ビジネスにおける競合が変化しつつある！？

こんにちは、
アライブ株式会社　広報担当の大島です。

 

突然ですが、ビジネスにおける「競合」って
一体誰のことを指すと思いますか？
恐らく、同じ業種のライバル店を
思い浮かべるのではと思います。

 

 

しかし、それは本当に競合といえるでしょうか？
実は、「競合」といわれるライバルは、
単に同じ業種のライバルだけとは限りません。
ビジネスがどんどん発展していくなかで、
同業以外にも、同じユーザーを取り合う競合は
実は多数存在するのです。

 

 

今回は、自分のビジネスをどう定義すべきか、
また、どこで戦うべきなのかについて
考えてみたいと思います。

 

 

最近では、インターネット通販で、
手軽に食材や料理をお取り寄せして、
自宅でお店と変わらない味を楽しめるようになりましたね。
今では、高級レストランの料理まで通販で買えるほど。

 

 

雨の日や真夏の暑い日など、
外に出たくない時とかは、とても便利です。
時間のあるときにインターネットで「ポチッ！」
最短翌日には、お手元にお店の味が届くなんて
忙しい主婦には嬉しい限りです。
冷凍保存しておけば、好きな時に食べられますし、
実際にお店に行くよりも安く食べられます。

 

 

しかし、こうも手軽にお店の味が家で楽しめては、
外食産業にとっては大きなダメージですよね？
そう、今までは同業のライバル店だけが
競合だと思っていた時代は変化し、
今では、外食産業を脅かす競合として、
インターネット通販という存在が背後に迫っています。

ですから、そうした変化にいち早く気付かなければ、
見る見るうちに、顧客を奪われてしまいます。

 

 

これは外食産業におけることだけではなく、
他の業種にも言えることでしょう。

 

 

例えば、フィットネスクラブなら、
競合は同じフィットネスクラブや、
スポーツクラブですよね？

 

 

しかし、近年ではYoutubeなど動画配信サービスを使って、
「自宅で出来る正しいトレーニング方法」といったような、
トレーニング動画をよく目にします。
これにより、ユーザーが自宅で簡単に、
トレーニングが出来るようになりました。

 

 

食事方法など、ダイエットに関する専門的な情報も
キュレーションメディアなどが急増したことによって、
簡単にユーザーが情報収集できる時代です。

 

 

極端な話、これらによって、
フィットネスクラブへ行かなくても、
ダイエットや筋力トレーニングが
ユーザー自身で出来てしまうわけです。
当然、自宅でできれば、毎月の会費も掛からないので、
ユーザーにとってはメリットですよね。

 

 

そうなると、フィットネスクラブの需要が
どんどん無くなってしまいます。

 

 

また、カーナビや家庭用ゲーム機なども、
新たな競合の出現に頭を悩ませているといいます。
それは、スマートフォンの存在です。

電話やメール機能以外にも、
ゲームやカーナビ機能、仕事に役立つアプリまで、
様々なシーンで役立つ機能が満載です。
そんなスマートフォンの普及によって、
大きくシェアを奪われているのが実情です。

 

 

このように、時代の流れと共に、
競合といわれる相手は、常に変化しています。
ですから、自社の競合は○○と、
無意識に定義してしまうのではなく、
まずは柔軟な姿勢で広く周りを見渡す目を持つことが
大切ではないでしょうか？

 

 

「お客様のニーズの本質は何なのか？」
「目的を達成する為の手段は何か？」

 

 

お客様の本当の気持ちに向き合うことが、
幅広い競合に打ち勝つ秘訣といえるでしょう。
これからは、同業社だけがライバルではなくて、
思わぬ所が競合に発展していくかもしれません。

 

 

自社の競合はだれなのか、
今一度考えてみる必要がありそうですね。