男性向けのデザインをするコツ〜実践編〜
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ノンデザイナーでも分かる!色の心理効果
Writer玉城 奈津美
Designer
色には印象や感情などの心理効果や、錯覚をもたらすことができ、人間の深層心理や行動にも影響を与えています。
原理を知ることで更に効果的に使うことができます。
【錯覚編】
膨張色・収縮色
同じ大きさなのに、大きく見える・小さく見えるということはないでしょうか?
上のイラストは、色だけを変えたものです。
収縮色のほうが引き締まって見えるはずです。
明るい色は膨張色になり、暗い色は収縮色に当てはまります。
白い服は太って見え、黒い服が痩せて見えるというのも、同じ錯覚効果が働いているためです。
<事例>
囲碁で使う碁石は、白石が直径21.9mm、黒石が直径22.2mmと大きさが異なります。
膨張色である白を黒より小さくつくることで、同じ大きさに見えるよう工夫がされています。
彩度の同化
重なる色の彩度が高い場合、実際の色より鮮やかに見える同化現象が起こります。
上のイラストは、同じ写真の上に色を乗せました。右のほうがより鮮やかに見え、彩度の同化の効果がよく分かると思います。
<事例>
みかんが赤ネットに入って売られているのは、この同化現象を使って熟して美味しそうに感じるという効果を利用したものです。
枝豆やオクラなどの野菜が緑ネットに入ってるのも同じ効果を狙ったものです。
【心理編】
興奮色・沈静色
赤などの暖色系は、興奮色。青などの寒色系は、沈静色に分類されます。
興奮色は心拍数や体温を上げる効果や、食欲を増加させる効果があります。
沈静色は気持ちを静め落ち着かせる効果があり不眠症の治療などでも利用されています。
<効果的な使い方>
オフィスやミーティングルームなども意図して色を使用すると、目的にあった心理効果を与えられるでしょう。
<効果的な使い方>
食べ物の写真などは、青みを抑えて赤を際立たせることで、より美味しそうに映り魅力的に見えます。
まとめ
紹介したのは、色彩心理のほんの一部です。
色はデザインに携わってない人でも、コーディネートやインテリア、写真など日々身近に触れているものです。
意識して色を見たり、選んだりするとより色の効果を実感できると思います。
前職の広告代理店では業務委託を担当。社内外とのやり取りや管理、リーダーとしてマネジメントを行っていたが、制作に携わりたいという思いから独学でスキルを身につけ、自社運営サイトのコーディング業務を担当するようになる。 東京の専門スクールを卒業後、インハウスデザイナーとして制作、アクセス解析や広告など運営部分にも触れる。
その後業界を3年離れたが、ブランクを埋めるために職業訓練校で1からWEBの知識を学び直す。 アライブのクライアントへ寄り添い、本質的な問題解決に取り組む姿勢に魅力を感じ、入社。 理論とセンスを兼ね備えたデザイナーを目指し、日々勉強に励んでいる。
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