Staff スタッフ紹介
高校・大学とグラフィックデザインを学び、アライブでは10年以上デザイナー兼ディレクターとして活躍。制作物の企画からデザイン、コピーライティングなど幅広い対応力を強みとし、複雑なことや難しいサービスを分かりやすく、かつ魅力的に伝える表現に定評がある。「クライアント企業の広報・マーケティング担当になったつもりで」をモットーに、お客様と二人三脚で情熱をもって取り組んでいく。
Q.1 現在はアライブでどのような仕事をされていますか?
現在わたしは、デザイナーとして、Webサイトやその他の販促物のデザインを行っています。社内では社歴が長いほうですので、デザインのクオリティチェックなど、後輩の制作物に対する全体管理や教育も行っています。
また、アライブでは、デザイナーだからといって表面的なデザインをするだけではなく、お客様の成果を上げるための戦略を大切にしています。
具体的には、たとえばWebサイトを制作する場合、「どんなコンテンツを設けるべきか、どう訴求していくべきか」「どのような方法でユーザーへ届けるか、また伝えるか」「問い合わせを増やすには、どのような施策が必要か」「クライアントのターゲットに対して、どのような販促を行うべきか」など、 マーケティング目線で、制作物が本当にお客様の求める結果を生み出すかどうかを考え、土台づくりをします。
キャッチコピーしかり、流れ、見え方、伝わり方、いろんな要素をいろんな角度から見て、常に「本当にこれで良いのか?」と自分に問いかけながら、制作物の構成からデザインまでを考えるのが、アライブでの仕事の軸です。
Q.2 アライブはディレクション業務もこなすデザイナーが多いのですか?
そうですね、割合は人それぞれですが、デザイナーでもある程度は自力で戦略を考えることができるよう教育をしています。
「見た目はかっこいいけど、マーケティング的にどうなんだ?」というデザインにならないように、ディレクター的な目線を併せ持ちながら制作することが大切だと考えています。そうすることで、デザインが「単なる飾りたて」にならずに、成果に繋がるためのツールとして機能していきます。
また、ディレクター的な立場でお客様と接する機会があると、お客様からの生の声や要望を、デザインに新鮮な状態で反映することができます。一般的な制作会社であれば、お客様の要望は、間に何人かを通してデザイナーへ伝達されると思いますが、そうすると、お客様が本当に望んでいることや本心がデザイナーへ伝わらず、「あれ?ちょっと想像と違うんだけどな…」となることもありますよね。
アライブのデザイナーは、責任ある立場でお客様と直接やりとりすることも多いので、要望を汲み取る力は高いのではないかと思います。でもユーザ目線で考えて「やめたほうがいいな」と思うことがあれば、それもプロとしてきちんと伝えるようにしています。
そのため、お客様から「このアイディアいいね」「想像以上です!ありがとう」など、直接うれしいお声をいただくこともあります。
Q.3 成果を出すために会社全体として行っている取り組みなどはありますか?
毎月1回、社内研修日を設けていて、その日は通常業務を行わず、社内での情報共有や教育に充てています。デザインやWebマーケティングの最新事例、成果の出たプロジェクトの共有など、会社全体でのさらなるレベルアップのために、この研修はとても重要な役割を持っています。
それと、技術的なスキルとは少し別かもしれませんが、毎週月曜日には、社員全員で朝礼を行うのですが、朝礼では、毎週司会を交代で回して、アライブの経営理念である「相互愛」に絡めた、身の回りでの出来ごとや、感じたことを、社員全員の前で発表しています。
朝からポジティブな話をすると、前向きな気持ちになれますし、スタッフそれぞれが感じた「相互愛」の話を聞くことで新しい発見にも繋がります。大勢の人の前で話す機会ってなかなか無いので、朝礼でのトークは、話す力を身に付けるのにも最適かもしれませんね。司会の人も、事前に何を話すか考えて準備したり、技術以外の人間力の部分も磨ける良い習慣だと思います。
このような取り組みは、日常でちょっとずつ生まれていく社員同士のズレをチューニングできますし、普段なかなか交流のない他のチームメンバーとのコミュニケーションにもなるので、とても良い活動だと思っています。
アライブではこのように、日々のちょっとしたところで学びや共通認識が持てるような工夫をしながら、組織づくりをしています。
Q.4 仕事をするうえで意識していることや大切にしていることはなんですか?
わたしが普段大切にしていることは、「お客様の会社のマーケティング担当になったつもりで制作すること」です。Webサイトやその他の販促ツールは、表面的に作り上げることはいくらでもできます。実際、お客様からの要望通りに作るだけの会社もあるかと思うんですが、アライブが制作しなければならないものは、表面的に作られたデザインではなくて、成果の出る販促物です。
そのためには、お客様の会社の商品やサービスについて、自分が一番詳しいぞ!というくらいになって、自分自身がファンになってないと、実際に商品やサービスを使うユーザーに向けての魅力を伝えられないんですよね。
なので、一つの案件に取り組むときは、実際にその会社の広報になったつもりで、仕事に向き合うようにしてます。
それと同時に、じつは客観的な目線の方が大事なので、「どうしたらユーザに届くか」「どんな切り口で見せると心に刺さるか」など、何度も頭をリセットするように気をつけながら制作しています。
ものには感情が宿るとも言いますし、一つひとつの案件にはできる限り心をこめて向き合うことを大切にしています。
Q.5 その熱い想いに達した理由はなんですか?
実際にお客様と顔を合わせて直接やり取りをするので、その案件に対して思い入れも出てきますし、「良いものを作って喜んでもらいたい」という気持ちは、間接的な仕事よりも当然強くなりますよね。
打ち合わせを重ねてアイディアを出し合いながら、お客様と互いに切磋琢磨して作り上げたものは、後で見てもやっぱりいいなって思います。そのようなお仕事ができたお客様とはその後も長いお付き合いになることが多く、別々の立場でありながら「プロジェクトを成功に導く仲間」として絆が強くなっていくのがいいですね。
そういった経験そのものの積み重ねが、クリエイターとしての情熱に火をつけてくれるガソリンのようになっていると感じます。
Q.6 成功した販促事例を教えてください。
印象に残っている事例があります。以前、とある土木系の企業様が販促活動ができておらず、社員様の手作りのWebサイトがありましたが、ほとんど機能していない状態でした。会社としての強みをたくさんお持ちでしたが、特殊で専門的なサービスのため、人に説明してもなかなか理解してもらえていないという状況でした。そこで、サービスをわかりやすく噛み砕き、3折り名刺、会社案内パンフレット、Webサイトをアライブで制作させていただいたところ、なんとパンフレット完成後1週間で1億円の売上を達成し、その年の目標を3か月で達成しました。年間の見積もり件数が3倍になり、対応しきれないほどの依頼が寄せられるように。パンフレット、Webサイト、名刺だけで会社の強みを説明できてしまうため、「新人営業マンでも仕事を受注するようになった」と伺い、とてもうれしく思いました。
Q.7 最後に、これからWebサイトの制作をお考えの方へ一言
「御社に任せれば、Webサイトで結果が出るんですよね!」と、救いを求めて問い合わせをくださるお客様は多くいらっしゃいます。しかし、「アライブに丸投げすれば、全部やってくれる」というスタンスのお客様には、残念ながらご希望にお応えできない場合があります。
なぜなら、Webサイトは、完成時にいくら良いものができたとしても、”魂”がそこにこもっていないと、結果としては表れてくれないからです。わたしたち制作する側の魂だけではなく、お客様も「このサイトをしっかり育てて、結果を生むんだ!」という熱い想いがないと、成果に結びつかないのです。Webサイトを作るのは、私たちの役割ですが、その後育てていくのは、お客様ご自身の役割です。
もちろん、育てて行くためのサポートや、育てやすい仕組みなどは、わたしたちが責任を持って制作段階で仕上げていきますが、こまめに更新するなど、お客様もそのサイトに対して愛と責任を持って接していただきたいです。Webサイトは、依頼すれば自動的に成果が上がるものではないことを、これから制作をお考えの方にお伝えしたいです。良いパートナーに出逢い、お互いに気持ちを持って制作を進めれば、きっと素晴らしい結果が出るのではないかと思います。