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更新する時間もないし、人もいない。どうすればいいの?

2019/06/17 | WEBマーケティング

三林 真希

Writer三林 真希

Lead UX Designer / Project Manager

更新する時間もないし、人もいない。どうすればいいの?

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今回のテーマ:

公開してからが本番。
サイト更新が成功を左右する!(後編)

『更新する時間もないし、人もいない。どうすればいいの?』

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<はじめに>

まずは前編『公開後のWebサイトがたくさん死んじゃってるお話』をご覧ください。
後編は、本気で現状を変えたい企業様じゃないと読むだけ無駄になってしまいますので、Webサイトできちんと成果を出していきたい方のみ、順を追ってご覧ください。

 

1.やるのか、やらないのか。

1-1. Webの更新が大事なのはわかっている…だけど…

数々のクライアント企業様を見てきましたが、
うまくWebサイトを更新して成果を挙げている企業様と、そうでない企業様には
それぞれ一定の法則があります。

 

まず第一にいえること。
それはとてもシンプルですが、
「覚悟があるかどうか」です。

 

更新が大事なのは頭ではわかっている。
でも行動に移せない…。

 

はい……。そうなんですよね!!
本業が忙しくて、なかなかWebサイトに時間をかけられないんですよね…。
本当に、わかります……。

 

アライブは制作会社だからか、よくお客様から
「アライブさんは自分たちですぐ更新できるからいいですね」
と言われますが、まったくそんなことはありません……!!

 

1-2.すべては覚悟を持つことからはじまる

わたしたちアライブスタッフも、普段はクライアント様の案件で手一杯なので、自社のことに構っていられないのです。このブログ記事も当番制で無理やり書いていますが、締切を守らないスタッフばかりで(わたしもです…)、試行錯誤しながら、なんとか続けているという状態です。

 

ただ、ブレていないのは、
「Web更新はやらなければならないこと」という、会社としての覚悟。

これがあるから、皆でなんとかやりくりできているのかなと思います。

仕事が大変な時は、
締切を他のスタッフと交代してもらったり、
代打で執筆してもらったり(ずるい)、
時にはどうしても書けずに更新が止まることもあります。

それでも「止めたままでOK」とはならないように、
自分たちで仕組みをつくってきました(後述します)。

 

どんな企業様も、普通に考えて、時間はありません。
業務に余裕があって情報発信が得意な人もいません。

「やるのか、やらないか。」

側から見ていて、ものすごい忙しくても
まず「やる!」と決めて動いている企業様は、
やはり、Webサイトの成果が出ているところが多いなあという実感があります。

 

 

2.じゃあ、どうやって体制をつくる?

2-1. 片手間では更新できないことを理解する

「やる」と決めたら、まずは社内の体制づくりです。
先に言っておきますが、業務の合間に更新するのはほぼ不可能です。
会社として、Webの更新も「大事な業務」のひとつとする体制づくりが必要です。

 

さまざまな企業様を見てきましたが、これは会社のえらい人(特に社長)の考えが大事で、
担当者のやる気だけではどうにもならないことは多いです。

 

2-2. よくある、うまくいかない例

▼例1:本来の業務の合間にやろうとする

ーーーーーーーーーーーーーーー

社長「ウチはWebに力を入れることにしたよ!
更新は君に任せるから、頑張ってね」

社員A「え? あ、はい…」
(自分の仕事で忙しいのに、いつやろうかな…)

ーーーーーーーーーーーーーーー

→ 結局、忙殺されてWebの更新ができなかったり、
かなり薄い内容を発信してしまったりします。

Aさんに任せるなら、Aさんの仕事の負担を軽減する必要があります。
たとえばAさんは毎週月曜日の午後はWeb更新に充てるなど、あらかじめまとまった時間を確保できるような環境を作ってください。

何度も言いますが、片手間の更新は無理です。
「やっといて〜」じゃダメなんです。

▼例2:周りの協力が得られない

ーーーーーーーーーーーーーーー

社員A「〇〇事業部の紹介をしたいので、
専門的な内容について聞かせてください。
来週あたりで少しお時間いただけませんか?」

社員B「ごめん忙しいからさ〜、
そこのパンフレットの内容でも入れておいてくれる?」

社員A(このパンフレットじゃよくわからないから聞きたかったのに…。)

ーーーーーーーーーーーーーーー

→ 更新できずに止まってしまうか、
仕方なく薄い内容で発信されるか…
という未来が見えます。

担当者が下の立場の場合、1人だけが頑張ってもどうにもならないのです。そのため、会社として力を入れていく風土が必要です。
たとえば、朝礼時や全体会議でみんながいる時に上司がフォローを入れるなどして、Web更新の重要性を周知させて、プロジェクトとして動かしていくようにしましょう。

 

ポイントまとめ:

  • 本来の業務の合間にはできないことを理解する。
  • 体制づくりには、会社のえらい人がリーダーシップをとらないと難しい場合が多い。
  • 会社として「Webを育てて成果を出すんだ」という雰囲気をたいせつに。
    (数か月〜数年かかるかもしれないけど、あきらめずに言い続けることが大事です。)

 

2-3. アライブの場合

・ブログ記事は、専門ノウハウを持っていて発信できそうなスタッフを選出して、当番制で書いている。締切は数か月前から告知される。

・通常業務と同じように、自分の仕事としてタスク化。会社として大事な業務になっているので、担当者は業務時間内で記事を書くことができる環境

・とはいえ忙しくて締め切りを守らないスタッフが出てくる。そのために、アラートを出す担当者がいる。(今、アライブにはWeb更新委員会というものがあり、委員会メンバーから締切日のお知らせやリマインドの連絡が来るようになっています。委員会がない頃はみんな締切を守らず、よく更新が滞ることがありました。)

・今の体制も、内容も、まだまだ完ぺきとはいえませんが、少しずつ改善しながら運用しています。

 

 

3.最初から完ぺきにはできない。
コツコツ改善していくことが大事!

3-1. まずは定期的に更新できればOKとする

いざ動き出してみると、様々な課題が出てくると思います。

  • 何をどうやって書けばいいかわからない。
  • 内容が薄くなってしまう。
  • 写真を用意できない。用意できても、写真がイマイチ。

 

……それでもいいんです!
最初から完ぺきに記事を作れるお客様も稀にいらっしゃいますが、
まずは、定期的に更新する体制づくりに力を入れてください。

 

どれくらいの頻度で何を更新すれば良いかは
会社によって異なりますので、
クライアント企業様は、アライブの担当スタッフに聞いてみてくださいね。

 

3-2. コツコツ改善が何よりも大事

更新体制ができても、現状で満足せずに、成果を見ながら改善を繰り返していきましょう!!
あたりまえですが、改善すればするほど、結果は出やすくなります。

 

たまに、お客様にコンテンツ作りのアドバイスをすることがありますが、
素直に取り入れてくださる企業様のほうが、やはり成果が出やすいと実感しています。
「ウチの会社では無理」とあきらめてしまうと、そこで止まってしまいますから…。

こちらのアドバイスを無視しておきながら「Webサイトでもっと成果を出したいからなんとかしてほしい」と言われるお客様もいらっしゃいますが、正直なところ、「まずはアドバイス通りに更新してほしい」という想いに尽きます。

 

ポイントまとめ:

  • まずはコンテンツの品質よりも、定期的に更新する体制づくりに力を入れる。
  • 体制ができてきたら、次はコンテンツの品質を上げていくことがもっとも大事!
  • 成果を出したいなら、プロのアドバイスは素直に取り入れたほうが◎

 

4. 後編のまとめ

  • 今の体制のままでは確実に無理。会社でWeb更新の体制をつくろう。
  • 体制づくりは会社のえらい人(ある程度の権限がある人)がそのマインドにならないと難しい。
  • 担当者を決めて、時間を確保する。
  • 体制づくりができたら、内容をどんどん改善していく。

 

5. おまけ

最初の頃は特に「具体的に何をどうやって更新していけばいいの?」という壁にぶち当たります。そんな企業様のために過去の参考記事をまとめました。

かなり古い記事もありますが、現在でも変わらず参考になると思いますので、ぜひご覧ください。

>クリックしたくなるブログタイトルの作り方

>ブログのネタに毎日困っている方へ

>どんなことでもホームページに載せればいいわけではない

>文章でお客様をワクワクさせよう!

>SEO対策はできてますか?最適なブログ記事のタイトルの付け方

 

どうしても無理な場合はお金で解決できなくもない

自社で適任がいない、考え尽くしたけどどうしても難しい、でも成果を挙げたい…
そんな企業様は、外部のプロに依頼するという手段もあります。
切実にお悩みの方は、ひとまずご相談ください。

 

▼Webサイトを育てていく重要さを忘れた方は、もう一度ここから…
前編『公開後のWebサイトがたくさん死んじゃってるお話

三林 真希

Writer三林 真希

Lead UX Designer / Project Manager ブログ プロフィール

アライブでは10年以上デザイナーとして活躍。制作物のディレクションからデザイン、ライティングまで幅広く対応できることを強みとし、複雑なことや難しいサービスを分かりやすく、かつ魅力的に伝える表現に定評がある。「クライアント企業の広報・マーケティング担当になったつもりで」をモットーに、お客様と二人三脚で情熱をもって取り組んでいく。

アライブでは10年以上デザイナーとして活躍。制作物のディレクションからデザイン、ライティングまで幅広く対応できることを強みとし、複雑なことや難しいサービスを分かりやすく、かつ魅力的に伝える表現に定評がある。「クライアント企業の広報・マーケティング担当になったつもりで」をモットーに、お客様と二人三脚で情熱をもって取り組んでいく。

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