DTPデザイナーが陥りがちな残念なWebデザイン (後編)
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アライブが比較的リモートワークがうまくいっている7つの理由
Writer三輪 尚士
CEO / Founder
こんにちは。
アライブ株式会社 代表の三輪です。
アライブは3月3日からリモートワークを開始していますが、3週間以上経った今も比較的うまくリモートワークが稼働しています。
急遽始まったものの、比較的うまくリモートワークができている理由は何かを考えてみました。
リモートワークがうまくいっている理由
IT会社である
小売業やサービス業ではなく、IT会社なので、社員のほとんどはデザイナー、プログラマー、マーケターです。
なので、普段だと会社のパソコン上で行っていた業務を家にスイッチしただけなので、スムーズに移行できたのだと思います。
これが、接客業や工事などの現場がある仕事だと、リモートワークはやりたくてもやれません。
当初からクラウド業務ツールを利用していた
アライブは、すでに社内のやりとりや業務をするためにチャットワークやGoogleのG.Suiteなどクラウドツールを導入していました。
クラウド上にデータがあるので、家で仕事してもオフィスと同じように仕事ができました。
仕事のやりとりもチャットツールで行っているお客様も多かったので、そういったお客様だとオフィスにいようが家にいようが関係なく仕事を続けれました。
ペーパーレス化が進んでいた
クラウドに色々なデータが移行していたので、ペーパーレス化が進んでいました。
紙の資料やプリントが必要だとリモートワークに移行しづらいです。
実際、ほとんどの社員はリモートワークになりましたが、請求書など紙の書類が多い、経理はリモートワークができていません。
経理ももっとペーパーレス化を進めればリモートワークができるので、進めていきたいと思います。
請求書などが全部の会社がPDF化の流れになっていったらなと思います。
ZoomなどのWeb会議ツールをすでに利用していた
何回もブログでも書いていますが、アライブは以前からZoomを使ってWeb会議を行っていました。社内会議やお客様との会議もWeb会議で行っていたので、社員もお客様もWeb会議に慣れていました。
リモートワークが決定してからWeb会議を導入していたら、もっとまごついたと思います。
→Zoomを使ってWeb会議を快適に!Zoomを快適に利用するためのコツをお伝えします
→Zoomのインストール方法と使い方。もっとWeb会議が快適に!
家にパソコンがある社員が多かった
アライブはデザイナーやプログラマーが多いので、家にパソコンを持っている社員が多いので、そのままリモートワークを開始することができました。
業種によっては、家にパソコンがない社員もいるでしょうし、会社に全員分のパソコンがない場合もあると思います。
それだとリモートワークはしずらいと思います。
アライブだと家に仕事に使えるパソコンがない場合は、デスクトップだとしても会社から貸与しています。
目標の共有を社員たち常日頃から行っていた
アライブは経営計画書を作って社員に周知したり、各部門ごとの目標なども設定し、それに沿って日々仕事をしています。
社員が常に目標を意識しながら業務を行っていたので、リモートワークで離れ離れになっても、各個人で目標を意識しながら仕事ができていると思います。
大人な意識の社員が多かった
「人に命令されないと動けない」「人が見ていないならサボる」「就労時間内、会社にいることが給料をもらうために必要なこと」と思っている社員が少なく、「仕事の価値は、かけた時間ではなく成果」「自分の頭で考えて行動する」「目標のために自ら律して動く」「指示待ち人間にならない」などのアライブの規範を守っているスタッフが多いので、リモートワークで人から見られていなくても仕事ができていると思います。
従来の「人は見ていないとサボるという性悪説からなる、ガチガチに管理をしまくるスタッフマネジメント」ではなく、「羊飼モデル」という各個人に裁量と目標を持たせつつ、緩やかに管理していく手法のほうがリモートワークに合っていると思います。
リモートワークは、人間としての成熟度が重要になってくると思います。
ちなみに僕が通っていた高校は、自由で有名でした。
校則もほとんどなく、私服で登校し、先生も髪型や服装について指導することはなく、学校生活を自由に楽しんでいました。
良い大学に受かるための補講もありませんでした。
しかし、生徒たちは「先生に言われなくても、自分の志望校に合格するための勉強は自分でするのが当たり前」と思っていたので、先生たちに無理やり指導されなくても、自分で勉強して、自分で自分の行きたい大学に受かっていきましたし、先生たちも「生徒は自分たちでできる」と生徒たちを信じていました。
他の学校を見ていると「生徒はほかっておくと、だらける。服装の乱れは気持ちの乱れ」「俺たちが時間外でも教えてやらないと良い大学は受からない」みたいに「性悪説」から、先生たちが厳しい指導をしているように見えました。
髪型を指導したり、校門で制服をチェックしたり、生徒を最初から「自分たちが指導しないとできないダメなやつ」と設定していたように見えました。
僕はできる限り、アライブを自分のいた高校のようにしていきたいと思っています。
「社員はサボる、ダメなやつ」ではなく、きちんと自己管理できると信じ、また社員たちも「上司に指導されなくても、自分たちの目標を理解し、達成することは当たり前」と思ってくれるような組織にしていきたいと思います。
そういった組織になれば、リモートワークだろうと結果は出せると思います。
今後の課題
まだやり始めて3週間くらいなので、そこまで目立った課題は出ていませんが、これが恒常的になると問題は出てくると思っています。
IBMなど、リモートワークをしていた会社が廃止した例もあるように、リモートワークが全てよいわけではなく、このコロナウイルスの状況で緊張感を持ってやっているので、リモートワークがうまくいっているだけで、通常に戻るとリモートワークのほころびも出てくると思います。
僕はWeb会議推進派ですが、とはいえ、五感からくる情報はとても多く、リアルに会うことの重要性も理解していますので、それが全くなしになると諸々問題も出てくると思います。
最後に
今回は、リモートワークが比較的順調に行っている理由をお伝えさせていただきました。
コロナウイルスが蔓延中は、なるべくは外出を控えた方がいいのは事実です。
不安を抱えながら出社をしているホワイトカラーのビジネスマンもたくさんいると思いますので、まだリモートワークに踏み切れていない場合は、テストだと思って思い切って導入してみてはいかがでしょうか?
良いことも見つかるし、課題も見つかるので、今後の働き方を作り上げていく上で良いデータになると思います。
アライブ創業者。1980年生まれ。2001年21歳の時に幼なじみとデザイン会社を立ち上げ、数々の失敗をしながら、四苦八苦して会社を成長させていく。現在創業22年目、日本とベトナムで約130名のスタッフと共にWebマーケティングとデザインでクライアントの成長をサポートし続けている。歴史好き。
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