訪日外国人向けの販促は、まだまだ改善の余地がある

こんにちは、
アライブ株式会社の広報担当　大島です。

 

近年、日本を訪れる外国人客は軒並み数を伸ばし、
2020年までに目標としていた2000万人も
すぐに達成する勢いとのこと。

 

これだけ訪日外国人が巷に溢れていれば、
それをビジネスチャンスと捉えて、
今まで以上に販促を強化している企業も多いはずです。
外国人観光客のための環境整備など、
多方面でのプロモーション活動が、
今後さらに求められることでしょう。

 

しかし、街を歩いてみれば、
まだまだ日本人向けの案内や商品説明が多く、
買い物や観光で町歩きをする外国人旅行客が、
スムーズに観光を楽しめないという実情があります。

 

国としても、現在、訪日外国人旅行者の
受入環境の整備を推進することで、
外国人旅行者が安心して快適に、
移動・滞在・観光することができる環境づくりをを進め、
リピーターの増加を図ることを目指しているようです。

 

そこで今回は、訪日外国人向けの
販促物を作る際のポイントをお伝えしたいと思います。

 

 

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◆ 文化や宗教の違いに配慮し、
　必要な情報を掲載する
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日本に訪れている外国人の国籍はさまざまです。
国ごとに文化も違えば、宗教も違いますので、
商品やサービスを買う時に気にかける点も違います。

 

例えば、飲食店の場合、
イスラム教徒の人にとって、
日本の飲食店で食事をすることは、
とても不安を抱えることになります。

 

それはイスラム教徒は食べてもいいもの、
すなわち「ハラールフード」が、
明確に定められているからです。

 

近年、「ハラール認証」の
レストランも増えてきているほど、
宗教ごとの食のアナウンスの
重要性が増しているのも事実。

 

ビーガンやベジタリアンに向けた
素材のアナウンスも大切です。

 

また、食材のみならず、
調理法や調味料の説明もあると良いでしょう。

 

 

 

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◆ 日本人の当たり前は、
　外国人にとってはナゾだらけ
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私たち、日本人が普段当たり前に食べているもの。
そもそも、それ自体が何なのか、
外国人にはよく分からないということを
理解しておく必要があります。

 

例えば、「おでん」
私たち日本人は、おでんに入っている
「はんぺん」や「ちくわ」が、
魚のすり身であることを
当たり前として知っています。
しかし、外国人の方にとってそれは、
ナゾの食べ物でしかないのです。

 

「こんにゃく」もそうですね。
あのグニャグニャした食べ物が、
まさか芋からできているなんて、
想像もつかないことでしょう。

 

このように、外国人の方にとって
わからない食材は多々あります。
私たちにとっては身近な食材すぎて
気付きにくいのですが、
そもそもの「これって何？」を表記するだけでも、
外国人の方にとっては買い物がしやすくなるものです。

 

いかがでしょうか？
その他にも、外国人旅行客に向けた
販促での改善点は様々あるかと思いますが、
今回は最も基本的な2つをご紹介しました。

 

 

 

しかし、1つ気をつけたいことがあります。
それは、これらを”やり過ぎてしまう”ということ。
外国人の方に買って頂くために、
あまりにも過剰なアナウンスをしすぎると、
日本へ来た楽しみを奪ってしまうことにもなります。

 

多少の「わからなくて困った」という体験自体も
海外旅行の楽しみの一つでもあるのです。
中国人旅行客が大阪の中国語表記がたくさんある商店街に対して
「中国に旅行している気分がして、日本に旅行している感じがしない」
という感想もあります。

 

ですから、外国人向けの販促の強化は必要ですが、
良いバランスを持って行っていくことが大切になります。