
Webサイトを更新したのに反映されない?それ、キャッシュが原因かも…【PC編】
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Writer中村 彩子
Web Marketer
こんにちは!Webマーケティングチームの中村です!
今回は「Instagramをビジネスに活用する」お話を、前半・後半のに分けてお話させて頂きます。
若い世代を中心に大流行中のInstagramですが、もはや若者たちの遊び場(プレイグラウンド)だけではなくなりました。
国内ユーザーも増え続け、Googleに代わった新たな検索エンジンとしても利用されているInstagram。ご自身のビジネスには、もう取り入れていますか?
などなど…
予算を費やして配信する広告と違って、効果がわかりにくく、優先順位が低くなっているかもしれません。
私たちWebマーケターも、本業でお忙しい皆様に、インスタグラムまで頑張って欲しいと申し上げるのは、大変心苦しいところです。
しかし、もしかしたらあなたのビジネスにもInstagramマーケティングが活用できるかもしれない。できるならぜひ使って頂きたい!と思いでおります。
前半の今回は「Instagramに力を入れることの重要性」について。
投稿する側の目線から一度離れて、ユーザーやマーケターから見たInstagramを感じて頂けると幸いです。
Instagram運用が集客に繋がったことで有名なものの1つに、六本木の森美術館で開催された「レアンドロ・エルリッヒ展」(2018)が挙げられます。
SNSが大きく関わっていたのをご存知でしょうか。
下図は「レアンドロ・エルリッヒ展」来場者が、どこで情報を得たか、というグラフです。
▼「レアンドロ・エルリッヒ展」来場者の動機|来館につながる情報をどこで得たか
▼「レアンドロ・エルリッヒ展」来館者動機|来館動機(インターネットと回答の内訳)
引用▶https://markezine.jp/article/detail/31172
インターネットからが約60%、その内、SNSが約56%を占めるという結果でした。
訪れた人が写真を撮る、SNSに投稿する、そしてそれを見つけた人が関心を持ち、美術館を訪れる…
この繰り返しが、話題となり集客に繋がったのです。
それまでの日本の美術館は、どこも撮影禁止でした。
そんな空間で、「撮影ok」という常識を覆す決断は斬新で、またスマホの普及に伴う写真好きの急増という時代の流れにのっていきました。
実は「おしゃれなカフェのスイーツの写真をInstagramに投稿したら広がった」というよく聞くパターンと同じプロセスです。
時々カフェやレストランで、レストラン名などのハッシュタグを付けた写真を投稿すると割引するというお店を見かけますが、成功すればそのくらい価値のあることなのですね。
マーケティング担当の方にとっては、予算を使って配信している広告の結果がやはり気になるものです。
それによって、あまり注目されないのがInstagramプロフィールからの流入。
(赤枠のURLです)
実はこの流入からお客様になったというパターンもよくみられます。
これは自然検索と同じで、広告費がかかりません。
そして、私が注目しているのが、広告流入に比べてコンバージョン率が高いことです。
下図は、住宅会社3社の3ヶ月間の広告データを比較したものです。
広告からの流入に比べて、Instagramプロフィールからの流入のコンバージョン率が高いことがわかります。
つまり、Instagramプロフィールからアクセスしたユーザーは、お客様になる可能性が高いということです。
Googleアナリティクスをご覧になっていたら確認してみましょう。
「集客▶すべてのトラフィック▶参照元/メディア」を開いてください。
一覧に「l.instagram.com / referral」がありますか?これがInstagramプロフィールからの流入です。
Instagramがまだ流行する前は、ネットで ”いつか行きたい” お店を見つけたとき、Googleのお気に入りに登録して、思い出したときにお気に入りリストから見つけ出してもらい、再度ホームページを訪れてもらうという流れでした。画面の大きいPCならともかく、スマホで見るときを考えると、なかなか遠い道のりです。
それに比べて、Instagramはどうでしょうか?
Googleのお気に入り追加の代わりに「フォロー」してもらいます。
たとえ、その後忘れら去られていたとしても、あなたの新しい投稿をきっかけに、また思い出してもらうことができます。
Instagramの方が、再訪問のハードルが低い可能性が予想できます。
Instagramはフォロワーになってくれるということは、
「あなたの投稿をまた見たい」もしくは「あなたの商品に興味がある」という意思表示です。
そんな将来お客様になる可能性のあるターゲットが、自ずと集まってきてくれるのは有り難いですよね。
あなたが新しい投稿をするたびに、フォロワーのタイムラインに流れてゆきます。
彼らに新しい情報を配信できることで、再びプロフィールまでチェックしに来てくれるかもしれません。
一度HPを訪れてくれたユーザーのみに配信するリマーケティング広告のような働きをしてくれるというわけです。
成功例として挙げた森美術館の他に、同じ手法で有名になった金沢の21世紀美術館の展示「スイミング・プール」があります。
(人が水の溜まったプールの中にいるかのように見える作品です!)
Instagramハッシュタグ「#森美術館」の総投稿数が12.2万に対し、「#21世紀美術館」は24.2万(2019年12現在)に上ります。
ここではInstagramでも有名になった「スイミング・プール」を例に、広告とは何が違うのか、Instagramならではの広がり方に注目してみます。
(改修工事のため2019年12月20日から2020年2月3日まで全館休館なのでご注意⚠)
あなたが駅にある「スイミング・プール」の広告を見たとします。
その前を通り過ぎる一瞬で、展示の面白さや魅力を理解するのは、物事が斬新であればあるほど難しいことが予想されます。
まして、見慣れないモノに関心を持ち続ける確率は低いでしょう。
もしかしたら
「金沢か、遠いな。新幹線か…」
「これ、どうなってるんだ?よくわかんないな〜」
という感情で終わってしまうかもしれません。
では、「スイミング・プール」の中ではしゃぐ友人の写真を、Instagramで見かけたらどうでしょうか?
なんだか気になるかもしれません。
そして、しばらく覚えているかもしれません。
コメントやDMという気軽な方法で、アクセス方法も美術館の感想も、生の声を簡単に聞くことができます。
タグ付けされた位置情報をタップすると、タグ付けされた写真一覧を見ることもできるのです。
もちろん、イメージに合わせたモデルと洗練されたデザインで作り込まれた完璧な広告も、効果があるでしょう。
見るものの印象をコントロールし、会社や商品のブランディングを図り、多くの人々に知ってもらうことが叶います。
しかし、一人ひとりに強い印象を残す一般人の写真1枚は、場合によっては、より効果的なマーケティング戦略になり得るのです。
いかがでしたでしょうか?
少しでも ”Instagramにも注力しよう!” というお気持ちになって頂けましたでしょうか!
ぜひInstagramをビジネスに活かし、大切に育ててきた商品やサービスをより多くの人に知ってもらいましょう。
本日はなぜ私たちが ”Instagramを頑張っていきましょう!”としつこく言い続けるのか、お話致しました。
実際にお客様になってくださった方、または将来お客様になるかもしれない方に向けて、自信を持って「ぜひフォローしてください!」と言うことのできるアカウントを作成していきましょう。
後半は改善策についてお話します。
具体的な改善点を挙げるので、ご自身のInstagramを振り返ってみてください。
お楽しみに!
前職はバリスタ。箱根でのサービス業を通して、「本来の良さを引き出して発信する」マーケティングの可能性とその面白さに気づく。愛知県への引っ越しを機に、アライブの“ピラミッドではなく円”をイメージさせる社風と“相互愛”の理念に惹かれ入社。おせっかいでしつこい性格を活かし、お客様の想いに寄り添い、その本質を掴むまでとことん考えるスタイルで、他人様のお役に立てるマーケターを目指す。