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ポケモンGOから考える販促戦略

2016/07/19 | マーケティング全般

ポケモンGOの販促戦略

こんにちは。

アライブ株式会社 代表の三輪です。

 

任天堂のスマホアプリゲーム

「ポケモンGO」が世界で大熱狂となっています。

 

 

○全米がポケモンgoに夢中! 公園も大学もトレーナーだらけに

http://www.appbank.net/2016/07/14/iphone-application/1226572.php

○ポケモンGO、Twitterのアクティブユーザー数をあっさり抜く

http://ascii.jp/elem/000/001/194/1194898/

あのポケモンのモンスターがリアルの世界でゲットできるというこのゲーム、

全世界で大爆発の人気となり、たくさんのユーザーが

日々モンスターを探しに街を歩いているようです。

しかし、まだ日本ではリリースされていません。

 

これを開発の遅れと見るのか、

販促の手法と見るのかで見方が変わってきます。

もし、販促の手法だったのだとしたら、

非常にクレバーな戦略だと言えます。

 

ポケモンは、1996年に「ポケットモンスター 赤・緑」が

発売され大ヒットとなりました。

その時、小学校高学年だった世代も30代になっています。

僕も当時16歳でしたが、非常にハマりました。

 

しかし、多分、僕が思うに、

日本でのブランディングとしてポケモンは子供のゲームとなっており

日本の20代後半から30代はもうポケモンには

大多数が興味はなくなっていたと思います。

 

しかし、ここに来て、海外でポケモンGOが大流行りしている

ニュースが連日流れることで、

子供の頃ポケモンで遊んでいたけれど、もう忘れてしまった層にまで

ポケモンの新ゲームのリリースが認知されます。

 

また、「子供のゲーム」ではなく

「海外で大人もはまっているゲーム」というイメージなので

ニュースを見ている間にどんどんワクワクしてきます。

 

そして、20代、30代は、「スマホ普及率 No.1」です。

20代は90%以上、30代は80%以上スマホを持っています。

妖怪ウォッチが大ブームになっても大人まで浸透しなかったのは

Nintendo DSを買ってまでやろうとは至らなかったからです。

今回のポケモンGOは、Nintendo DSやWiiを買わなくても、

すでに大人もゲーム機を「持っている」のです。

 

もし、この状態で日本版ポケモンGOが発売されれば、

街中のゲーム屋には行列はできませんが、

爆発的にダウンロードされて、爆発的にポケモンGOが普及されていくことになります。

 

もし、海外でここまで人気になっていなかったら、

日本では最初に子供で人気が出てから、大人が遊びだしたかもしれません。

しかし、今の状態であれば、リリース日に購入するのは、大多数の「大人」です。

大人用に莫大な広告費をかけて宣伝はしなくても

リリース日をずらしただけで、無料で「大人に宣伝された」のです。

なんというクレバーなPR戦略なのだろうと思います。

任天堂にとっては、アメリカと同じくらい重要な日本のマーケットの成功

すでに約束されている状態になってしまったのだから。

 

この一連の流れは、WEB、スマホ、SNSの発達による新しい販促の流れでもあると感じているので、

このような販促手法ブランディング手法をアライブもやっていけないかと思うので、

色々と研究していければと思います。

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