
日本の経営層のせいで日本のIT化は遅れている
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こんにちは。
アライブ株式会社 代表の三輪です。
弊社はベトナムにも会社があることもあり、
海外のマーケティング事情に多く触れることができますが、海外の事情よりも日本のマーケティングのほうが攻略が難しいなと感じています。
例えば、ベトナムであれば、雑誌や新聞は発達しておらず、Webマーケティングがマーケティングの主流となりますが、その中でもfacebookが圧倒的な利用率を誇っています。ですので、facebookマーケティングを行うことが鉄則となります。日本よりもfacebookページの利用率も高いので、facebookページでこまめな情報発信と運用はマーケターの重要な役割です。そのほかにはインスタグラムも成長しており、ベトナムではfacebookとインスタグラムをしっかり運用すれば一定の効果を出していけると思います。
しかし、日本だとfacebookもある特定ユーザーしか利用していないですし、facebookページの運用は他の国と比べると弱いです。インスタグラムも女性や若者は利用者が増えていますが完璧ではありません。そのほかにもTwitterやLINEもあります。メールもPCメール、携帯メールなど様々あり運用が複雑になります。スマホも高齢者層だと利用率が下がり、ガラケーもまだいます。新聞折込チラシも高齢者向けには有効です。それぞれセグメントが分かれているので、うまく利用すれば良いといえばその通りですが、これを押さえればOK!という鉄板のマーケティングがありません。
また、積極的に情報を取得していきたいと思っているアクティブ消費者には手を打っていきやすいですが、消費者のマジョリティである受動的で積極性に欠ける消費者に対しては、リーチがしにくいが現状です。高齢化社会であること、ネットの前に強固なメディアのインフラが作られていたこと、ガラケーに代表されるように、日本人の志向がガラパゴス化、細分化しやすいことが理由なのではと思います。
泣き言を言っていても始まらないので、これを押さえれば良いというツールがないという日本のマーケットの特性を理解して、自社のビジネスには何が合うのかをしっかり選んで運用していければと思います。