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ZOOMとAccount Engagement(旧Pardot:パードット)連携方法が 新しくなりました!

2021/10/25 | Pardot設定・アップデート

佐藤 香帆

Writer佐藤 香帆

Web Marketer

はじめに

こんにちは、Webマーケティングチームの佐藤です!

前回、清水がご紹介したAccount Engagement(旧Pardot)とZoomの連携方法ですが、先日新しい連携方法にアップデートされました!

 

今回はその方法をご紹介いたします。

Account Engagement(旧Pardot)とZoomを連携することで、自社ウェビナーに参加したお客様を逃さずトラッキング&ナーチャリングしていくことが可能となります

 

▼アップデート前の記事

(旧)ZoomとPardotの連携はどうすれば良い?2つの方法をご紹介!

 

Account Engagement(旧Pardot)とZoomを連携するメリット

Account Engagement(旧Pardot)とZoomを連携するメリットは2つあります。

 

① ウェビナー登録者のデータがAccount Engagement(旧Pardot)へ入る

zoomウェビナーの登録者データがAccount Engagement(旧Pardot)へ自動で入るため、ウェビナー登録者のデータをインポートするという手間が必要ありません。

営業担当はすぐに内容を確認してウェビナーに登録した方のフォローをすることができます。

また、マーケティングチームはAccount Engagement(旧Pardot)を使ってナーチャリングメールでのアプローチをすることができます。

 

② ウェビナー登録者のトラッキングが出来る

Account Engagement(旧Pardot)でウェビナー登録者のウェブ上の行動が見られるようになり、スコアリングにも役立ちます。

このように、二つを連携することで、ウェビナー開催前後のマーケティング施策もスムーズに行うことができます。それぞれのメリット・デメリットは前回の清水の記事をご覧ください。

 

▼前回の記事

(旧)ZoomとPardotの連携はどうすれば良い?2つの方法をご紹介!

 

今までの連携方法の特徴 VS 新しい方法の特徴

細かな設定方法は次のチャプターでご説明しますが、まずはざっくりと今までの連携方法と変わった部分を比較してみます。

 

今まで(旧連携方法)

  • 連携アプリダウンロードにAccount Engagement(旧Pardot)ユーザーアカウントが必要
  • リストとフォームハンドラーの設定が必須

 

今後(新しい方法)※Zoomフォーム利用の場合

  • 連携アプリダウンロードには、Salesforce有料ライセンスとのSSO(シングルサインオン)設定が完了しているシステム管理者ユーザアカウントが必要
  • リストとオートメーションルールで設定

 

上記の2点が大きく変わった部分です。

以前の連携方法ではフォームハンドラーの作成と連携が必須でしたが、今回のアップデートによってオートメーションルール(=条件を組み合わせて合致したプロスペクトに任意のアクションを自動で行わせる)をリストと組み合わせて使用する連携方法に変わりました。

 

これまでと同様にウェビナーの登録フォームはPardotフォームで作る場合とZoomフォームで作る場合がありますが、Zoomで作成したフォームを使用すると自動でプロスペクトやリードがAccount Engagement(旧Pardot)とSalesCloudで作成されるため、後日登録者データをインポートする必要はございません。

SalesCloudのライセンスをご準備いただくという部分で金銭的なハードルはあがりましたが、その後の手続きはスムーズになりました。

 

 

具体的な設定方法(Zoom登録ページを使用する場合)

前置きが長くなりましたが、具体的な設定方法をご紹介していきます。

ZoomウェビナーとPardotを連携するためには以下の2種類の方法があります。

簡潔かつ具体的に設定の違いもご説明すると、

 

①Zoomフォーム利用の場合

オートメーションルールで登録・参加・欠席者を自動でAccount Engagement(旧Pardot)にデータを記録

 

②Pardotフォーム利用の場合

フォーム付きLPで登録者のみ記録→参加者や欠席者は後日インポート
(どちらもキャンペーン、リストの作成は必須)

 

>>>>>

となりますが、前回のZoom連携方法と変わるのは①のZoomフォーム利用の場合なので今回はそちらをメインでご紹介をします。

※設定にあたり、前提条件としてZoomウェビナーライセンスの取得が必要です。

 

▼Zoomウェビナーライセンスはこちらからご契約可能です
https://zoom.us/pricing/webinar

 

設定手順は以下の通りです。※こちらはZoomのフォーム付きウェビナー登録ページを利用する場合です。

 

【手順】

  1. SalesCloudユーザーでアプリインストール
  2. ZoomとSalesforceの連携設定
  3. 登録ページ有りのウェビナーを作成(Zoom)
  4. Sales Cloudでキャンペーンを作成
  5. リスト作成
  6. Account Engagement(旧Pardot)でオートメーションルール作成
  7. Zoom側でPardotリストと連携

[以下、同じ部分は前回の記事から引用しております]

 

1 Zoom MarketplaceよりPardot(Salesforce)連携アプリをインストール

以下のリンクからアプリをダウンロード可能です。
(※SalesCloud有料ライセンス かつ SSO設定したユーザーアカウントでのインストールが必須)
https://marketplace.zoom.us/apps/FXW6cSzQSaW8LaGMDeVSKw

 

 

2 ZoomとSalesforceの連携設定

1. 必要情報を記入し、右下の「Use Salesforce SSO」を押す(SSO設定されたPardotアカウントで行ってください)

 

2. 説明に従って連携を進めます。Install Packageをクリックして、必要な情報を記入してください

 

3. 記入が必要な「ビジネスユニットID」はSalesCloudのこちらから確認いただけます
(設定>Pardotでクイック検索>Pardotアカウントの設定)

 

4. Pardotへのアクセスを許可するためにAuthorizeをクリックします

 

 

3 登録ページ有りのウェビナーを作成(Zoom)

Zoomで新しくウェビナーを作成します。

その際に設定の中の「登録」という項目にチェックを入れます。
これによりウェビナーに参加したい人が登録するフォーム付きのページがZoom側で作成されます。

 

 

4 Sales Cloudでキャンペーンを作成

1. SalesCloudでまず「ウェビナー」のような親キャンペーンを作成し、その中に子キャンペーンとして今回使用するキャンペーンを作成します。
おすすめは、後で整理しやすいように日付や名前を入れることです。(e.g. 【ウェビナー】2021_0930◯◯講演会 )

 

2. キャンペーンの状況として「登録、参加、欠席」の3つを追加します。

 

 

5 Pardotでリストを作成

登録リスト参加リスト欠席リストの計3つを作ります。
(Pardotのマーケティング>セグメンテーション>リストより作成)

このリストたちを後ほどZoomの登録フォームと連携設定することで、登録者は「登録リスト」に入り、ウェビナーに参加したか欠席したかで「参加リスト」または「欠席リスト」へと分類分けされていきます。

 

 

6 Account Engagement(旧Pardot)でオートメーションルールを作成

3つのリストに入ってきたお客様をキャンペーンと紐付け、SalesCloud側でも確認するために、オートメーションルールをそれぞれ作成します。

まずは登録者用のルールを作成しましょう。

 

1. 名前を入力します(社内で管理いただくためのもの)
2. フォルダーを選択します

★”ウェビナー用”などとして、関連の設定はまとめてフォルダに入れておくのがオススメです!

 

3. ルール:”登録者リスト”のメンバーである というルールを作成し、

 

4. アクション:この方々を作成した登録者用SalesCloud(CRM)キャンペーンに追加、そして担当者への割り当ても行います。担当者への割当も追加することにより、新規のお客様もAccount Engagement(旧Pardot)とSalesCloudにリードとして登録されます。

同じ方法で参加者用・欠席者用のオートメーションルールも作成してください。

 

 

7 Zoomウェビナー側でPardotリストと連携

Zoomのウェビナー設定より詳細>「リストからPardotで見込み客を作成」をクリックします。

  1. Registration Listに先ほどPardotで作成した「登録リスト」を選択します。
  2. Attendee List に「参加リスト」を選択します。
  3. Absentee List に「欠席リスト」を選択します。

 

これでZoomフォーム→Account Engagement(旧Pardot)の連携ができました!
ウェビナーを開催する毎に3番以降の手順を踏んで設定を行ってください。

 

 

具体的な設定方法(Pardotフォームを利用する場合)

こちらは前回のブログに記載した手順と同じなので、

前回記事の「連携方法の説明②:Pardotフォームの設定方法」の章をご覧ください。

(旧)ZoomとPardotの連携はどうすれば良い?2つの方法をご紹介!

※Pardotフォーム使用の場合では、登録者のみPardotに自動で入る仕組みとするため、参加者や欠席者は後日インポートを行う必要があります。

 

 

まとめ

いかがでしたでしょうか?

今後はZoomとAccount Engagement(旧Pardot)を連携するために有料のSalesCloudライセンスが必要になるため注意してください

 

手順としてはZoom登録ページを利用して連携の方が比較的簡単ですが、参加者たちが登録にたどり着くまでどのようなページを見たかなどトラッキングをしたい場合はPardotフォームを利用した連携がおすすめです。

どちらの方法も一長一短ではありますので、どこを優先するかで決めていただければと思います。

 

設定が難しい
この部分がいまいちわからない…
もっと詳しく教えてほしい

 

そんな方は弊社へご相談いただければと思います。

Account Engagement(旧Pardot)の有資格者がサポートいたします。お気軽にお問い合わせください。

 

今回ご紹介した内容は、PDF版をダウンロードしていただくこともできます。

▼PDFはこちら

佐藤 香帆

Writer佐藤 香帆

Web Marketer ブログ プロフィール

大学在学中は英語を通して国際情勢や文化差異、ビジネスプレゼンなどについて広く学ぶ。留学後に、自身も利用した留学支援をする学生団体でイベント広報として留学の魅力を伝える活動を行い、SNSを利用して3ヶ月でゼロから400人の集客に成功したことから、webマーケティングの可能性、面白さに気づく。

アライブの経営理念である「相互愛」やハングリー精神あふれる社風に惹かれ2020年に新卒入社。「成果につながる丁寧な仕事をする」をモットーとして、お客様に親身に寄り添うマーケターになることを目標に日々邁進中。

【保有資格】
・Salesforce 認定 Marketing Cloud Account Engagement スペシャリスト
・Salesforce 認定 Marketing Cloud Account Engagement コンサルタント
・Google Adwords認定資格(検索・ディスプレイ)

大学在学中は英語を通して国際情勢や文化差異、ビジネスプレゼンなどについて広く学ぶ。留学後に、自身も利用した留学支援をする学生団体でイベント広報として留学の魅力を伝える活動を行い、SNSを利用して3ヶ月でゼロから400人の集客に成功したことから、webマーケティングの可能性、面白さに気づく。

アライブの経営理念である「相互愛」やハングリー精神あふれる社風に惹かれ2020年に新卒入社。「成果につながる丁寧な仕事をする」をモットーとして、お客様に親身に寄り添うマーケターになることを目標に日々邁進中。

【保有資格】
・Salesforce 認定 Marketing Cloud Account Engagement スペシャリスト
・Salesforce 認定 Marketing Cloud Account Engagement コンサルタント
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