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「この修正、お金かかるんですか?」
Writer三林 真希
Lead UX Designer / Project Manager
この記事を読むメリット
- 無駄な損をしなくなる
- 制作会社とのコミュニケーションがうまくいくようになるかも
1.「この修正、お金かかるんですか?」
前髪カットや時計のベルト調整と同じ
Webサイトを公開した後は、
ちょっとした修正のご要望が入ることがあります。
「社員数が増えたのでここの数字を直してください」
「写真が古くなったので、差し替えてください」
「バナーの内容を変えたいです」
ほんのちょっとした修正ですね。
この時、「では見積もりを確認します」と伝えると
「あ、お金かかるんですか?」
とおっしゃるお客様は一定数いらっしゃいます。
アライブでは、弊社のミスが原因でなければ、
基本的にはどんな小さな作業でも有料対応とさせていただいています。
(ごくまれに保守契約をさせていただいているお客様もいますが、そちらは例外です。)
美容室で前髪を切ると、500円~1,500円くらいかかりますよね?
時計店でベルトの調整をしてもらうと、1,000円くらいかかりますよね?
それと同じように考えていただければと思います。
2.「じゃあ自分たちでやります」の悲劇
「お金がかかるなら自分たちでやります」。
この言葉はわたしたちをすごく苦しめます。
べつに売上がほしいという意味ではありません。そんなのはどうでもいいんです…!
苦しみの理由は主に二つあります。
何かあっても保証できない
まず一つめ。
当たり前のことですが、弊社ではお客様側の作業には責任が持てません。
😱「大事なファイルを上書きしてしまった」
😱「操作ミスで謎のエラーになってしまった」
などの場合、元に戻すのにどれくらい時間がかかるかわかりません。
元に戻せるかどうかもわかりません。怖いですね。
価値を下げてしまう可能性
二つめは、意外と気づきにくいことかと思いますが、あえてはっきり書かせていただきます。
それは、お客様が「自分たちで自分たちの価値(企業イメージ)を下げている」ということです。
作業としては簡単なことでも、Webサイトの品質に影響する場合が多くあります。
- 写真差し替え
- バナー修正
- 文字の色変更
など、主に「見た目」に関わる修正が挙げられます。
以下のようなケースです。
「ソフトを使えるスタッフがいるから、こちらでやります」
→ いくらソフトを使えるといっても、プロのデザイナーではないですよね。
「自社のデザイナーに対応してもらうことにしました」
→ 印刷のデザインとWebデザインはまったく別ものです。
それなりに形になっても、Webデザインの専門スキルがないと、やはり品質に表れます。
たとえば、
・一部の写真だけ他と違うトーンになってる
(色味やコントラストを合わせてない…)
・一部のバナーだけなんか浮いてる
(世界観が違ってしまっている…)
ということになるんですね。
一部の写真やバナーが全体のイメージに影響してしまいますし、見る人が見ればすぐにわかってしまいます。
(蛇足ですが、そのWebサイトを制作したデザイナーには、多大なる精神的ダメージを与えます。)
こちらをもう少し掘り下げてみましょう。
3.どちらが「損」か?
プロの作業と、そうではない人の作業
Webデザインは、使う色、フォントの種類、文字サイズ、写真のトーン、画面のメリハリなど、デザイナーが全体のバランスを見ながら緻密に構成することで、その世界観が成り立っています。
日頃から「クリックされやすいバナー」「読みやすい行間」など、成果を出すために圧倒的な量のWebサイトを見て研究している「プロの仕事」とそれ以外の方の「作業」では、比べものになりません。
「作業ができる」ということと、「Webデザインを理解したうえで作業ができる」ということは、別であるとご認識いただければ幸いです。
「プロとの差」を理解したうえで、
それでも費用をかけないように「自分たちでやります」とするのか、
または、多少の作業費用はかかっても、Webのプロに任せてブランドイメージを守るのか。
どちらが「損」で、どちらが「特」になるのでしょうか?
自分で前髪を切って笑われた話
冒頭で「前髪カット」の話をしましたが、
わたしは自分で前髪を切って、次にサロンに行った時に美容師さんに笑われたことがあります。
自分ではうまくできたと満足していましたが、見る人が見ればわかるんですね。全体のバランスや印象がおかしくなっていたのかもしれません。
わたしは一日の大半をPCの前で過ごす平凡なオフィスワーカーなので、その時は「ちょっと恥ずかしいけどまあいいか」という感じでしたが、
もしもセールスレディやモデルなど、自分の第一印象が結果につながるような仕事だったら「まあいいか」とはならないですよね。
前髪カット1,000円を惜しんでリスクをとるか、1,000円で安心のプロに任せるか。
企業のWebサイトはどうでしょうか?
4. 「だって社内で見積もりを通しにくいんだもん」
Webサイトの重要性を、会社のえらい人に理解してもらう
「お金かかるなら自分たちでやります」の裏側には、「社内で見積もりが通しにくい」という理由があったりします。これはもう、会社のえらい人にWebサイトの重要性をしっかり説明して理解していただくしかありません。
顧客獲得の主な経路がWebサイトであるにも関わらず、なぜかWebを軽んじている企業様は意外と多いですが、「そこに費用をかけずにどうする」というのがわたしの本音です。
反対に、社長がWebサイトを重要視していたり、会社全体で「ちゃんとWebサイトを更新していこう」と取り組んでいる企業様はやはり改善のスピードも早いですし、結果に繋がりやすいと感じます。
社内で年間予算を確保して、担当者レベルで判断・実行できる体制ができている企業様は、やりとりもスムースです(都度見積もりを通すのが難しい企業様にはおすすめの方法です)。
5.見積もりを出す側として感じること
自分たちでも、細かい見積もりを作るのは正直つらい時があります。
「こんな簡単な修正なら、見積もりを出して承認をもらうよりも、作業したほうが早いし、ラクだな…」というケースはめちゃくちゃあります。
でも簡単な修正だからといって無償対応をしてしまうと、お金をいただいているお客様に対して不公平になってしまうし、そのような案件ばかりになって、ビジネスとして成り立たなくなってしまうんですよね。
また、経験上、無償対応の副作用として、制作側は改善に消極的になってしまうし、依頼側にも遠慮が出るので改善のPDCAを回すスピードが遅くなり、結果的にあまり良いことがありません。
ちなみにアライブでは、「これだけの費用がかかります」と適当に出すのではなく、作業時間から逆算して、見積もり項目を細かく洗い出して記載しているので、かなり透明度の高い見積もりになっています。
(売上ほしさにわざと高い金額で提出することはありませんので、その点はご安心ください。)
6.まとめ
- 簡単な修正でも、美容室の前髪カットと同じように料金がかかるものである
- 費用をかけずに自社で対応することのリスクも理解しよう
- 会社のえらい人にWebの重要性を理解してもらうことが大事
今後のご参考になれば幸いです。では!
アライブでは10年以上デザイナーとして活躍。制作物のディレクションからデザイン、ライティングまで幅広く対応できることを強みとし、複雑なことや難しいサービスを分かりやすく、かつ魅力的に伝える表現に定評がある。「クライアント企業の広報・マーケティング担当になったつもりで」をモットーに、お客様と二人三脚で情熱をもって取り組んでいく。
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