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Writer畢 小燕
Web Marketer
中国アリババグループ(Alibaba Group)は、11月11日に開催した「独身の日」セール(11.11 Global Shopping Festival)の取引総額が2684億元(約4.2兆円)と発表しました。
前年と比べ25%増加し、過去最高の1日あたりの売上金額を更新しました。
11月11日は中国の「独身の日」であり、独身の若者が集まってお祝いする日です。
公式の祝日ではないので、休暇がなく、以前はただ寂しい日と思われていました。
2009年は、中国のオンラインショッピング元年です。
当時、中国の最大のオンラインショッピングプラットフォームであったアリババは、オンラインプロモーションを通じて自分のブランドを宣伝したいと考えていました。
そこでアリババは、11月11日「独身の日」を選び、期間限定のセールを行いました。
この日を選ぶには、この日が「独身の日」である以外に、もう2つの要因があります。
ひとつは、もともと中国人には年末に買い物をする習慣があること。
もうひとつは、1年で最もストレスが大きいと言われている11月には、消費者の購買意欲を刺激しやすいからです。
2009年11月11日のセールは大きな成功を収め、取引額は0.52億元(約8億円)に達しました。それ以来、毎年11月11日にアリババがセールを開催しており、この日も現在の「独身の日」セールとなっています。
2009年から2019年にかけて、「独身の日」セールのプロモーションモデルもインターネット技術の進歩と消費需要の変化に伴って革新的であり、取引額も増加し続けています。
参照元:https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%85%89%E6%A3%8D%E7%AF%80
消費習慣とは、消費者が長期的な消費の中で、特定の商品やサービスに対して、好みの傾向を形成する心理表現です。
言い換えると、人々が特定の種類の商品やブランドに対して、長期に渡って維持される消費需要の一種であり、個人の安定した消費行動の一種です。
消費習慣は人々の長期的な生活の中でゆっくりと蓄積され、更に、人々の消費行動にも重要な影響を与えます。
参照元:https://wiki.mbalib.com/wiki/%E6%B6%88%E8%B4%B9%E4%B9%A0%E6%83%AF
消費習慣の例は私たちの生活のどこにでもあります。
誕生日ケーキを買う、バレンタインデーチョコレートを買う、結婚指輪を買うことなど、これらは全部無意識の間に身に着けさせられた消費習慣です。
一度消費習慣が形成されると、それ以上変えることは困難になります。
アリババはこれを利用して、10年間の「独身の日」セールを通じて、徐々に消費者にオンライン消費の習慣を身につけさせてきました。ネジから車まで、家から出なくても、全て購入できるオンラインショッピング。これにより、アリババは世界最大のEC企業のひとつになっているのです。
「独身の日」セールは中国向けだけではなく、世界向けのショッピングデーです。
2014年から「独身の日」セールは「全球狂歓節(Global Shopping Festival)」の名前に変更し、グローバル化してきました。
今年のセールに参加した中国以外の小売業者の上位5カ国は、日本、米国、韓国、オーストラリア、ドイツです。Apple、Bose、GAP、Nike、ユニクロなどの15ブランドの売り上げが、それぞれ10億元(約154.8億円)を超えました。
参照元:https://www.excite.co.jp/news/article/Itmedia_news_20191112058/
中国の「独身の日」セールは、消費者のオンラインショッピングの消費習慣を形成させることを目的としたオンラインプロモーションです。
アメリカの「Black Friday」、アマゾンの「プライムデーセール」も同じです。
効果は異なりますが、いずれも成功したケースと言えるのではないでしょうか。
今後AI技術の発展により、私たちの消費習慣は再び変わる可能性があります。
そしてそのとき、消費習慣に影響を与え、新しい勝者になるのは一体誰でしょうか?
大学卒業後、中国にてマーケティングの仕事を始める。徐々にSNS広告に強い関心を持つようになり、入社三年目に会社を辞め、研究することを決意。関心のあった日本の広告を学ぶため来日する。
大学院に入学すると同時に、知人の紹介でアライブにてアルバイトを始める。大好きなWebマーケティングの仕事に携われることに加え、アライブの自由、平等、相互愛がある温かい社風に惹きつけられ、入社することを決める。Webマーケティングという日々変化を遂げる業界で、専門知識を学び続け、心をこめてお客様をサポートすることが目標。