
ポケモンGOから考える販促戦略
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こんにちは。
アライブ株式会社 代表の三輪です。
私たちは、お客様に合わせてオーダーメイドのデザインや戦略、
広告展開をすることが好きであり、得意としています。
しかし、10年以上前にホームページ制作のパッケージ商品を作ったことがあります。
ホームページのパターンを複数用意して、
後は情報を入力するだけで、ホームページが完成する商品です。
パッケージ商品なので、価格も安価にして、量を売ろうとしました。
しかし、それは失敗しました。
パッケージ商品の場合、お客様の要望に全て応えることはできないので、
パッケージに合わせてもらうしかないのですが、
お客様の要望を叶えたいと思ってしまって、結局オーダーメイドくらい作ってしまったり、
パッケージ商品は営業も楽になってコスト削減になるはずなのですが、
結局オーダーメイド並みにお客様のヒアリングをしてしまうので、
これでは、安価に売っても労力がオーダーメイドくらいかかってしまうので、
全く意味がないということで中止となりました。
この時は自分たちの持っている「クセ」というものを理解していなかったのです。
私たちは、画一的な商品よりもオーダーメイドの商品を作ることのほうが好きだったのですが、そんな自分たちのクセを考えずに、「パッケージ商品のほうが売りやすいし、
他の会社もパッケージ商品で成長しているので、自分たちも作ろう!」
ということで安易に作ってしまいました。
これは、パッケージ商品が良い、オーダーメイド商品が良いという話ではなく、
パッケージ商品とオーダーメイド商品は、売り方が全く違うので、
自分たちがどういった商品を売るのが得意なのかを理解することが大事ということです。
パッケージ商品を売るのが得意の会社は、コンサルティング型のようなオーダーメイドは
まどろっこしくてめんどくさくなるし、お客様も複雑な要望をしてくることに嫌気がさします。
オーダーメイドを得意としている会社は、パッケージ商品ではお客様のニーズを満たせないことに
腹立たしさを感じますし、パッケージ商品でも営業活動に時間をかけるので、あまり儲かりません。
他社が上手くいっているからといって、その会社の真似をする前に
一度自分たちのクセが何かを理解することをしてみてください。