アライブ創業から10年の苦難の前半史
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コロナ後、初の日本スタッフのベトナム長期出張がもたらす大きな効果
Writer三輪 尚士
CEO / Founder
こんにちは。
アライブ代表の三輪です。
コロナパンデミックにより、気軽に海外に行くことができなくなりましたが、
ベトナムは2022年2月頃から入国緩和され、日本は9月7日よりワクチンを3回接種していれば、帰国時のPCRテストと隔離が免除されるようになりました。
それにより、9月4日よりコロナ後、初の日本スタッフのベトナム出張が実現できました。
9月4日より6名が1週間滞在、9月11日より別の6名が1週間滞在し、合計12名の日本からのスタッフがベトナム出張できました。12名のスタッフが1週間出張をするのは初めての試みです。
今回この日本スタッフの出張で感じたことがあるので、それをまとめたいと思います。
リモートワークが可能になり、長期滞在の出張が可能になった
コロナ前も日本スタッフが出張することはありましたが、少人数・短期間の出張でした。
2名ほどが2泊3日滞在するような弾丸出張です。
その当時はそれが当たり前と思っていましたが、理由としては、ベトナム出張中は日本の仕事ができないので、できるだけ短期間で済まそうとしていました。
ワーケーションやリモートワークという考えが当時の僕にはありませんでしたし、日本でリアルなミーティングがたくさんあったので、長期出張は難しかったのが実情です。
しかし、コロナ後はアライブがリモートワークが当たり前になり、オンラインミーティングもできるようになったので、実質どこで仕事していても問題ないという形になりました。
それにより、日本スタッフが、ベトナムオフィスで仕事をしていても問題ないので、1週間ベトナムオフィスに出勤して仕事しようとなりました。
コロナによる働き方の変化が、ベトナムでの長期出張を可能に
ベトナム長期出張は、良いことだらけ
1週間を長期出張と言っていいのかは分かりませんが、コロナ前の弾丸出張よりは長くなり、出張の質が変わってきました。
日本スタッフとベトナムスタッフのコミュニケーションが活発に
短期出張だと中々日本スタッフとベトナムスタッフがコミュニケーションを取ることが難しかったですが、1週間の出張となり、活発なコミュニケーションを取ることができました。
ランチやディナーを一緒に食べたり、仕事中も雑談したりと、今までオンライン上でのやりとりしかしていなかったのが、リアルにコミュニケーションすることになり、チーム力が高まったと思います。
日本スタッフとベトナムスタッフが仲良く会食
よりアライブベトナムの組織がどうなっているかが鮮明に
日本側からすると、アライブベトナムは、Webサイトの開発を担ってくれています。
日本側がベトナムとやり取りするときは、アライブベトナムのコミュニケーターと呼ばれる通訳担当にチャットワーク(ビジネスチャット)上で指示し、コミュニケーターがベトナム語に翻訳して、Webディベロッパーが開発します。
普段はこのようにチャット上で一緒に仕事をしている
ですので、日本側からするとコミュニケーターとは頻繁にやり取りしますが、Webディベロッパーとはやり取りはしないので、誰が作っているのかは分かりにくい構造でした。
しかし、今回、一緒のオフィスで仕事をすることで、どのWebディベロッパーがどのWebサイトを作っているのかがリアルに分かり、日本側も自分のプロジェクトの全体像が分かりましたし、担当開発者にお礼を言うこともできました。
日本スタッフにベトナムのWebディベロッパーを紹介している風景
普段はチャット上で指示することも直接相談しながら制作を進めることができました
また、アライブベトナムにもデザインチームがありますが、日本のデザインチームとベトナムのデザインチームはほぼ接点がなく、話し合うことはありませんでした。
しかし、今回直接会って、お互いどんなデザインをしているかを共有し合うことで、両デザイナーの良い刺激になったと思います。
デザイナー同士は席を近くにしたので、お互いのデザインを見せあったりしました
チャット上での関係がリアルな関係になりチーム力が向上
上記のことと被りますが、今までは日本にとってベトナムはチャット上でのチームメンバーであり、リアル感が少ないものでした。
やはりテキストのみの関係だと、中々親身になれなかったり、テキストだと業務の依頼も冷たいものになりがちです。
しかし、実際に会って、一緒のオフィスで仕事をすることで、チャット上のバーチャルな存在ではなく、リアルな存在で、日本からの依頼されているWebサイト開発の仕事をこんなに真剣に開発してくれているということを目の当たりにし、感謝の気持ちと、アライブジャパンだけでなく、アライブベトナムを合わせたグループ全体で仕事をしていこうという気持ちが芽生えたと思います。
僕は、朝礼などで「ベトナムを含めたグループ全体を意識しよう」と常々話していますが、スタッフのみんなも頭では分かってはいますが、リアル感がなかったと思います。
しかし、「百聞は一見に如かず」と言われるように、聞くよりも実際に見ることで、急速にアライブグループの全体像が鮮明になったのだと思います。
直接会った上での日本とベトナムの業務改善ミーティング
Pizza 4P’sのピザでみんなでランチ
ワーケーション感覚で、ゆったりとベトナムやアライブベトナムを知れる
短期出張だと、どうしても出張の目的のことだけに集中し、他のことを理解する余裕がない場合が多いです。
しかし、1週間滞在し、平日は毎日出勤しながら、仕事が終わったらご飯に行くなどをして、ベトナムに住んでいるような感覚で、気持ち的にゆったりとしながら、ベトナムやアライブベトナムのことを知ることができました。
今回、時間に焦ることなくベトナムの良いスポットにも連れて行くことができ、日本スタッフもベトナムを好きになってもらうことができました。
週末は楽しく観光
最後に
コロナになってから、日本とベトナムは一緒に仕事をしているのに、お互い会うことができない状況だったので、規制が緩和したら絶対に日本スタッフをベトナムに連れて行こうと思っていました。
せっかく行くのだから弾丸ではなく、1週間は滞在してもらおうと思っていましたが、1週間は長いかな、疲れちゃうかなと思っていました。
しかし、蓋を開けてみると、「1週間は短かった!もっと滞在したい!1ヶ月ワーケーションしたい!」という声も聞かれて、今回のこの企画は成功したかなと思っています。
アライブも、沖縄や北海道などにワーケーションオフィスなどを作ろうかなと企画していた時期もありましたが、そういった場所に出すよりも、ベトナムで日本スタッフが長期滞在できるようにして、ベトナムでワーケーションしながら、アライブベトナムとのチーム力を高めるほうが有意義だなと、今は思っています。
コロナにより、オフィスに出社して仕事をしたり、お客様や取引先と直接会ってミーティングする必要性は減りました。
僕も長時間労働をなくしたり、ライフワークバランスを保つには、リモートワークやオンラインミーティングは積極的に取り入れていくべきだと思っています。
しかし、オンラインで仕事する時代になったからこそ、実際に会うことの重要度は高まっていますし、それを上手く使って、お客様や取引先、一緒に働く仲間たちとの関係性をより強化していくことは大切だと思っています。
アライブ創業者。1980年生まれ。2001年21歳の時に幼なじみとデザイン会社を立ち上げ、数々の失敗をしながら、四苦八苦して会社を成長させていく。現在創業20年以上経ち、日本とベトナムで約140名のスタッフと共にWebマーケティングとデザインでクライアントの成長をサポートし続けている。歴史好き。
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