WEBではブランディングできない？

こんにちは。

アライブ株式会社 代表取締役の三輪です。



最近僕が感じていることは、

「WEBではブランディングが難しい」ということです。



ここ数年

「WEBに広告や集客が移行してきた！」とか

「facebookやTwitterなどのSNSが重要だ！」など

全て「WEBに置き換えられる」といった話がたくさんされています。



しかし、僕はそれは「正しく」もあり

「間違っている」とも思います。



僕は「WEBだけでは集客はできても、

ブランディングがとても難しい」と感じています。



例えば、WEBで死ぬほど広告を出して、

集客をしたり、売上が上がったとしても

一般消費者にまで認知される、

もしくは「すごいブランドだ」と認知されるのは難しいのは現状です。

「なぜか？」と言われると、まだ断言できる理由が見つかっていないのですが、

経験則的にそういったことを感じています。



アルファブロガーの永江一石さんもそういった記事を書いています。



【ネットからマジョリティへの認知にはキャズム（溝）が深すぎるという講義】

（要は大多数のシェアをとる商品にはネットだけの認知は難しいという話）

http://urx.nu/9Gpg





このコラムに書かれているように、ニッチな商品、最先端の商品などは

ネットのみの広告や販促活動だけでも十分ですが、

大きくシェアを取っていく商品にはネットだけでは不十分なのです。



では、一般消費者に認知されていくには

どうすれば良いのかというと、

まだテレビや新聞や雑誌の影響、特にテレビの影響は大きいので、

それに露出していくことが「ブランドを形成」するためには必要なのです。



「ネットは発端で有名になったものもある！」と思う方もいると思いますが、

そういったものは、ネットが発端であっただけで、

最終的にはテレビなどのメディアが取り上げて有名になっています。



そういう理由があるから、

一時期世間を騒がせたネオヒルズ族の与沢翼も

テレビを利用してブランディングを行っていましたし、

楽天やDeNAが球団のスポンサーになって

一般消費者に「ブランド認知」を行っていますし、

パズドラなどもアプリも積極的にCMを行いますし、

LINEが有名になったのもテレビCMを行ってからですし、

https://note.mu/marketing/n/ne4ba58599812

また、ニュースアプリのGunosyが12億円を調達したのも

テレビCMを行うためです。



アライブもネットで広告はたくさん使っていますが、

ネットだけではブランド力をつけることが難しいと感じているので、

もっとブランド力をつけるため、特に名古屋でのブランド認知をつけるために

ネット以外の戦略もいろいろと立てています。



ここで伝えたいのは、

「結局4大メディアかよ。テレビが最強かよ。」ではなく、

「色々なメディアや広告は使い分けることが重要」ということです。



ビジネスの初期やニッチな市場の場合はネットのほうが有利ですし、

集客という面でもネットは大きな力を発揮します。



しかし、

「ネットだけに広告費を投入する」とか

「色々な広告をやめて、facebookだけに販促活動を集中する」など

ネットの力を過信しすぎて、まちがった販促戦略をしてしまうことが一番危険です。

ネットにも「メリット」と「デメリット」があります。



ネットが出現する前にも、色々なメディアがあり

そのメディアの広告費の割合を考えながら販促活動を行っていたはずです。



それと同じように「ネット」という新しいメディアのジャンルが一つ増えただけなので、

ネットもその他メディアと平等な目線でジャッジし、

適切な広告費配分で販促活動を行っていくことが大事だと思います。



ネット集客のメリットは

「ターゲティングが細かくできる」「ニッチな客にアプローチしやすい」

「具体的なニーズを持った客にアプローチしやすい」

ということで



逆にデメリットは

「明確なニーズを持っていない消費者にアプローチしにくい」

「大きな母集団を集めるのが難しい」

「大多数の消費者にブランド認知をしてもらうのが難しい」

という点です。



そういったネットのメリットとデメリットを

理解した上で、あなたの会社の販促戦略を考えてみてはいかがでしょうか？