【Pardot 2019年8月アップデート③】Engagement Studioが進化しました！

Pardotの3つの機能がアップデート

Pardotは一年に6回、機能がアップデートされます。

今年の8月には、大きく3つの機能が追加されました。

 

●複数のトラッカードメインが使用可能になりました（この機能の説明はこちら）

●変数タグに「if」機能を含めることが可能になりました

●ステップメールキャンペーンで複雑なルールが設定できるようになりました

 

今回は、そのうちの一つであるEngagement Studioの新機能についてお伝えします。

▶Salesforce公式のブログはこちら（英語）

▶Salesforce公式のヘルプはこちら（日本語）

Engagement Studioとは

Pardotの特徴の一つであるEngagement Studioでは、 お客さんの行動に応じて、次にどのようなアプローチをするかシナリオを作ることができます。

こちらがEngagement Studioの実際の画面です。

 

Engagement Studioを使ってお客様ひとりひとりの行動に合わせたアプローチをすることで、自社の商品・サービスに興味をもってもらえるようになります。

 

Engagement Studioで複雑なルールが設定が可能になりました

今回のアップデートで、複雑なルールを今までより簡単に設定できるようになりました。

例えば、

 

●スコアが40以上

●メールマガジンを登録している

●「セミナー」というキャンペーンに入っている

 

という3つの条件に当てはまるお客様にメールを送付したい時、いままでは3つのステップを作る必要がありました。

しかし、今回のアップデートで1つのステップで複数の条件を設定できるようになったので、設定するステップは3つから1つに減らすことができます。

これによって、ルールを設定する手間が省け、すっきりとしたフローを作ることができるようになりました。

 

 

ただし、1つのステップに設定できる条件は5つまでとなっており、注意する必要があります。

 

どのような場合に使う？

この機能は、複数の条件にもとづいてアクションを設定をする必要がある時に便利です。

例えばセミナーの参加者にナーチャリングメールを送りたい時、参加者の中でも様々な人がいるため、すでに興味度が高いお客様は直接営業がアプローとし、まだ興味があまり高くないお客様にのみアプローチしたいと考えているとします。

そのため、

 

●スコアが100より小さい（まだあまり興味がない）

●パートナーではない

●商品A、商品B、商品Cいずれかに興味がある

 

というお客様に絞ってメールでアプローチすることにしました。

従来は、この条件を一つずつ設定するので、以下のようなフローになっていました。

しかし、これからは

 

●スコアが100より小さい（まだあまり興味がない）

●パートナーでない

●商品A、商品B、商品Cいずれかに興味がある

 

という設定を一つにまとめ、以下のようなフローとなります。

 

 

このように、条件を絞ってアプローチをすることが簡単になりました。

設定できる条件は

 

●担当者（誰か、または担当がいるかどうか）

●グレード・スコア・リスト

●キャンペーン

●タグ

●項目

●メール受信

●受信拒否

●取引が開始しているかどうか

 

などがあります。

アライブでは、新しい機能を活用したPardot設定も承ります。いつでもご連絡ください。

 

【その他Pardotアップデートリリースブログ】

▶複数のトラッカードメインが使用可能に
https://alive-web.co.jp/blog/what_is_multiple-tracker-domains/

 

▶変数タグに「if」機能を含めることが可能になりました
https://alive-web.co.jp/blog/pardot_complex_rule_logic/