名古屋のWebマーケティング企業「アライブ株式会社」のマーケティングブログ

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企業は『環境適応業』である

2011/09/06 | 経営全般

外部環境

こんにちは。アライブ株式会社 広報担当の田原です。

今日名古屋は、朝からいいお天気です。

ですが、北海道など天候の悪い地域もあるようですので、

どうぞお気をつけ下さいね。

ところで、突然ですが、皆さんは市場の変化を気にしていますか?

弊社代表の三輪と話をしていると

「外部環境の流れを常に意識して、

自社の強みを絶えず変化させていかなければならない」と

いうことを常に言っています。

実は、あたりを見渡してみると

ある業界の企業が怠慢な経営をしていたわけではないのに

市場の急激の変化により、

シェアや売上を急激に減らしていっていることが

多々あることに気付かされます。

ここ最近の市場変化だと下記が挙げられます。

・携帯の低価格化でポケベルは一気に全滅

iPod,iTunesの出現により、CDは急激に売れなくなった

・ネットの普及により、雑誌や新聞が廃刊していっている

・デジカメと携帯により、カメラのフィルム需要は消滅

・レンタルビデオも、ネット配信で窮地に立たされている

・スマートフォンの台頭による、従来の携帯のシェア率低下

・今後は電気自動車が出現することで、ガソリンスタンドの苦境は必須

昔でも市場変化は起こっています。

・石炭から石油への移行により数百あった日本の炭坑はほとんど閉山

CDの出現で、1980年に60%のシェアがあったレコードは0.2%に縮小

・パソコンの低価格化によりワープロの消滅

・ハードディスクの大容量化によりフロッピーの消滅

・車社会の拡大による、バス路線の廃止

・大型商業施設の誕生による商店街の不振

特に今までのライバルではなかった他業種の参入や

技術革新が業界の構造を一気に変革させてしまいます。

富士フィルムの最大の敵が電化製品の企業だと

20年前の人たちは誰が思ったでしょうか?

こういった業界の大変革が起こることもあれば、

ライバル企業の出現や新商品の投入、

消費者の嗜好の変化など、止めどなく市場は変化するので、

時代の流れに特化せず現状を良しとしていると、

市場から淘汰されてしまう可能性があるわけです。

思っている以上に、「外部環境」は恐ろしい流れで

変化しているのです。

ここで一つ、アメリカのGE(ゼネラル・エレクトリック)

を例に挙げてみます。

GEは、世界最大のコングロマリット(複合企業)であり、

売上高世界第二位のメーカーであります(時価総額

と純利益は、メーカーとしては世界最大)。

本社はアメリカ合衆国コネチカット州にあります。

また、アメリカの代表企業30社の平均株価である

ダウ平均株価の構成銘柄のうち、1896年の算出開始以来

唯一残存している企業であります。

逆にいえば、他の企業は、この100年の間に

アメリカの有力企業の座から落ちてしまっているのです。

100年前は鉄道や鉄鋼、農業の企業が多かったのですが、

市場変化と共にシェアが減っていってしまったのです。

それでも、GEは、取り扱う製品の内、

業界で1位、2位のシェアを維持することが存続条件であり

シェアが落ちたものは迅速に撤退するなど、

時代の流れに敏感であり、また適応する形で今日までやってきています。

GEは発足当初と現在の主力の商品が全く違います。

それは、外部環境の変化に合わせてきた結果です。

企業は、既存のビジネスが外部環境の変化により、

下降した時、テコ入れをして立て直すか、

あるいは撤退するか、見極めが非常に重要であります。

また、現状が安定しているからといって、今後も同様に

持続出来るかといったらそうではありません。

経済もこれだけ揺らいでいる時代ですから、不変的なこと

はないと思った方がいいかもしれません。

こういった現実がある限り、

私たちは暗に見過ごすことは出来ませんし、

常に敏感になり、アンテナを張り危機感を

持つことが必要だと思います。

周囲の変化に気付かず、

「いつの間にかシェアがなくなってしまった」

では、手遅れですよね。

また、周囲の環境に目を向けることも勿論大事ではありますが、

自社の分析も並行して行うことでより効果が得られると考えます。

その分析に一役買うのが、「SWOT分析」です。

「SWOT分析」とは、目標を達成するために意思決定を

必要としている組織や個人の、プロジェクトやベンチャー

ビジネスなどにおける

強み (Strengths)、弱み (Weaknesses)

機会 (Opportunities)、脅威 (Threats)

を評価するのに用いられる

戦略計画ツールの一つであります。

自社を分析することで、強みや弱みが見えてきて、

効果的に戦略に生かすことが出来るというわけです。

 

SWOT分析.jpg

         〈SWOT分析図〉

弊社も常に自社のSWOT分析は行っていますし、

必要があれば、クライアント様のSWOT分析も行います。

クライアント様の販促を支援するということは、

ただWEBサイトなどを作ればいいのではなく、

きちんと内部環境と外部環境の分析から行っていくことが重要です。

弊社は常に外部環境の変化も常に視野に入れながら

みなさまの販促のお手伝いをしていきたいと思っております。

お困りの際はいつでもお声をかけてくださいね。

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