業務が属人化する原因は?解消のコツと事例を紹介
Marketing Blog マーケティングブログ
「良いデザインとは?」企業が知っておくべき優れたデザインの定義
コロナ禍を超えた今、多くの企業にとって顧客獲得競争の舞台はますますオンライン上へとシフトしています。特にWebサイトのデザインの良し悪しは集客力や成約率に大きな影響を与える要素の1つです。
しかし、多くの経営者やマーケティング責任者が直面しているのは、Webサイトのリニューアルをどのように進めればよいか、そしてどのデザインが実際に成果をもたらすのかという判断の難しさです。
この記事では、見た目の良さだけでなく機能性やユーザー体験が最適化されたWebデザインがもたらすメリットに加えて、「優れたデザイン」を言語化できるように、その判断基準を分かりやすく解説していきます。
この記事をお読みいただくと、デジタルマーケティング戦略の質を押し上げるための具体的なアイディアを得ることができますので、ぜひ最後までご覧ください。
優れたデザインは集客にどのような効果があるのか?
「優れたデザイン」の判断基準を解説する前に、まずは優れたWebデザインが集客にもたらす3つの効果を見ていきましょう。
1. ブランドや商品・サービスの魅力が最大化する
Webサイトのデザインが優れていると、ブランド・商品・サービスが持つ本来の魅力を最大限引き出すことができます。
逆を言えばどんなに優れた商材を持っていてもデザインがイマイチだと、消費者にその魅力が届かず機会損失を生むことになりかねません。
2. ブランドや商品・サービスに対する信頼性が増す
高品質なWebデザインは消費者の信頼性を高めることに繋がります。
もちろんWebサイトのデザインだけで判断されるわけではありませんが、デザイン品質が低いWebサイトや見た目が古いWebサイトは、消費者の商材に対する信頼と購入意欲を低下させる要素となることは間違いありません。
3. 消費者の記憶に残りやすくなる
消費者はインターネット上で商品やサービスを探すときに、ほとんどの場合、いくつかの商品のホームページを比較検討します。
比較検討のために一度Webサイトを見て離れたユーザーは、印象に残っているWebサイトから再訪問するでしょう。
競合がひしめくビジネスカテゴリであればなおさらWebデザインの品質の高さが、ユーザーを引き戻すために有効になってきます。
集客効果やWebサイト訪問者の成約率を改善する要素は、多岐にわたりますが、「デザインの品質」はユーザーを惹きつけ、購買やリード顧客を創出するための重要なカギとなります。
「優れたデザイン」を判断するための6つの要素
優れたWebデザインとは、ただ見た目だけが美しいだけではありません。
デザインの本質は、ユーザーの問題を解決すること。
例えば、Webサイトなら
「訪問者を惹きつけ興味関心を喚起すること」
「訪問者がサイト上で迷うことなく目的を達成できる快適なユーザー体験(UX)」
を提供し、最終的にはサイト訪問者の目的達成を助けるものでなければなりません。
それらを判断するための具体的な要素を以下に6つ紹介していきます。
1. ターゲットや目的に沿ってデザインされていること
すべてのデザイン要素が「誰の(Who)」「何(What)」を達成させるためのものか、明確な狙いを持って作られたものが、優れたデザインと言えます。
具体的には以下のような要素が挙げられます。
- ターゲット年代に合わせて視認性を考慮された色のコントラスト
- ユーザーが直感的に理解できるレイアウトやビジュアル要素を用いている
- リンクやボタンがユーザー行動動線上に配置されていること
- 製品やサービスの価値を適切に強調できているか
他にも、Webサイトの目的が「お問い合わせや資料請求の獲得」であれば、それを達成するためにデザインや動線が考慮されていることが優れたデザインの判断材料となります。
また、見た目がスタイリッシュだからと言って、必ずしもデザインが優れているというわけではなく、ターゲットや目的によっては、スタイリッシュさより読みやすさや分かりやすさを重視したデザインのほうが優れていると判断できる場合もあります。
2. ユーザーの行動動線を見越して設計されていること
優れたデザインは、ユーザーの潜在的なニーズや無意識の行動動線に応える設計が施されています。
例えば、製品概要を理解できたら、次は利用メリットを、その次は価格情報を……と言った具合に、ユーザーの行動は無意識のうちにパターン化していることがよくあります。
それらを見越して訪問者が求める情報にいち早く辿り着けるように動線を設計することで、お問い合わせなどの目的を達成しやすくなります。
そのためにはユーザーが迷うことなくWebサイト内で行動し、目的達成できるよう、「直感的に理解できるナビゲーション」や「メニューの構造」、「メインコンテンツのレイアウト設計」などが重要となります。
3. デザインに一貫性があること
優れたデザインを生み出すには、配色、フォント、レイアウトを含むすべてのビジュアル要素が、一貫してブランド全体のコンセプトと一致していることが重要です。
この一貫性によって、訪問者に安定したブランドイメージを印象づけることができます。
具体的には以下のような要素が、ユーザーのブランドへの画一的な印象づけや、混乱を避け、使い勝手のよさを感じてもらうことに繋がります。
- 同じWebサイトの配色バランスが全ページで統一されていること
- 使用する写真のトーン&マナーが一貫していること
- コンバージョンボタンの色を全ページで統一すること
- レイアウトやあしらいのルールが統一されていること
特にディティールにまで気をつかって統一感を追及することが優れたデザインを生み出すポイントになります。
4. 配色バランスが最適化されていること
最適化された配色バランスも優れたデザインを判断する上での重要な要素の1つです。
配色は一般的に、テーマカラー25%、ベースカラー70%、アクセントカラー5%の分配で使用することでバランスがよく見えると言われており、また補色や反対色を上手に取り入れることでより美しいデザインを作り上げることができます。
スキルの高いデザイナーは、配色バランスを整えるのがうまく、上記のようなデザインの知識も豊富です。
逆にぱっと見で素人っぽいデザインに見えるものは、この配色バランスが悪いケースもよくあるので、注視するとよいでしょう。
5. レスポンシブデザインに丁寧に対応していること
現在はPCやスマートフォン、タブレットなど、さまざまなデバイスや画面サイズでWebサイトが閲覧されます。
それらに細かく丁寧に対応することが、優れたデザインを作り出す要素の一部になります。
BtoC商材を紹介・販売するWebサイトは、一般的にスマートフォンやタブレットなどで閲覧される割合が多くなりますし、BtoB商材はPCデバイスで閲覧される割合が多くなります。
置かれている状況や、目的に合わせて閲覧時に使用されやすいデバイスも異なってくるので、どのデバイスで表示されても美しく見えるように、細かくレスポンシブデザインの設計が施されていることが優れたデザインを判断する要素の1つになります。
ちなみにWeb制作会社に外注する際は、PC用のデザインと、モバイル用のデザインを個別に制作してもらえるのかを確認したほうがよいでしょう。
レベルの高い制作会社は、PC用のデザインと、モバイル用のデザインを個別に作成してくれますが、そうでない制作会社はどちらか一方のデザインしか用意せず、コーディングの際になんとなくレイアウトを決めてしまう企業も存在します。
相手の仕事の粒度を確認して、判断基準の1つとするのもオススメです。
6. 無駄な装飾や要素がないこと
余計な装飾や要素をデザインからそぎ落とすことも、優れたデザインを生み出す上で重要です。なぜなら、上述したようにデザインの本質は、サイト訪問者が抱える悩みや課題を解決することだからです。
デザインの独自性にこだわりすぎて、ユーザーの目的達成とは関係のない無駄な装飾や情報要素を入れすぎてしまうと、煩雑でメッセージ性の弱いデザインになってしまうリスクがあります。
もちろんターゲットや商材にもよりますが、本当に必要な要素以外を排除したシンプルなデザインの方が消費者の記憶に残りやすく、時の流れによる流行り廃りにも影響を受けにくいので、長期間に渡りポジティブな印象を持ってもらえる可能性が高くなります。
まとめ
今回は企業がWebサイト制作の外注先選定の際に活用できる「優れたWebデザイン」を判断するための要素について解説しました。いかがだったでしょうか?
これまで複数のWeb制作会社のデザイン実績を見比べる際に、なんとなく直感で比較していたデザインの良し悪しも、この記事を参考にしていただければ、一定の基準を持って論理的に判断ができるようになると思います。
もちろんアライブもWebサイトを制作する際は、上記のような「優れたWebデザイン」のポイントを抑えて論理的にデザインを作り上げています。
「新たなWebサイトやLPの制作を検討している」
「Webサイトを集客力のあるものにリニューアルしたい」
そうお考えの企業様は、ぜひアライブに一度ご相談ください。
Web制作専任の担当者が貴社の課題をヒアリングの上、最適なデザイン提案をさせていただきます。最後までお読みいただきありがとうございました。
- Google jobs (2)
- IT関連 (12)
- Pardot設定・アップデート (21)
- SalesCloud (1)
- SEO (27)
- SNSマーケティング (25)
- UXデザイン (21)
- Webサイト制作 (55)
- WEBマーケティング (155)
- Webメディア活用 (9)
- Zoom (4)
- クラウドフレア (2)
- コロナウイルス (12)
- コンテンツマーケティング (4)
- サーバ (2)
- サーバ保守運用 (1)
- セキュリティ (2)
- ブランディング (1)
- ベトナム (13)
- マーケティングオートメーション (26)
- マーケティング全般 (180)
- リモートワーク (9)
- 働き方 (6)
- 写真撮影 (7)
- 動画 (7)
- 採用マーケティング (17)
- 経営全般 (117)