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「リール」で注目を集めるための撮影テクニック
近年、Instagramのアカウントを伸ばすのに注目されている「リール」。
「リール」とは、Instagramにある短尺の縦型動画機能のことをいいます。
アプリ上で制作・投稿・視聴ができ、最大90秒という短い尺でユーザーにインパクトを与えることができる点が特徴です。特に近年では、個人的な使用だけでなく、多くの企業がビジネスとして「リール」機能を活用しています。
短い時間で視聴者の関心を引き付け、フォロワーの増加やブランドの認知拡大に繋がる便利なツールではありますが「どうすれば効果的なリール動画を作れるのか?」と悩んでいる方も多いのではないでしょうか。
本記事では、初心者からでも実践できる「リール」で注目を集めるための撮影テクニックをご紹介します。この機会に、効果的なリール動画制作の第一歩を踏み出してみましょう!
【ステップ1】撮影前の準備
良いリールを制作するには、事前準備が何よりも大切です。
特に企画段階でのアイデア出しが、その後の撮影や編集に大きな影響を与えます。
以下のポイントを押さえて、効率的な準備を進めましょう。
ターゲットとゴールを明確にする
誰に向けた動画なのか、ターゲット(例: 旅行好き、グルメ愛好家など)を具体的にイメージすることが大切です。ターゲットを定めることで、テーマや撮影内容を最適に決めることができます。
また、リールを投稿する目的(ゴール)を明確にすることも必要です。フォロワーを増やしたいのか、商品の認知を広げたいのか、採用を募集したいのかなど、目的に合わせて内容を考えることで企画がブレずに継続的に投稿を続けられます。
企画アイデアを考える
人気のリールに共通していることは、シンプルでわかりやすいテーマであること。どのようなテーマのリールを制作するか、いくつか企画案をだして決めていきましょう。
SNSを常にリサーチしながら、最新のトレンドを吸収していくことも欠かせません。流行のハッシュタグや音楽をリサーチし、今のトレンドに合った企画も取り入れていきます。
また、リールは冒頭の3秒が視聴の要になっています。「3秒で伝わる魅力」を意識して、動画の冒頭で視聴者を引き付けるためのキャッチーな仕掛けを考えましょう。起承転結に仕上げることもお忘れなく。
必要な機材や撮影環境を整える
リールは、スマートフォンさえあれば最低限の撮影は可能です。スマートフォンに加え、三脚やスタビライザーなどの機材があると手ブレを軽減し滑らかな映像を撮影できるので、揃えることをおすすめします。
撮影時のライティングも重要。自然光や照明を活用して、動画全体を明るく見せる工夫をしましょう。
意外と悩むのが、撮影場所です。テーマに合わせて適切な場所を選び、あまり背景がごちゃつかないような撮影場所を事前に確保しておくことを忘れずに。
撮影スケジュールを作る
テーマが決まったら、撮影当日の作業をスムーズに行うためにスケジュールを事前に決めておくことも大切です。
撮影するシーンやカットをリスト化し、時間を効率的に使えるよう優先順位を明確にしておきましょう。
いろいろなシーンを撮影する場合は、簡単なタイムスケジュールを組むとより進行しやすくなります。
【ステップ2】撮影時のテクニック
リール動画の撮影では、視聴者の目を引きつけ最後まで飽きさせない工夫をすることが重要です。ただ撮影するのではなく、いくつかの基本的なポイントを押さえることが必要。ここからは、効果的なリール動画を作るための具体的な撮影テクニックをお伝えします。
縦画面を意識
Instagramのユーザーはスマートフォンを使ってアプリを利用することがほとんどです。
そのため、横動画での撮影はNG。スマートフォンを縦に持ったまま縦動画で撮影を行いましょう。
ユーザーが快適にリールを視聴できるよう、重要な要素を画面の中央に配置するのもポイントのひとつ。
編集時にテキストを入れる場合は、その位置も意識しながら撮影を行いましょう。
動きのあるアクションを導入
動作を入れたさまざまなパターンで撮影を行うことで、目を引くリールが完成します。
例えば、人物を画面に入れる、食べ物を手に取る・箸上げをする動作、ズームインで迫る映像などを取り入れると効果的です。
カラフルなアイテムやユニークな小道具を使い、視覚的に驚きを与える演出も◎。
動きを活かす撮影
パンやティルト(※)を活用して、滑らかで動きのある映像を撮影しましょう。
被写体が大きければ、上下垂直にカメラを動かすことでよりダイナミックな撮影ができます。
また、スローや早回しを駆使することで、視覚的に楽しい演出も可能に。
例えば、料理や作業を撮影する際は、スローでソースをかける場面を入れたり早回しで作業の工程をまとめたり、内容によって使い分けましょう。
※パン・ティルト:カメラの首振り機能。
パンは水平、ティルトは垂直方向にカメラを動かす動作のこと。
光と色彩の活用
被写体が暗くならないよう、光源を意識しましょう。
自然光が最も使いやすいですが、室内での撮影にはリングライトなどの活用もおすすめ。
背景と被写体のコントラストを意識し、鮮やかな色彩が際立つ構図を心がけるとより美しい映像に仕上がります。迷ったときは、白ベースの背景にするとGOOD。
被写体に躍動感を加える
細部にフォーカスを当て、臨場感のある映像を撮影します。
例えば、料理の場合は湯気や切り口をアップで、旅行の場合は飛行機や電車の窓からの景色や海・川の波や水面を撮影しておくとインサートとして活用ができ、雰囲気のある動画に仕上がります。
【ステップ3】編集テクニック
撮影が終わったら、次は編集のステップです。
撮影した素材をそのまま投稿するのではなく、ひと手間を加えることで、リール動画の完成度が一段と高まります。
編集作業では、視聴者が最後まで見たくなるような工夫や、メッセージをしっかり伝えるための演出がポイントとなります。それでは、具体的な編集テクニックを見ていきましょう。
動画の長さを最適化
リール動画は短く簡潔にまとめるのがポイント。
特にメッセージ性の強い動画は、15~30秒程度で完結させるのが理想的です。
そのためにも、3~5秒ごとにシーンを切り替え、飽きさせない構成にしましょう。
不要な部分をカットし尺を詰めることで、より集中して見てもらえる動画になります。
視聴者が途中で離脱しないよう、最初から最後までテンポよく展開を作り、視聴維持率を高める工夫を取り入れましょう。
視覚効果を加える
スライドやフェードなどのトランジション(※)を使うと、シーン間のつながりが滑らかになります。
カメラの動きと一致させるとさらに効果的。撮影時に動きが少ない場合でも、編集でズームインやパンを加えて臨場感を出すことも可能です。トランジションを駆使してメリハリのある動画を作りましょう。
※トランジション:前後のカットをつなぎ合わせるために使われる効果(エフェクト)
音楽や効果音の活用
Instagramで流行中の音楽を使用することで、リールがより多くの人に表示される可能性が高まります。
また、動画の内容に合わせて効果音をつけたりナレーションを入れると良いアクセントとなり、視覚&聴覚の両方から楽しませることができます。
テキストでメッセージを効果的に伝える
動画の冒頭や重要なシーンにインパクトのあるキャッチコピーを配置することで、内容を一目で伝えられる効果があります。
また、音声が聞けない環境でも視聴者に内容を届けられるよう、簡潔な字幕を追加することも重要。
これにより、より多くの人に動画のメッセージを届けられます。
カラーチューニングで統一感を演出
動画全体の色調を整えることで、視覚的な統一感を高めることができます。
明るさやコントラストを調整して鮮やかに仕上げると、よりプロフェッショナルな印象に。
また、ブランドのテーマに合ったカラーを意識することで、動画の一貫性とブランドの認知度をさらに向上させることが可能です。
投稿前のプレビューで仕上がりをチェック
投稿前には必ずプレビューを確認し、テキストが縦画面に最適か、隠れていないかをチェック。
また、音楽や効果音の音量バランスも重要です。ヘッドホンで確認することで、より正確な仕上がりを確認できます。
まとめ
リール動画は、アイデアと工夫次第で多くの人にリーチできる非常に魅力的なツールです。
撮影や編集のテクニックを押さえつつ、ユーザーが惹かれる動画作りにチャレンジしてみてください!
また、リールのみに限らずInstagramの運用自体は、日々の地道な投稿が必須となります。
最初は試行錯誤の連続かもしれませんが、続けるうちに自分らしいスタイルや表現方法が見つかるはずです。
今回紹介したポイントを活用して、注目されるリール動画を作り上げてみてくださいね。
アライブでは、リール動画の制作をはじめ、Instagram運用代行などSNSに特化したサービスを幅広く展開しています。SNS運用でお悩みの際は、ぜひお気軽にご相談ください。
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