターゲット
・福岡市とその近郊で家づくりを考えている方
・土地探しからの注文住宅や、建売住宅を考えている方
・ていねいな暮らしにこだわりたい方
デザインコンセプト
ターゲットへのアピールや他社との差別化を図るためには、D&H HOMEさまの強みである「お客さまの感性を引き出し、それを大事にしながら家づくりをする」という部分が、Webサイトから伝わるようなデザインにすべきだと考えました。
本物志向で心の豊かさを持つユーザーに、「D&H HOMEは他の会社と違って自分が大事にしている感性を家づくりに反映してくれそうだ」と思ってもらう、というミッションです。
具体的にどのような見せ方をすれば伝わるのかがとても難しい繊細なコンセプトだったため、何度もお打ち合わせをしながら具体的なイメージのすり合わせを行いました。
デザインのこだわりポイント
デザインコンセプトの項目で軽くご説明しましたが、繊細なデザインコンセプトのWebサイトなので、目指すべき空気感を出すために、具体的にはこだわったポイントは以下の部分です。
1|余白と写真から伝わる空気感を大事にする
一般的なWebサイトよりも余白を大きくしています。
具体的な距離をあける以外にも、見出し等のフォントサイズを小さめにすることで画面の圧迫感をなくし、余白を感じるようにしています。
一般的な見出しのサイズはメリハリを出すために本文よりだいぶ大きめにすることが多いのですが、そうすると「よくある雰囲気のサイト」になってしまったり、場合によっては妙に垢抜けない印象になってしまうこともあります。
ユーザーに「このサイトは他の住宅会社と違って何か雰囲気がいいな」と感じてもらう仕掛けの一つとして、あえて変化を出しています。
2|写真をわかりやすくしすぎない
また、写真から伝わる空気感を大事にするために、「写真をわかりやすくしすぎない」ということにもこだわりました。
わかりやすいシーンの写真は、それ故に「一般的な印象」になってしまうので、それでは目指すべき空気感が出せません。
あまりにも伝わりにくい写真は除外しつつ、わかりやすさよりも「目指すべき空気感になるか」を重視して写真を選定しています。
このような細かなこだわりを施すことでデザインのクオリティが上がり、理想の空気感になると考えています。
今回のミッションは特に繊細さが大事だと思いましたので、一つ一つ丁寧に判断しながらデザインさせていただきました。
UI・UXでこだわったポイント
「わかりやすくしすぎない」をポイントにしながらも、やはりUIやUXは重要です。
例えばヘッダーの重要メニューにはアイキャッチになるようにアイコンをつけていますが、デザインの雰囲気を崩さないように、色味やグラフィックの形にこだわりました。
また、小さめの見出しによる空気感とメリハリを両立するために、見出しと本文の間の余白にもこだわっています。 余白によってリズム感を生み、ストレスなく閲覧できるようにしています。
WordPressの仕様
施工事例では「吹き抜け」「高天井」「二階リビング」など、D&H HOMEさまがこだわっている間取りから検索ができるように検索システムを実装しました。
また、施工事例では、画像レイアウトパターンを複数設定しており、縦長・横長・正方形など、施工写真がもっとも映えるサイズで表示ができるように工夫をしています。
TOPページ
デザイン・プランニング ページ
住宅性能 ページ
採用情報 ページ
担当者からの一言
D&H HOMEさまのサイトリニューアルは、デザインの持つ空気感にこだわり入念なフィードバックを重ね進行させていただきました。
会社の顔となるコンセプトページについてもじっくりと内容を詰め、D&H HOMEさまの強み・魅力をしっかりとユーザーへ伝えられるように構成しています。
余白までこだわり抜いた本物志向のデザインは、サイトに訪れたユーザーに肌で感じ取っていただけます。
リニューアル後は目的としていた来場予約が好調と伺い、非常に嬉しい限りです。
今後もD&H HOMEさまの家づくりの魅力がより多くのユーザーに伝わり、「ここで家を建てたい!」と思うお客様が増えるようサポートさせていただきます。
関わったスタッフ
Director
竹内 宏文
Director
纐纈 響子
Art Director
野々山 友紀子
Main Designer
野々山 友紀子
Sub Designer
岡田 悠里